指先の動きや握力が発達し、色々な物を上手に掴めるようになってくる生後5ヶ月〜6ヶ月頃。
この時期の赤ちゃんを観察していると、あることに気づきます。
それは、よく物を口に入れて噛むということ。
おもちゃを手にしては、お口に入れてカミカミ…。
タオルを掴んで、やっぱりカミカミ…。
あなたの赤ちゃんも、こんな行動をしていませんか?
赤ちゃんが物を口に入れて噛んだり吸ったりする姿が見られたら、そろそろ歯固めを使い始めて良い時期かも!
しかし、突然歯固めと言われても、
- でも、そもそも歯固めってなに?
- 使わないといけないの?
- いつから使い始めればいいの?
- どんなものを選べばいいの?
- おしゃぶりではダメ?
などなど、疑問でいっぱいになりますよね。
とりあえず、歯固めについて、いちから教えて欲しい!
そんなあなたのために、今回は歯固めを使う時期や選び方、おしゃぶりとの違いなどについて詳しくまとめてみました。
意外と知られていない歯固めの効果や、歯固めの代用品など、知っておくとちょっと得する情報も満載です♪
これを読んで正しい知識を身につけ、赤ちゃんの歯固めデビューをサポートしてあげましょう!
そもそも歯固めって一体なに?
「歯固め」とは何のためにあるのでしょうか。
私自身、ベビー用品店で「歯固め」と書かれた製品を見かけても、普通のおもちゃとの違いがイマイチ分かっていませんでした。
なんとなく、赤ちゃんが歯のために使うものという認識はあっても、どんな意味があるのか、なんのために使うのか、詳しくは分からないですよね?
そこでまずは、歯固めの役割、必要性を確認していきましょう!
歯茎の不快感を解消
歯が生え始める時期の赤ちゃんは、歯茎のむず痒さや軽い痛みなど、いつもと違う不快感を感じていることが多いです。
大人でも、個人差はあるものの親知らずが生えるときに、歯茎が痛かったり違和感を感じたりしますよね。
親知らず程は痛くないにしても、やはり歯茎から歯が生えてくるということは、赤ちゃんでも不快感があるものなのです。
そんなとき、歯固めを噛んで歯茎を刺激することにより、不快感を緩和することができます。
歯ぐずりの解消
歯ぐずりとは、歯が生え始める時期の赤ちゃんが、歯茎の不快感からぐずったり不機嫌になること。
歯ぐずりしているときは、赤ちゃんも辛いですが、それに付き合うママも大変ですよね。
歯固めを使って歯茎の不快感を緩和すれば、歯ぐずりを落ち着けることができ、赤ちゃんだけでなくあなたの負担も軽くなります。
噛む練習
産まれてから、ずっと母乳やミルクで育ってきた赤ちゃん。
まだ「噛む」という動きが上手にできません。
そのため、歯固めは、歯の不快感を和らげるためだけでなく、噛む練習にも役立ちます。
顎の発達促進
歯固めを噛むことによって、顎の発達が促され、しっかりと噛む力を身につけることができます。
また、顎が小さいと将来的に歯並びが悪くなりやすいと言われています。
歯固めにより小さいうちから顎を使って発達を促すことが、きれいな歯並びを形成するためにも大切です。
乳歯の発達促進
歯固めを噛むことにより、歯茎が程よくマッサージされます。
こうして歯茎がマッサージされることにより、これから生えてくる乳歯の形成を促す効果があると考えられています。
怪我の防止
歯がむず痒いと、中には自分の指を噛んでしまう赤ちゃんもいます。
歯が生えていないとはいえ、赤ちゃんの噛む力も侮れません。
自分の指を歯茎で噛んで、傷つけてしまう可能性もあるため、歯固めはそうした怪我の防止に役立ちます。
誤飲の防止
お口の不快感から、なんでも口に入れてしまう赤ちゃん。
小さなおもちゃなどを誤飲してしまうリスクが高まります。
歯固めを与えておくことで、手当り次第に物を口に入れて、誤飲する危険を回避することができます。
なるほど…、歯固めには、こんなにたくさんの役割があったんですね。
こうして歯固めの役割を詳しく見ていると、そろそろ赤ちゃんに歯固めを与えようかな?なんて気持ちになってきたのではないでしょうか。
それでは、歯固めはいつから使うのがベストなのか、使用する時期を確認していきましょう!
