授乳後すぐや授乳後少し時間が経ってから、おっぱい全体にビリビリと電流が走るような痛みをあなたも感じてませんか?
誰に話しても理解してもらえず、私だけが変なの…稀有な病気…などなど悩んでいるのではないでしょうか。
実は、私も全く同じ経験をして悩んでいました。
ビリビリ痛みを経験するのは、どうやら少数派らしく実母、姉、経産婦の友人に相談しても「何それ?私はそんなのなかった」と理解してもらえず(-_-;)
出産した病院の助産師さんに相談しても「???」
赤ちゃんが寝ている隙にネットで「おっぱい 痛み」で検索してみても、出てくるのは乳腺炎や乳頭裂傷などの記事ばかり…。
産後ノイローゼもあって、出口のないトンネルに入った気分でした。
光が見えたのは、乳児を育てる人が集まるサイトで、「私も同じようなことがあった!」という人を見つけた時!
そうです。授乳後の「おっぱいビリビリ」を経験しているのは、確かに少数派ではありますが、あなた1人でありませんよ!
結論を先に言うと、ビリビリの正体は母乳が作られている時の痛み!
今回は、授乳でピリピリ痛みに悩むあなたのために、原因と対処法を紹介しますね^^
まずは、原因から一緒に見ていきましょう!
ビリビリの正体は母乳が作られている痛み!
授乳後にでるビリビリ痛みは、母乳が作られることで生じる痛いです。
電流が走るような痛み、針で刺されるような痛み、カッターで何度も切り刻まれるような痛みが、脇の下の辺りからおっぱいの全体に走ります(;´Д`)
痛むのは、授乳して空っぽになり新たな母乳を作って蓄えようとする時。
なので授乳後すぐか、しばらく経ってからに痛みが出やすいのですね。
実は助産師さんでも知らない人がいるくらい、マイナーなトラブル!
しかし、病気や異常ではなく、体ががんばって母乳を作ろうとしているが故の痛みなので不安になる必要はありません。
不安はないと言え、あの痛みは少しでも早く何とかしたいですよね。
次にビリビリ痛みの対処法を見てみましょう!
授乳後のビリビリ痛みの対処法とは?
あとで詳しく解説しますが、ビリビリ痛を乳腺炎と間違える人が多いです。
私もネットで検索した結果に影響され乳腺炎かも??と思い、乳腺炎になりかけた時の処置「おっぱいを冷やす」を実行したのです…。
冷やした結果、ビリビリは大幅に悪化!体は疲れ切っているのに、寝れないほどの痛みが:(;゙゚’ω゚’):
それでも「乳腺炎は悪化させるとインフルエンザよりツライ」「最悪、手術して中の古い母乳を取り出すことも」なんて怖い記事に脅されていた私は、痛みを必死に堪え冷やし続けてしまいました。
それが逆効果だと気づいたのは、かなり後になってから…。
実はビリビリ痛みの正しい対処法は、乳腺炎の対処法とは真逆で「あたためる」です!
一ヶ月健診までは湯船はNGすが、湯船が解禁されればゆっくりつかったり、あたたかいシャワーを胸元に当ててあたためましょう。
生まれて数ヶ月は頻回授乳の為、ほぼ半裸で過ごした…なんてママの話もよく聞きます。
しかし、ビリビリした痛みがある場合は、ちゃんと服を着て冷やさないようにしましょう。
産後の体をいたわるためにも、靴下を履いたりあたたかい飲み物を飲んで、おっぱいだけじゃなく体全体を冷やさないように過ごしてくださいね。
ただし、痛みの正体が乳腺炎だったら悪化するので注意してください。
まずは乳腺炎ときちんと区別することがとても重要ですよ!
安心してください!徐々に治まってきます!
体が母乳を作るのに慣れてくるのか、ビリビリした痛みは徐々にマシになっていき、数ヶ月後にはほぼなくなります!
私も出産後3ヶ月頃から段々痛みが気にならなくなっていきましたよ。
9ヶ月になった頃には、くしゃみをしたりおっぱいに冷気が当たったりした時のみ、ピリッとした痛みが走るくらいです。
そして痛みが収まるのと反比例して、母乳の出は良くなっていきました^^
乳腺炎と間違えると危険!
乳腺炎と間違いやすいビリビリ痛み。チクチクした痛みだと表現する人もいます。
実は、助産師さんなどに「おっぱいがチクチク痛いんです!」と訴えると、80%乳腺炎の初期だと言われてしまいます(;゚Д゚)!
余談ですが私の場合、おっぱいを内側からと外側から無数の細い針で刺されまくっているような痛みでした。
「授乳 おっぱい 針で刺される」で検索したら、引っかかるのは見事に乳腺炎の記事ばかり…。
乳腺炎を経験したことのある人ならば、すぐに「これは乳腺炎の痛みとは違う!」とわかると思います。
しかし、乳腺炎の経験がない人が助産師さんに「乳腺炎よ」と言われると、多少違和感がありつつも「そっかー」と納得してしまうのではないでしょうか?
乳腺炎未経験者でもハッキリわかる乳腺炎との違いは、痛くなるタイミング!
乳腺炎のチクチクした痛みは、乳栓が乳管を通る時に感じるものなので、主に授乳の最中に痛みます。
それに対し、母乳が作られている痛みは、授乳後や授乳後少しの時間を空けて痛みが出るのです!
すぐに痛みの波が去ることもあれば、1時間ほど続く場合もあります。
また、乳腺炎の場合は文字通り炎症なので、おっぱいが熱を持っている感じになります。
しかし、母乳が作られている痛みは逆に、冷やしたり寒いところへ行くと痛みが悪化するのが特徴です。
さいごに
ビリビリした痛みは、体が母乳を作ろうとがんばっている証拠。
母乳育児をしているママの中でもこの痛みを感じる人は稀で、ツライほど痛い人はその中でもさらに一部。
身近に経験者がいなくて、痛みを理解してもらえないのは精神的にもツライですね…。
痛みのあまりに「もう母乳やめちゃおうかな・・・」なんてことが頭を過る時もあるかもしれません。
もちろん、あなたが笑顔で育児できるなら、それはそれでアリです!
しかし、母乳を作ろうとがんばっている痛みということは、母乳は出る体だと言えます。
お子様が成長した時に、「母乳がんばればよかったな」と後悔しない為に、あなたにとって最善な方法を選んでくださいね。
あなたと赤ちゃんが幸せな授乳タイムを過ごせるよう、心よりお祈りいたします!