妊活しても、赤ちゃんがなかなか授からない。
思い切って産婦人科に行ったら、黄体ホルモン不足とのこと…。

自分の体に妊娠できない原因があったのもショックだし、
黄体ホルモンとか子宮内膜とか初めて聞く単語ばかりで、頭の中はパニック!


実はこれ、私の体験談です。

そして、この記事を読んでいるという事は、
あなたも同じような経験をしたのではないでしょうか?


妊活をすれば、自然と赤ちゃんができると思っている人にとって、
そうじゃなかった時は、言葉にできないほどのショック。


確かに、妊娠する為には1日でも若い方がいいっていうし、
不妊治療するなら、ちょっとでも早い方がいいのはわかってるけど…

一体どうすれば良いのか、分かりませんよね。

ここでは、今後の妊活生活をどうすればいいのか悩んでいるあなたに、
生活改善における黄体ホルモンの増加を目指す方法と、
いざ病院の手を借りるとなった時に、どんなことをするのか?副作用は?

などなど、詳しく紹介します。


まずは、気持ちを落ち着けて、一緒に見ていきましょう。





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そもそも黄体ホルモンとは?

まず、妊活をするうえで無視できないのが、黄体ホルモン

妊活女性なら、一度は聞いた事があると思いますが、
大切なことなので、もう一度おさらいしときましょう。


黄体ホルモンとは、女性の生理に欠かせない女性ホルモンの一種

また、排卵後に体温を高める働きと、子宮内膜を厚くする働きがあり
妊娠に欠かせない作用もある大切なホルモンです!


ちなみに、子宮内膜とは、その名の通り、子宮の内側に張る膜のことで、
受精卵のお布団と言われています。

受精卵が子宮内へやってきた時、子宮内膜が厚くなっていないと、
受精卵がうまく着床できません。

また、着床できたとしても、受精卵の成長に子宮内膜がついていけなくなり、
受精卵が流れてしまうということが起こります。


黄体ホルモンが不足している状態では、排卵後~生理前の熱っぽかったり胸が張ったり、
精神的不安定などの不快症状がありません。

他にも、生理周期が短くなりやすかったり、生理の出血量が少なかったりします。

これらの症状は、女性の毎月の悩みを軽減させてくれるものなので、
異常と思わず対処せず放置する人が多いです。


そして、黄体ホルモン不足に自分で気づくためには、基礎体温表をつけることが大切

基礎体温は、低温期(生理開始~排卵まで)と高温期(排卵後~生理)の
2層に分かれるのですが、通常14日程あるはずの高温期が10日以下と短かった場合、
黄体ホルモンの機能低下の可能性が高いとされます。




生活改善による黄体ホルモン増加方法はあるの?

不妊治療の前にワンクッションが欲しい女性なら、
まずは、生活改善で黄体ホルモンを増やす方法を試してみましょう!


黄体ホルモンを増加させるためには、ビタミンEを意識的に摂取すると良いです。
また、ビタミンCを同時に取ると、さらに相乗効果が期待できます!

ちなみに、ビタミンEは「若返りビタミン」と呼ばれるほど、
強い抗酸化作用があります。

もし病院の手を借りて黄体ホルモンを増やすことを選択した場合でも、
積極的に摂取していきたい栄養素!

まずは、ビタミンEが多く含まれる食べ物を、
意識的に多く摂るようにしましょう。

ビタミンEが豊富な食べ物!

  • アーモンド、ヘーゼルナッツなどのナッツ類
  • オリーブオイル
  • モロヘイヤ
  • あんこう
  • 鮎(塩焼きがオススメ)
  • うなぎ

などなど



なじみ深いものから、あまりなじみのないものまであるので、
これを機会に、今まで食べたことなかったものに挑戦するのもいいですね!

ちなみに、卵巣機能を高める食べ物についてはこちら。
→ 卵巣機能を高める食べ物!妊活女子が気を付ける2つ事とは?


ただ、1点注意するべきは、ビタミンEの過剰摂取は、
骨粗しょう症の原因になると言われています。

食べ物から摂取する場合、過剰摂取はほぼ無理なので大丈夫ですが、
サプリメントでの摂取は、規定量を超えないように注意してくださいね。

また、食事療法以外にも、
ストレスの解消や適度な運動、充分な睡眠、体を冷やさないことは、
黄体ホルモン不足の改善になります。


それらは黄体ホルモンだけでなく、妊娠できる健康な体づくりに、
とても大切なことなので、普段から意識しておきたいですね。


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病院での黄体ホルモン機能低下治療とは?

産婦人科による黄体ホルモン増加の治療方法は確立されており、
不妊治療の中では、比較的効果が上がりやすい治療です。

医療の手を借りずにできれば自然に…と思っている人も、
なるべく早く授かりたいならば、黄体ホルモン機能不全と診断された時点で、
早々に医療の手を借りるのも、一つの選択だと思います。


病院での治療方法は、不足している黄体ホルモンを補うため、
内服薬や注射などで、外部から黄体ホルモンを注入します。

または、排卵後に「ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)」を投与することで、
黄体を刺激し、ホルモン分泌を促します。


ただし、治療を開始してすぐは、副作用がみられることも…。

主に「不正出血」「吐き気」「乳房痛」「頭痛」などですが、
これらは数ヶ月もすれば、なくなると言われています。

しかし、症状がひどい時や不安な場合は、
産婦人科医に相談して、その後の方針を決めましょう。


副作用が怖いし、どうしても薬剤には抵抗がある…
という人には、漢方療法という方法もありますよ。

血液のめぐりを良くする「当帰」「芍薬」、
体温を上げる「鹿茸」などで、体質の改善を行います。

直接黄体に働きかけるわけではないので、即効性には欠けますが、
興味のある方は、産婦人科医に相談してみてください。


まとめ

子宮内膜はまだ胎児にもなっていない、小さな小さな受精卵のお布団です。

これからママになろうとしているあなたなら、将来生まれてくる我が子の為に、
ふかふかのお布団を用意してあげたいですよね!


母体の黄体ホルモン不足による不妊は、自覚症状に乏しく、
隠れ不妊症」と言われています。


「黄体ホルモン機能不全」という病名がつくと、ショックを受けてしまいますが、
今まで授からなかった原因がわかれば、妊娠へ大きく近付くことができます。

あなたが今ストレスを抱えていれば、それを解消し、たっぷり睡眠をとって、
ビタミンEを摂取しながら、病院にも通って…

穏やかな気持ちで、赤ちゃんがやってきてくれるのを待ちましょう。

きっと、ママになれる日は、そう遠くはありませんよ!!


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