保育園幼稚園ママにとって、悩みの一つなのが、園での集団感染。
入園したての春の感染ラッシュが終わったと思えば、
次に来るのが、プールでの感染が多い「夏の感染症」ですよね。
今日お伝えしたいのは、夏の感染症の一つでもある「りんご病」について!
りんご病は、ここ数年は流行が下火になっていて、
それ故に、病気についてあまり良く知らないという人も多いかもしれません。
水疱瘡などと同様、子供自体は重症化することがまずない病気。
むしろ気を付けなければならないのは、あなたの方かもしれませんΣ(゚д゚lll)
そこで今回は、りんご病の子供の症状から本当の怖さまでご紹介します!
これを機に、りんご病についての理解を深めてくださいね。
子供のりんご病の症状とは?
りんご病の代表的な症状といえば、「ほっぺたが赤くなる」ですよね。
顔の中心よりの頬に、「紅斑」と言われる発疹ができます。
さらに、手足にも斑ら模様の発疹が見られます。
また、特効薬はないため、痒み止めなどで、対処していく対処療法が一般的。
発疹は約2週間ほどで消え、発疹中は感染力が弱いため、
外出なども特に制限はありません。
ただ、皮膚を刺激から守るためにも、
直射日光に当たるところや、プールなどは避けた方がいいですね。
と、このように比較的症状の軽い「りんご病」。
厄介なのは、この分かりやすい症状が見られた時点では、
すでに感染力の強い時期は終わってしまっている、というところです。
次章では、感染力の強い時期や、りんご病の盲点についてお伝えします。
りんご病の厄介なところが知りたい!
りんご病の最も感染力が強い時期は、実は発疹が現れる1週間〜10日前です。
この時期は、微熱や咳といった風邪症状が出ています。
ただ、その症状も軽く、他の目立った症状もない為、
その時点では夏風邪と見なされてしまうことも…。
なので、知らない間に周囲に移してしまう心配の大きい病気!
また、りんご病に一番かかりやすい年齢は、3〜12歳。
そうなんです、ちょうど、集団生活真っ最中の子供たちがかかりやすいんです(;´Д`)
また、感染力の強い時期を見逃しやすいことで、
年によっては大流行を招いてしまう恐れのある病気なんですね。
ただ、症状も軽めで、一度掛かると免疫がつくことが多いこともあって、
子供にとっては、そう深刻ではない病気であることも事実。
子供が感染してきて困るのは、むしろ大人の方で、
特に下のお子さんを妊娠中の女性は要注意!
風疹同様に、りんご病が妊婦さんにとって良くないという話、
聞いたことのある人も多いのではないでしょうか。
最後に、妊婦さんがりんご病にかかった場合の危険性について見てみましょう!
妊娠中の女性が感染した場合の危険性とは?
りんご病の怖いところは、母子感染するところ(;゚Д゚)!
妊娠中、特に初期の段階で感染すると、胎児が深刻な貧血状態になり、
流産してしまったり、「胎児水腫」という病気を引き起こすことも…。
胎児水腫は、胎児の身体にむくみが生じ、血液が上手く回らなくなる状態。
一度陥ると回復は難しく、死産することも多い病気です。
原因がりんご病とわかれば、胎児治療するという方法もありますが、
何よりも感染しないことが一番大切!
妊婦にとっては、風疹も怖い病気ですが、予防接種のないりんご病も、
同様に注意しなくてはならない病気ですね。
大人の場合、発疹や微熱なども無症状ということも多いと言いますから、尚更厄介(-_-;)
下のお子さんを妊娠中の人は、上のお子さんのりんご病に敏感になり過ぎるくらいでいいと思いますよ!
夏風邪をひきやすい時期ですが、子供の咳に注意したり、
小児科へはマスクを着用していくなど、病気を貰わないよう、
日ごろから気をつけることが大切ですね^^
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、りんご病についてお伝えしました。
深刻な面もお伝えしましたが、りんご病自体は、水疱瘡などに比べ、
ウィルスの感染力が低いため感染力の弱い病気です。
また、大人に感染することも稀なケースです。
基本的なことを気をつけていれば、防げる病気ですので、
親子共にもう一度、集団生活での過ごし方などを見直してみてくださいね。