妊娠して、食生活を変えなければならない上で、
ママが結構しんどいと思う事……。
いろいろあるけれども、
中でも「カフェインの摂取制限」は大きいのでは?
コーヒー、紅茶、緑茶に抹茶、烏龍茶やほうじ茶、
ココアにコーラに、栄養ドリンクなど、
多くの飲み物に、カフェインが含まれています。
「1日1杯程度なら大丈夫!」
とは言われますが、
妊娠前まで1日何杯も飲んでいた人にとっては、
それでも、相当大変なはず(;´д`)
そこで今回は、妊娠中にカフェインが与える影響について、
まとめましたので、ご紹介しますね!
紅茶大好きな私が、妊娠中に飲まなくなった理由が分かりますので、
カフェインを取りたいあなたも、一緒に見ていきましょう!
赤ちゃんとママへのカフェインの影響
では、そもそもなんで、妊娠中にカフェインをとるといけないんでしょうか?
気分をリフレッシュしたり、目をぱっちり覚ませたりするのに
効果的なカフェイン。
仕事の休憩時間や、
ティータイムには欠かせないですよね!
しかし、あなたをギンギンするだけでなく、
実は、お腹の赤ちゃんもギンギンにしちゃいます(;´д`)
言うまでもなく、ママが摂った食品の成分は、
そのまま赤ちゃんに、影響します。
しかも、カフェインの分解は、肝臓や腎臓の発達が未熟な赤ちゃんにとって、
大人より、はるかに負担がかかります((((;゚Д゚))))
どうしても排出しきれなくて、
体内に長期間残る事になり、眠れなくてイライラ!
という状況になったら、可哀想ですよね。
他に危険性はあるの?
低出生体重児の原因になるという説もあります。
カフェインは、血流を促進させる効果があるものの、
利尿作用もあって結果的に体が冷えます。
そうなると、胎盤の血流が減少して、
酸素や栄養がうまく赤ちゃんのところまで届かず、
低体重などの発達障害につながる可能性が、出てくるというわけです。
因果関係が、はっきりと証明されたわけではありませんが、
もしものことを考えたら、
やはり、カフェインは控えたほうがいいですよね。
また、妊娠中のママの体にも、
カフェインの悪影響はあります。
妊娠中は、普段より多めに摂るべき「カルシウム」や「鉄分」。
カフェインは、カルシウムを尿と一緒に大量に排出したり、
鉄分の吸収を妨げたりしてしまうのです(;゚Д゚)!
食品やサプリで、カルシウムと鉄分を摂ろうと心がけても、
吸収されなくなってしまったら台無しですね。
私も妊娠中、カルシウムが足りないせいで足がつったり、
鉄分不足で貧血になったり、マイナートラブルに悩みました。
赤ちゃんが栄養を摂ろうとするのを、
ママに止めることはできません。
自分の体調管理のためにも、カフェイン中毒の人は見直してくださいね!
カフェインと上手に付き合うには?
とはいえ、上記の症状は、大量のカフェイン摂取によるもの。
1日数杯程度なら、
それほど大きな問題にはなりません^^
研究の結果としても、「1日あたりコーヒー1杯(カフェイン100mg)の摂取」
を続けることにはまず問題がなく、
「2、3杯(カフェイン 200~300mg)の摂取」も影響はないとされています。
世界保健機関 (WHO)では、1日あたりコーヒー3杯、
イギリス食品基準局では、1日コーヒー2杯にあたる、
カフェインが指標になっています。
実際の許容範囲は明らかになっていませんが、
どの研究でも、カフェインを摂取している量が多い人ほど、
流産・死産率が高いという報告があります。
ですから、1日100㎎以内のカフェイン摂取なら、
まず安心と言って良いと思います。
ちなみに、いきなりコーヒーやお茶、
チョコやコーラを100%やめてしまうのは、
逆にストレスになって、赤ちゃんに悪影響になります。
では、代用できるものはある?
かなりのカフェインを含んでいます。
それでも、「やっぱりコーヒー好き!」「お茶は命!」という人は、
ノンカフェインのコーヒーやお茶を選びましょう!
タンポポの根からできる「たんぽぽコーヒー」、
カフェインフリーのコーラなど、最近はいろいろ出ています。
紅茶や緑茶など、お茶好きの人は、ハーブティーや健康茶にシフトして。
麦茶や杜仲茶、黒豆茶やタンポポ茶は
カフェインフリーなので安心です!
ホットで飲むと、体も温まって妊婦さんに優しいですよ。
ただし、ハーブティーは、妊婦が控えたほうがいいものもあるので、
注意書きなどを見て、事前に確認をしてくださいね。
あとは、
カモミールやローズヒップティー、ルイボスティーがオススメ。
ビタミンが摂れたり、
利尿作用でむくみや便秘を解消したりする作用もありますよ。
体の状況に応じて、いろいろな飲み物で水分をきちんと摂りましょう!
カフェイン制限生活は意外と長い!
「コーヒーも紅茶も好きだけど、出産するまでの我慢だわ!」
と思っているママはいませんか?
実は、カフェインは母乳にも影響します。
母乳で育てようと考えているなら、
低カフェインライフはまだ続くと覚悟しましょう!
先述のとおり、カフェインは覚醒・興奮作用があります。
妊娠中の反動で、過剰摂取するようなことがあれば、
赤ちゃんは落ち着かなくて、ヒステリックにぐずったり、
夜泣きが続いたりしてしまうことも((((;゚Д゚))))
卒乳までは、引き続きカフェイン摂取は、
少なめを心がけましょう。
まとめ
いかがでしたか?
妊娠中のカフェインに関しては、
まだまだ研究の途中です。
今後の報告に要注目です!
それまでは念のために、
カフェインを抑えつつきっちり水分をとる、
地道な努力をしましょう!