歯固めはいつから?
歯固めの役割と同様に気になるのが、使い始める時期ですね。
歯固めの使用は、歯が生えるときの歯茎の不快感を和らげるのがひとつの目的です。
そのため、使い始める時期は、歯が生え始める生後6ヶ月〜9ヶ月くらいが目安となります。
しかし、歯が生え始める時期は赤ちゃんによって様々。
早い赤ちゃんだと、生まれた時から生えている、なんてこともありますし、逆に1歳目前でやっと1本目の歯が生える赤ちゃんもいます。
そのため、「生後○ヶ月になったから」と使い始めるのではなく、赤ちゃんの発達に合わせて使用してあげることがベストです。
「でも、赤ちゃんの発達に合わせるって難しい!」
そうですよね。
では、歯固めが必要かどうか目安となる発達をいくつか挙げていきます。
あなたの赤ちゃんにも当てはまるものはないか、さっそくチェックしていきましょう!
- おもちゃやタオルをよく口に入れる
- 自分の手をよく口に入れる
- よだれの量が多くなった
- 突然、訳もなくくずることが増えた
- 授乳を嫌がる
- 授乳の際に乳首を噛むようになった
いかがですか?当てはまるものはあったでしょうか。
どの行動も、歯が生え始めるサインかもしれません。
上記のような様子がみられたら、歯固めの使用を考えてよいでしょう。
最近、謎のぐずりに悩まされていたのが、歯固めによってあっさり解消♪…なんてこともありますよ。
当てはまるものがあれば、試しに歯固めを購入するのもありですね!
歯固めを選び時の3つのポイントとは?
いざ歯固めを購入しよう、そう思っても、歯固めの種類は多種多様。
円形のものもあれば、棒状になっているもの、木でできているものからシリコンまで…
一体どれを選んだらいいのやら…と頭を抱えてしまいます。
そこで、歯固めを選ぶときのポイントをまとめてみました。
歯固め選びで絶対に押さえておきたいポイントは、3つ!
それが、これ!
- 洗えるものを選ぶ
- シンプルなものを選ぶ
- 原材料・素材を確認する
この3つが、確実に押さえておきたいポイントです。
それでは、それぞれのポイントを詳しく解説していきますね。
洗えるものを選ぶ
赤ちゃんが口にいれる歯固め。
当然ですが、洗ったり、定期的に消毒する必要があります。
外出先で、うっかり床や地面に落としてしまった…なんてときも、すぐに洗いたいですよね。
しかし、歯固めの中には、水洗いNGのものだったり、加熱ができないものなど、清潔を保つのが難しいものがあります。
購入前に、パッケージの表示をきちんと確認し、どんな洗い方ができるのかをチェックするようにしましょう。
シンプルなものを選ぶ
最近では、デザインが可愛い歯固めがたくさん販売されています。
ついつい可愛くて凝ったデザインのものを購入したくなりますが、実際に使うには、シンプルなデザインのものがオススメです。
なぜかというと、凝ったデザインのものは、隙間に汚れが溜まりやすく、清潔を保つのが難しいから。
凹凸が多かったり、付属品がぶら下がっているようなものは、軽く洗っただけでは汚れが落ちず、綺麗にするのに時間がかかります。
せっかく歯固めを買っても、管理が大変になっては意味がありません。
見た目に惑わされず、シンプルで使いやすいものを選びましょう。
原材料・素材を確認する
基本的に、日本の大手メーカーが販売しているような歯固めは、赤ちゃんの体に害があるような素材は使用されていません。
しかし、中には、口に入れることで健康被害を起こす可能性のある物を原材料として使っている歯固めもあるようです。
その、気をつけたい原材料が、【フタル酸エステル】です。
製品に弾力をつけるために使われることが多く、塩化ビニール素材のものにはフタル酸エステルが含まれている可能性があります。
