「いくつになったら、おねしょしなくなるの…」
小さい子供なら「そんなこともあるよね。」で済まされてしまうことでも、
大きくなればなるほど、心配になってきますよね。
ましてや小学生になってまで、おねしょが続くと、
本人はもちろん、親も恥ずかしくて誰にも相談できずに、
一人で悶々と考え込んでしまう事も…。
ちなみに、大きくなってからのおねしょは、
正確に言うと、「おねしょ」ではなく「夜尿症」と言います。
大きくなって…といっても個人差がありますので、
具体的に何歳からとはっきり言うことはできませんが、
目安としては小学校に入ってから。6歳以降でしょうか。
その年齢の子供のおねしょは、
場合によっては医療機関での受診が必要な場合もあります。
しかし、だからと言って「じゃ、すぐにでも病院行かなきゃ!」と焦らないでくださいね(*^_^*)
まずは、自分達でできることから考えてみましょう。
という事で今回は、子供のおねしょの原因と対策についてご紹介します!
そもそも、どうしておねしょしてしまうの?
子供がおねしょをするのには、ちゃんと原因があります!
最も影響があるのは、膀胱の機能です。
夜間に膀胱で作られる尿の量が多すぎると、
それが溢れ出ておねしょという結果になってしまいます。
ただ、本来ならその機能が安定してくるのが、5歳頃。
膀胱の機能が安定するのも、体の成長と同じく個人差はありますが、
安定してくると、自然とおねしょをしなくなります。
しかし、おねしょの原因はそれだけではありません。
機能は十分に発達していても、本人が何かしらのストレスを感じていると、
おねしょをしてしまうことが(;´Д`)
子供は大人が思っているよりも敏感です。
大人が「そんなことで!?」と思うことでも、ストレスに感じていることがあります。
本人が自覚してないこともありますし、おねしょを心配していたけれども、
本当の問題は別にあって、おねしょがその問題のSOSだったということもあるでしょう。
おねしょ対策はどうすればいいの?
心配になるお気持ちはよくわかりますが、焦らないのが一番!
焦ってしまうと、どうしても子供に対する言葉や態度が強くなりがちで、
それがまた、子供にストレスを与えてしまうと言う結果に…
おねしょをしても怒らず、
「気にしないで!」と優しく声をかけてあげてください。
親も忍耐が必要かもしれません。でも、一番気にしているのは本人です!
しかし、忍耐と言われても、
「じゃ、何もせずじっと待つしかないの?」
とやきもきしてしまいますよね。分かりますよ(*^_^*)
もちろん、親にもできることがいくつかあります!
ご紹介しますね。
- 食事は塩分を控えたものにする
- 身体を冷やさないようにする
- 寝る前は必ずトイレへ!
夜の水分は少なめにすることです。塩分の多い食事は喉が渇く原因になります。
水分を取れば取るほどトイレが近くなること、これは大人でも同じですね。
また、これも誰でもそうだと思いますが、
寒い時は水分に関係なくトイレが近くなります。
起きている間も体を冷やしすぎるのは良くないですが、
特に寝ている間の部屋の温度調節も、気にかけてみて下さい。
きっとこれは、既に実行されている方も多いですよね。
でも、これが最も効果的な方法です!
それでもおねしょをしてしまうから、夜にもう一度起こしてトイレへ連れて行ってます。
という話もよく耳にしますが、夜中に寝ている子を起こしてトイレへ連れていくことは、
ホルモンの分泌を妨げるため、逆効果となりますのでやめてくださいね。
まとめ
体がある程度成長している小学生の子供がおねしょをしてしまうのは、
やはり、体の成長よりも精神的な面が気になります。
まずは心のケアから始めてみてはいかがでしょうか。
繰り返しになりますが一番気にしているのは本人で、
「どうしよう…」「僕(私)はもう○歳なのに…」
と本人が焦ってしまうのが1番良くないですよね。
意外と、「全然気にすることじゃないよ!」「たまにはこんなこともあるよね。」
という優しい声掛けや
「おねしょをしないおまじないをしてあげる!」と暗示にかけることで、
ピタリとおねしょをしなくなったという子もいます。
家庭でできることから始め、年に数回失敗してしまう、
ということであれば、様子を見ても構わないでしょう。
毎日のように、または毎日ではないけれど頻繁にということでれば、
医療機関を受診し、医師の判断を仰いでみてくださいね。
焦っても今日明日にすぐおねしょがなくなるわけではありません。
じっくりのんんびりいきましょう!