妊婦検診では、毎回、「尿検査」「血圧測定」「浮腫チェック」が入りますが、
ここで「蛋白尿・高血圧・浮腫」がみられると、
妊娠高血圧症候群と診断されます。
妊娠中期~後期にかけて多い、この病気について、
名前はよく聞きますが、実際にはどんな病気か?
知らない人は意外に多いのではないでしょうか?
何を隠そう、私もお医者さんに診断されるまでは、
詳しくは、知りませんでした。。。
診断されてから、お医者さんに聞いたり、調べると、
知らないでは済まない事もありましたΣ(゚д゚lll)
そこで今回は、妊娠高血圧症候群の症状や原因について、
まとめましたので、ご紹介します!
原因や症状が分かれば、対策や改善方法もわかるので、
あなたと赤ちゃんが、万全の体制で出産にむかえるように、
まずは、症状について、一緒に見ていきましょう。
妊娠高血圧症候群の症状とは?
現在では、妊娠高血圧症候群と言われますが、
昔は、妊娠中毒症という名前で呼ばれてました。
だいたい20人の内、1人が発症すると言われているのですが、
一体、どんな症状がでるのしょうか?
一般的には、高血圧と蛋白尿と浮腫(むくみ)に、
関係する病気の総称の事を言います。
病状に程度はありますが、重症になると、
ママはけいれんや脳出血、肝・腎機能障害などを、引き起こします。
さらに、赤ちゃんの発育が悪くなったり、
胎盤剥離(子宮の壁からはがれる)で、
赤ちゃんの呼吸困難や、突然死の可能性も出てきます。
こうした症状が出る妊娠高血圧症候群は、
ママにとっても赤ちゃんにとっても、危険な病気なのです。
それでは、一体何が原因で起きるのでしょうか?
妊娠高血圧の原因と予防方法は?
妊娠高血圧症候群は、もともと糖尿病や高血圧、腎臓に疾患がある人に加え、
初産婦や高齢出産の人、肥満の人やストレスの多い人などに、多く見られます。
しかし、残念ながら、はっきりとした原因は分かっていません!
そして、効果的な予防法は、現在も分からないのも事実です。
そしたら、一体どうすればいいの?ってなりますよね。
私も当然なりました(;´д`)
そこで、教えてもらった方法が減塩です!
危険なのに特効薬がない・・・・
それなら高血圧や蛋白尿の原因となる
「塩分取りすぎ」を改めさせよう、となったわけです!
もちろん重症なら、入院して栄養管理を徹底させたり、
血圧を下げる薬や、点滴を投与したりします。
週数によっては、緊急帝王切開して、
母子ともに治療するというケースもあります。
けれども、つわりと違って自覚症状が乏しく、
日常生活に支障がないからと、管理を怠ってしまいがちなのも問題です。
指導が入ったら、しっかり予防を心がけましょう。
そのために、まずは減塩です。
では、なぜ減塩なのかを次の章で詳しく見てみましょう!
そもそもなぜ減塩?
なぜ減塩するのかを考えてみましょう。
糖分や脂肪分・カフェインなど、
妊娠中に、セーブすべき成分はいろいろあります。
そのなかでも、妊娠高血圧症候群に、
「塩分」が大きく関わっているのでしょうか?
塩分と高血圧の関係とは?
妊娠前と同じ8g未満です。
しかし、悪阻(つわり)が終わって、食事量が増えれば、
それだけ、塩分摂取量も増えます。
塩分は、人間の細胞に含まれるカリウムによって、
必要な分以外は排出され、体内のミネラルバランスを一定に保っています。
しかし、塩分をとりすぎるとバランスがくずれ、
蛋白尿や高血圧、浮腫の原因になるのです!
人の体は塩分をとりすぎると、
血液中の塩分濃度が上がらないように、水で薄めようとします。
すると体内の水分が多くなり、血液量も増え、
結果として血圧が上昇するのです。
これが「高血圧=塩分過多」の図式です。
また、蛋白尿や浮腫が出るのは、
老廃物が、うまく排出されていない証拠。
血圧を上げて、塩分と水分の排出を働きかけても、
「まだ体内に残っている=肝臓や腎臓の機能が正常化していない」
と、いうことになります。
以上の事から、減塩が妊娠高血圧症候群に、
効果がある予防方法と考えられるのですね^^
ちなみに、減塩の方法はこちらに詳しくご紹介しています。
→ 妊娠後期の減塩方法とは?実践して効果があった方法をご紹介!
まとめ
いかがでしたか?
ストレスも高血圧を招く原因の一つなので、
妊娠中は無理のない範囲で、減塩に励みましょう。
また、塩分は少なすぎても、
血液ドロドロ・血栓を招いてしまうので、
極端な塩分制限も危険であることもお忘れなく。
一日の目安を守って、妊娠高血圧を乗り越えて、
元気な赤ちゃんを産んでくださいね!