フタル酸エステルは、過剰摂取してしまうと、内蔵の機能に影響を及ぼす可能性があると考えられています。
海外からの輸入製品を選ぶときには、安全規格をクリアしているものを選ぶと良いですね。
また、塗料が多い歯固めもおすすめできません。
赤ちゃんが噛んでいるうちに、塗料が剥がれて飲み込んでしまう可能性があるからです。
数ある歯固めの中から適切なものを選ぶときには、こんなことに注意しましょう。
ちなみに、私が使ってみて良かった歯固めはこちら↓
【全商品14倍】【メール便送料無料】 スマートマム Teething Bling 歯固めジュエリー 歯固め/ベビー/シリコン製/ネックレス/ペンダント【ナチュラルリビング】
|
海外製ですが、いくつかの安全規格に合格していて、シンプル、清潔と全ての基準をクリアしています。
さらに、外出時や抱っこの時に使いやすく重宝しましたよ^^
あなたも、衛生面や安全面を考慮した上で、赤ちゃんの好みに合わせた歯固めを選んであげてくださいね♪
歯固めは代用できるのか?
さて、歯固めの役割から、選び方までを詳しく見てきましたが、歯固めを使いたくてもすぐに用意できない…そんなこともあるのではないでしょうか。
赤ちゃんが小さいうちは、買い物に連れて行くのも一苦労。
これを読んだからといって、さぁ今すぐ歯固めを買いに行こう!というわけにも行きませんよね。
「何か代用できるものがあればなぁ」と思ったあなた!
実は、自宅にある、《ある物》を使えば、簡単に歯固めの代用ができちゃうんです♪
その《ある物》とは…ズバリ、《タオル》!
では、どうやってタオルで代用するのか、詳しくご説明していきますね。
大きさは小さくてかまいません。
適したタオルがなければ、ガーゼでも大丈夫です。
用意したタオル又はガーゼを、水で冷やします。
夏場など、冷えにくいときは冷蔵庫に少しの間入れて冷やしても良いですが、キンキンにしてしまうと赤ちゃんがびっくりしてしまうので冷やしすぎないように気をつけましょう。
程よく冷やしたところで、タオルをママの指に巻きつけ、その指で赤ちゃんの歯茎を軽くこすってマッサージしてあげます。
これで、歯固めの代用となります!
この通り、家にあるもので、簡単に代用できちゃいます♪
赤ちゃんが歯ぐずりでグズグズして困っている、でも、今すぐ歯固めは用意できない、そんな時にこの方法が使えますよ!
もし、赤ちゃん用のシリコン歯ブラシが自宅にありましたら、それで歯茎を軽くこすってマッサージしてもOKです。
ただし、いずれの場合も、強くこすると歯茎を傷つけてしまいますので、力を入れ過ぎないよう気をつけてください。
また、【おしゃぶりでは代用できないか?】という声を耳にすることが良くありますが、おしゃぶりを歯固めの代わりに使うのはNGです。
おしゃぶりは、吸うためのものなので、柔らかくできています。
そのため、赤ちゃんに噛ませても、歯固めとしての役割を果たせないだけでなく、先の方が切れて誤飲してしまう危険性があり、大変危険です!
用途が違いますので、代用するのは避けましょう。
赤ちゃんの口に入れるものは、安心安全が1番です。
歯固めの代わりに…と、むやみに物を与えないよう気をつけましょう!
まとめ
いかがでしたか?
今回は、歯固めの役割から、使う時期や選び方などを詳しくご紹介しましたが、参考にしていただけたでしょうか?
歯が生える時期の不快感を和らげたり、顎の発達を促したりと、歯固めの役割・効果は様々です。
赤ちゃんの成長に欠かせない、まさに必須アイテムですね。
歯固めを購入する際には、実際に手に取って、あなたの目で見て、赤ちゃんに1番良いと思えるものを選んであげてくださいね♪