妊娠を希望する女性にとって、
「冷え性」はとても気になる症状。
「不妊の原因」にしないため、ぜひとも改善しておきましょう!
今回は、冷え性の主な原因と、どうして妊娠しづらくなるのか、
さらに改善するための具体的な方法もご紹介します。
日常生活をちょっとずつ見直して、
赤ちゃんを迎えやすい体内環境を整えましょう^^
そもそも冷え性の原因とは?
対策を考える前に、原因を知る事は大切です!
まずは、冷え性の原因を見ていきましょう^^
血流の悪さ
冷え症の主な原因は「血流の悪さ」
血液は、毛細血管のトンネルを通って体中を巡ります。
細い毛細血管の中を循環しながら、
酸素や栄養素、熱まで一緒に運んでくれるのです!
しかし、血流が悪くなると、血液は体の隅々までスムーズに流れてくれません。
大切な熱も、体の末端に届く前に冷えてしまいます。
体の中心(心臓)から遠い場所ほど血流は届きにくいので、
手足が冷たく感じ、冷え性の症状に(;´Д`)
血流を悪くする原因は、そのほとんどが生活習慣!
ちょっとした習慣の積み重ねが、あなたの冷え性を治りにくくしています!
血流を悪くする習慣
- 食生活の乱れ(インスタント食品・炭水化物に偏った食事、野菜不足など)
- ストレス(血管を収縮し、血流を悪くする)
- 運動不足(筋力の低下)
- タバコ
- 睡眠の質の低下
- 自律神経の乱れ(過剰な冷暖房などによる体温調節機能の低下)
- 体を締めつける服装
心当たりがあれば、さっそく改善するチャンスですよ!
筋肉量の少なさ
冷え症のもうひとつの原因は「筋肉量の少なさ」!
筋肉は、全身に血液を送るポンプの働きをしますが、
運動不足でこのポンプが弱まると、血液の循環がスムーズにいきません。
体をほとんど動かさなかったり、動作が小さかったりすると、
筋肉量も当然減ってしまいますよね。
また、体の熱は、約6割が筋肉によって生み出されます!
筋肉をしっかり動かすことで、
体は自分でも熱をつくりだすことができるのです^^
どうして妊娠しづらくなるの?
ところで、冷え症が不妊の原因になるのはどうしてなのでしょう?
これには、「卵巣の働き」が深く関係しています。
卵巣を含め、すべての臓器は新鮮な血流が動力源!
血行不良が続けば、エネルギー不足で内臓の働きも弱ってしまいますね。
卵巣機能が低下すると、さまざまな症状が引き起こされます。
- ホルモンバランスの乱れ
- 女性ホルモンの分泌不足
- 生理不順や排卵の乱れ
卵巣の仕事には、たくさんの血液が必要ですが、
女性の下腹部(子宮や卵巣を含む)は、構造がとても複雑な場所…。
心臓から遠い手足と同じく、もともと血流が届きにくいのです(-_-;)
という事は、卵巣の働きを保つためには、
全身の血流をスムーズに循環させておくことが欠かせません!
また、月経の異変に気がついたときは、早めに原因を探りましょう!
そのまま放置すると、どんどん妊娠しづらい体質へと向かう可能性も。
医師に相談するなど、対応が素早いほど卵巣機能の回復も早まりますよ^^
改善するにはどうすればいい?
冷え性を改善するためには、生活習慣を見直すのが一番!
「冷えは体質だから」と諦める必要なんてありませんよ^^
まずは、冷え性の原因となる「血流の悪さ」と「筋肉量の少なさ」を改善し、
温かい血流を体の隅々まで送り届けましょう!
と言っても、難しいことを考えなくても大丈夫です(*^。^*)
普段より、ちょっと健康的な生活を意識するだけで、
日常にも、冷え症改善のきっかけはたくさんありますよ!
では、具体的にどのような改善方法があるのでしょうか?
いくつかご紹介しますね^^
運動する(踏み台昇降で筋力ップ)
血流を良くするなら、まずは有酸素運動!
とはいえ、いきなり「明日から毎日ウォーキング」「ジムでエアロバイク」
なんて、ちょっとハードルが高いかもしれませんね。
そこでおすすめなのが、踏み台昇降運動です!
踏み台昇降は、踏み台を「上って降りる」だけの単純な運動ですが、
これも立派な有酸素運動ですよ^^
とくに下半身には大きな筋肉が集中しているので、
効率良く筋肉量を増やすなら、足を動かすのが一番!
普段、体を動かす習慣がない人でも、無理なく続けられる室内運動なので、
自宅でテレビを見ながら気軽に始めてみてください^^
筋肉のポンプをしっかり強化し、血液を体の隅々まで送り届けましょう!
食べ物で体を温める
体を健康に保つためには、食生活が基本ですね!
食生活が乱れていると、血液がドロドロとしてスムーズな血流を妨げます。
とくに寒い土地で育つもの、寒い時期に旬の野菜には、
体を温めてくれる食材が豊富!
冷え症改善のためにも積極的に摂りたいですね^^
代表的なものをいくつかご紹介します!
- 体を温める野菜たち
- 体を温める調味料・香辛料
人参・ごぼう・玉ねぎ・かぼちゃ
にら・れんこん・やまいも・ねぎ
味噌・醤油・天然塩・にんにく・山椒
こしょう・ショウガ
中でもショウガはとくにおすすめ!
紅茶に混ぜたり、ショウガ湯にしたり、
料理の調味料としても大活躍してくれますね。
体が内側からポカポカと温まりますよ^^
生活の見直しポイントとは?
普段の生活もちょっと見直してみましょう!
睡眠時の靴下をやめる
「手足が冷えるから」と冷たい部分ばかりを温めていませんか?
とくに冷え対策として、靴下を履いて寝る習慣はNGですよ!
足の裏は汗を出すことで体温調節をしています。
靴下で熱の逃げ道をなくしてしまうと、体は温度を下げようと汗をかき、
かえって冷えが悪化します。
足を締めつけるのも、血流には良くありませんね。
思い切って、就寝時には靴下を履くのをやめてみましょう!
ゆったりぬるめのお風呂に浸かる
直接温めるなら、お腹です!
子宮や卵巣がある骨盤周辺は、構造が複雑で血流がスムーズに届きにくい場所。
ここは外側からもしっかり温めて、血流を助けてあげましょう!
入浴はゆったりとお風呂に浸かり、体の芯から温めるのがおすすめです。
体を冷やさない服装
また、首がつく部位(首、手首、足首)を冷やさない服装を心がけましょう。
冬はもちろん、暑い季節にも油断は大敵!
どこへいっても冷房が効いており、体温調節が難しい場所が多いですよね。
外出時はカーディガンやストールを持ち歩くのをお忘れなく。
まとめ
冷え症の改善を意識し始めたら、まずは原因となる習慣を探ってみましょう!
そして、自分にできそうな改善方法から、積極的に取り組んでみてください。
体内環境をベストな状態に整えて、赤ちゃんを迎えたいですね^^