赤ちゃんがまだ胎内にいた時、あなたから栄養をもらう重要な器官だったへその緒

出産直後に切られた後の赤ちゃんのおへそは、
適切な手入れが必要になります。

しかし、へその緒は、大人にはないものだから、
最初は触れるのもちょっと怖かったり…(-_-;)

入院中は看護師さんがケアをしてくれますが、
退院後は、あなたの大切な仕事のひとつです。

そこで今回は、へその緒の手入れと、
へその緒がとれた後の赤ちゃんのおへその手入れ
についてご紹介します!


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へその緒とは一体なに?

胎児がママから栄養をもらう為の器官、へその緒。

その名前からか、赤ちゃんのおへそとママのおへそを繋いでいるのだと
思っている人も多いようです。しかし、実はこれ、勘違い!

実は、へその緒は赤ちゃんのおへそとママの胎盤と繋がっています


ちなみに、へその緒の長さは約50センチあり、意外と長いです。

胎児側は生まれた時に、体から2、3cmのところで医師の手によって切断されます。

では、残りの47cmはどこに行くのでしょうか?


もし、ママのおへその裏側についていたとしたら、
47cmのへその緒がママのお腹の中でブラーンと取り残されることになります。

しかし、胎盤は出産後に体外へ排出されるので、
その時に47cmのへその緒も同時に排出されるわけですね。


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へその緒のケア方法とは?

赤ちゃん側にくっついたままの約3cmのへその緒は、
切断後、しっかりと消毒されてくくられます。

昔はへその緒の切り方が下手だと、でべそになる
なんて言われていましたが、現在は否定されています。

もし赤ちゃん側に残ったへその緒が他の赤ちゃんより長く感じても、
それで赤ちゃんがでべそになるということはないので、安心してくださいね^^


くくられたへその緒は、徐々に黒く変色し、干しぶどうのような見た目になり、
出産後およそ2~3週間でポロリととれます。

これには個人差があって、早い赤ちゃんなら、出産後2~3日目のまだ入院中にとれたりしますし、
1ヶ月検診の頃になっても、まだとれないなんて赤ちゃんもいますね。

なかなかとれなくても、焦って無理やり取る必要はありませんので、
自然に取れるのを、ゆっくり待ちましょう(*^-^*)


ちなみに、赤ちゃんのおへその手入れ方法は、
産婦人科によって多少意見が異なるようです。

昔は、感染症を防ぐ為、とにかく消毒!消毒!だったものが、
最近では空気に当てて乾燥させておけばよいという方へシフトしつつあります。

  • 消毒する場合
  • 沐浴後の肌が柔らかくなっている時に、綿棒にアルコールをつけ、赤ちゃんのおへそに優しくつけてあげてください。

    最近では、あまり1日何度も消毒するように指導する産院は多くないようですが、1日数回消毒する場合は、オムツ替えや着替えのタイミングでやってあげるといいですね。

    消毒後は、アルコールが乾くまで、自然乾燥させます。すぐにオムツを履かせてしまうと、乾きにくくなってしまうので、おへそをさらしたまま、しばらくの時間待ちましょう。

  • 自然乾燥の場合
  • 沐浴後はもちろん、それ以外の時でも、なるべくおへそをさらして空気に触れさせるようにします。

    とはいえ、寒い時期などはおなかを長時間出しっぱなしにしていると冷えてしまうので、できればこまめに短時間を1日数回繰り返すようにしましょう。



へその緒について分かったところで、
次はいよいよ赤ちゃんのおへそのお手入れについて、見てみましょう!


赤ちゃんのへそ

へその緒がとれた後のおへそのお手入れ!

へその緒が取れた後、へその緒があった部分はデリケートなので、
バイキンや感染症への注意が必要です。

基本的には、へその緒が取れた後でも、おへそが完全に乾燥するまで、
消毒や自然乾燥は引き続き継続します。


あまり神経質になる必要はありませんが、

  • 膿み
  • 強い悪臭
  • ただれ
  • 分泌物

赤ちゃんのおへそがこの様な状態になった時は、小児科医に相談しましょう。


ただジュクジュクと湿っているだけなら問題はないのですが、
黄色い分泌物(膿み)が出ていたり、嫌なニオイがしたり、
おへそが赤くただれたりしている場合は、感染症の可能性があります。

また、おへその周りが少しふっくらとして、少量の分泌物が出続ける場合は、臍
肉芽種の可能性があるので、いずれの場合も、小児科へ受診してください。


ちなみに、消毒時など、出血することがあります。

血が出るとびっくりしてしまいますが、少量の出血ならよくあることなので、
大量または長期的に出血しているのでなければ、様子をみてくださいね。


まとめ

初めての赤ちゃんのお世話はわからないことだらけですよね!

大人なら平気だけど、子供の場合はどうすればいい?
なんて悩むことは、子供が中学生になるまで続きます。

自分自身が一回通ってきた道のはずですが、
大人になるとスッカリ忘れてしまうものですね。


近くに頼れる実母や先輩ママがいれば安心ですが、
いない場合は、子育てについて1人で悩んでしまうことも…

けれど、現在は身内やともだちの他にも、地元の保健師さんやママのSOSコールなど、
頼れるサービスがたくさんあります。

そういったサービスを活用するのは、決して悪いことではありません。

あなたが笑顔で赤ちゃんのお世話ができるように、
心配事は早めに調べたり、相談したりしておきたいですね!


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