先日、3歳の長女が風邪をひきました。
妙におとなしくて、体温が高いと思ったら、
園で、流行中のヘルパンギーナが感染ったようで、
嘔吐や食欲不振などの症状が((((;゚Д゚))))
数日であっさり治りましたが、
印象的だったのが、頭を抱えてうずくまること。
眠いのかだるいのかと、最初は思いましたが、
今思えば、あれは頭痛の症状だったようです!
小さい子供は、症状を訴える事が困難な場合もあり、
また、訴えられても、単なる風邪ならいいのですが、
ごくまれに、重症な病気の前兆である頭痛だったりします。
案外侮れないのが、子供の頭痛・・・。
そこで今回は、どんな病気の可能性があるのか、
子供が頭痛の原因についてご紹介します!
症状を訴えてきたら、チェックしてくださいね!
風邪やインフルエンザが原因?
子供に「頭が痛い」と言われたら、
誰もが心配して、慌ててしまうと思います。
しかし、風邪の初期症状なら、
慌てないで、落ち着いて対処しましょう!
園や学校などで、風邪やインフルエンザが流行っているようなら、
まず疑ってみてください。
頭痛のほか、鼻水や咳、発熱などの症状が出ているようなら、
ほぼ、風邪が原因でしょう!
すぐに、小児科や内科へ連れて行って、
受診してくださいね。
実際、子供の頭痛のほとんどは、風邪によるものと言われてます。
またインフルエンザは、
鼻水・咳・高熱に加えて、筋肉や関節の痛みなどが特徴です。
風邪と同様に、医師の診察を受けましょう。
とにかく、頭痛を訴えられたら、
- 他の症状の確認!
- 水分はとっているか?
- 食欲はあるか?
- 便やおしっこに異常はないか?
など、
子供の状況を、よく見てあげてくださいね!
脳の病気の可能性はあるの?
鼻水や咳、発熱以外に、
激しい嘔吐やめまい、けいれんや意識障害などの症状が出たら、
万が一の可能性として、重い病気の兆候である可能性もありえます。
何を隠そう、実は、私も経験者です(;´д`)
5歳の時に、頭が痛いと言って小児科に行ったら、
すぐに「髄膜炎」と診断されて、総合病院に1ヶ月入院しました。
髄膜炎は、インフルエンザ菌や肺炎球菌などのウィルスが
血管を通って髄膜に達し、炎症を起こす病気です。
首のところが硬くこわばるので、
小児科の先生もすぐにわかったようです。
比較的多い病気らしいのですが、
後遺症が残ったり、最悪の場合は死に至ったりする
恐ろしい病気と、後で知りました。
(後遺症がなくてよかった(´▽`) ホッ)
脳にウィルスや細菌が入って炎症を起こすという点では、
似たような病気に、「脳炎」が挙げられます。
頭痛に加えて嘔吐や発熱、
意識障害が出た場合は、可能性があります。
日本脳炎が有名ですが、風疹や麻疹などによる脳炎も出ています。
数は少ないですが、
「脳腫瘍」「くも膜下出血」も、
発生する可能性はゼロとは言い切れません。
体が麻痺したり、めまいが生じたり、視界が暗くなったり、
遊んでいる時に転落・頭部打撲があったという場合は、要注意です。
中には子供に自覚症状がない(時間がかかる)こともあるので、
様子をよく見ていてください。
くも膜下出血まではいかなくても、
頭を打って意識がなかったり、吐き気があったりする場合は、
すぐに、脳神経外科などを受診しましょう。
そのほかの病気・生活習慣が原因の頭痛も
子供の頭痛の原因は、
他の病気に伴う症状の一つということもあります。
大人なら、具体的にどう痛いのか言えますが、
子供の表現力では、
「あたまいたい」
が精一杯だったりします。
そのため、風邪や脳炎以外の、意外な症状が発覚したりします。
順番に見ていきましょう!
中耳炎
代表的なものが「中耳炎」です。
中耳炎は、もちろん頭の病気ではありませんが、
子供の場合、耳の奥のもやもやを頭痛と言うことがあるのです(;゚Д゚)!
しかし、たかが中耳炎と侮ってはいけません。
中耳炎はウィルス感染が原因なので、
脳まで感染が進むと髄膜炎になる可能性も、まれにあります。
テレビの音が聞こえなかったり、
耳をしきりに触ったりしていたら注意しましょう!
そして、耳だけでなく、鼻の病気も頭痛につながります。
副鼻腔炎
鼻の奥にある副鼻腔で慢性の炎症が起こる、
「副鼻腔炎」の場合です。
蓄膿症という名前の方がメジャーでしょうか。
鼻水や頭痛なら風邪だと思うかもしれませんが、
いつまでも止まらないのであれば、副鼻腔炎を疑ってみましょう。
風邪のあとにかかるケースもありますよ!
偏頭痛
さらに、子供の頭痛は、
「偏頭痛」の可能性も比較的高いとされます。
原因ははっきりわかりませんが、
頭のサイドが痛む偏頭痛は、多くの人が発症しているので
子供がなってもおかしくないという状況です
ただし子供の偏頭痛は、嘔吐や下痢をともなうことがあったり、
短時間で痛みが治まったりと、
大人の偏頭痛とは違う特徴があります。
子供の偏頭痛の場合は、休養が第一です。長引くようなら、医師に相談も。
緊張型頭痛
偏頭痛とよくセットにされる「緊張型頭痛」も、
近年子供に増えているそうです。
これは肩コリからくるものですが、
長時間ゲームやインターネットをして同じ姿勢を続けていると、
血流が悪くなって頭痛につながります。
このような場合は、当然ゲームなどをしすぎないように
生活を改善する必要が出てきます。
睡眠不足や眼精疲労なども、原因になりえます。
緊張型頭痛が起こる原因としては、
- 学校や園に行きたくない
- 家庭環境や友人関係でストレスを感じている
など、精神的なことも挙げられます。
ストレスで体調不良になるのは、
大人も子供も同じですね^^
その場合は、原因について子供の話をよく聞いてあげてくださいね!
視力の低下
他にも、目が悪くなっているなどの症状も考えられます。
私自身(大人になってからですが)、
頭痛がひどく、市販の頭痛薬も効きませんでした。
しかしある日、メガネが壊れたのを機に交換したら、
長年のうちに度が変わっていたことが分かり、
レンズを合わせたら、頭痛が緩和されました。
まとめ
いかがでしたか?
一言で頭痛といっても、
かなりいろいろな症状が、考えられますね(;゚Д゚)!
子供の頭痛を、「気のせい」「そのうち治る」と
簡単に考えてはいけません。
まずは、
- どう頭痛がするのか?
- 頭痛の他にあらわれている症状はあるか?
など、きちんと様子を見るようにしましょう!
必要なら早めに病院へ連れて行ってください。
私が発症した髄膜炎も、
当時年長組だったので、すぐに痛みを訴えられましたが、
発見が遅れたら重症化していた危険があります。
大人でも辛い頭痛、
早くお子さんの原因が解明されて、痛みが緩和されますように。。。