「同時接種って、リスクはないの?」
出産後、母子手帳を見て、
子供に受けさせる予防接種の数と種類の多さに、
びっくりしたお母さんも多いのでは?
しかも、「不活化」「生」とか、「定期」「任意」・・・、
まったく耳慣れない言葉が並びますΣ(゚д゚lll)
インターネットでは、
「おすすめの予防接種スケジュールが一目で分かるカレンダー」
なるものがあるくらいの多さですね。
しかも、そのスケジュールを見てみると、
1度に5種類の注射を打つことになっていたりして、
「それってどうなんだろう・・・?」
と、ふと思ってしまいました。
確かに、スムーズに、漏れなく予防接種を終わらせるためには、
同時接種は欠かせません!
でも、
- 同時接種することにリスクはないのかな?
- 何種類までなら同時接種していいんだろう?
- そもそも、同時接種せずに、予防接種を進める方法はないのか?
などなど、疑問が残ります。
そこで今回は、ワクチンで防げる病気から子供を守るため!に、
予防接種の同時接種のリスクについて、調べに調べ尽くた結果、
分かった事がたくさんあったので、ご紹介します!
まずは、次からの章で、
予防接種に関する正しい知識を、身に付けましょう^^
予防接種の種類とは?
「定期接種ワクチンだけなら、
同時接種せずに進められるけど・・・」
予防接種できるワクチンの一覧を見ると、
「定期接種」と「任意接種」の2種類があります。
- 定期接種とは?
- 任意接種とは?
基本的に費用はかからず、
「義務」ではありませんが、「受けることが望ましい」
と、国が指定したワクチンです。
基本的に有料ですが、自治体によっては助成が出るものもあり、
受けさせるかどうかは、親の考え方次第。
ですが、任意接種の中にも、乳児がかかると、
重篤な症状を引き起こす病気を、防げるワクチンがあります。
任意接種だから受けなくてもいい!ということではありませんし、
定期接種に比べてどうでもいい!ということでもないのです。
ちなみに、子供が1歳になるまでに受けられる予防接種は、
「定期接種」ワクチンだけなら、2種類ですが、
「任意接種」ワクチンも含めると、6種類にもなります!
また、それぞれ2回目・3回目の追加接種を行わなければならないので、
すべての回数を数えてみたら、1年間でなんと16回(;゚Д゚)!
ワクチンの中には、1回打つと、
次の予防接種まで4週間以上空けないといけないものもあるので、
現実的には、同時接種なしで、手厚く予防接種を受けさせることは不可能!
ということになります。
では、同時接種にリスクはないのでしょうか?
同時接種にリスクはないの?
結論から言えば、同時接種の最大のリスクは、
子供が大泣きすること!
ぐらいです!
リスクがないことの説明をする前に、
なぜ、同時接種は危険?
と、思われているのでしょうか。
それは、過去に、
「予防接種後の子供の死亡と、同時接種が関係しているのではないか?」
と言われたことがあるからです!
このことで、一時期同時接種を中止したり、
その後も、敬遠する人がいたのですが、あとで、因果関係がないことが分かっています!
今では、国が定期接種に指定するワクチンのひとつに、
「四種混合」ワクチン、というものがあることからも、明らかなように、
同時接種だから危険!ということはないんですね。
小児科でも、複数のワクチンをずらして注射することで、
どのワクチンから、副反応が起こったか分かるようにする工夫をしているそうですよ。
同時接種は1回に何種類までOK?
その昔、私は、「同時接種」という言葉から、
複数のワクチンを1本に混ぜて、1本の注射器で打ってくれるんだ!
と、思っていたんですが、・・・違うんです!
たとえば、
「四種混合」「小児用肺炎球菌」「ヒブ」の3種類を、
同時接種する場合、針は、ばっちり3本刺すのです((((;゚Д゚))))
大人だって、1日に3本も注射されるのは嫌ですよね・・・。
小さな子供なら尚のこと。
なので、注射に連れていくお母さんとしては、
心が痛むかもしれませんが、
同時接種の本数に、特に制限はないのだそうです。
むしろ、同時接種を避けて、
必要な予防接種を打つタイミングを、逃してしまう事のほうが問題!
というのが、現在の一般的な考え方になっています。
予定していた日に、熱を出したり、
予定通りに行かないことも考えられますので、
同時接種をしてでも、少し余裕のある計画を立てた方が良さそうです。
・・・さすがに、一度に3本は可哀想な気がしますが(^_^;)