妊婦さんはもちろん、妊娠したいと思った人なら、
一度は聞いたことがあるだろう葉酸

ネットや雑誌で妊活系の記事を読んでいると、
必ずと言っていいほど葉酸サプリメントの広告がついていますよね。

しかし、葉酸という栄養素が私たちの体内で、どんな働きをするのか?
逆に摂らないとどんなことが起こるのか?あまり知りません(;´Д`)


名医が処方すれば、ビタミン剤でも難病に効くというとおり、
実は私たちの体と脳内の情報って、密接につながっています!

妊活にいいらしい・・・というだけの情報で、ただ漠然と葉酸サプリメントを飲むより、
何故葉酸がいいのか?詳しく知っていた方が、効果が上がること間違いなしです!!


そこで今回は、葉酸が妊娠にどんな効果や影響があるのかを、
分かりやすく、そして厳しくご紹介します!

もしかして、妊活に必須だと思っていた葉酸が、
あなたには、効果がないかも知れないですよ。


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葉酸の働きと葉酸不足によるリスク

葉酸は、ビタミンの一種で、胎児が育つのに必須の栄養素です。

胎児は受胎直後から、細胞分裂を活発に繰り返して成長します。

葉酸には、細胞の分裂や増殖を促す作用がある為、
この時点で葉酸が不足していると、胎児の成長に大きな影響を与えます。


受胎直後といえば、妊娠週数で言うと2w~3wです。
多くの女性が妊娠に気がつくのは、生理予定日の4w以降。

なので、妊娠に気がついた時から葉酸を摂取しても、
いちばん必要な時期に間に合わない!ということになります。

その為、妊娠する可能性のある女性全てに摂取が推奨されているのです。


ちなみに、アメリカなど海外では、妊娠を望む以前に、
月経が始まった頃から摂取を推奨される葉酸。

しかし、日本では、妊婦さんに一日400μgの葉酸の摂取が推奨されていますが、
妊娠を意識するまでに、葉酸を意図的に摂っていた人は少ないのが現実。


そして、葉酸を摂取しなかったことで、胎児には「二分脊椎症」や「無脳症」のリスクがあると言われています。

二分脊椎症は本来、脊椎の管の中にある神経が、脊髄や脊椎の外に出てしまう症状で、
無脳症はその文字通り、脳が全くないか、あっても大部分が欠損する障害です。

両方とも、赤ちゃんの生命を脅かす、非常に重篤な疾患


ちなみに、母親が妊娠する前から葉酸を適量摂取していれば、
「二分脊椎症」の患者の70%は、発生を防げただろうとも言われています。

また、「無脳症」の原因は葉酸不足だけではありませんが、
葉酸を摂取することで、確実に何%かの発生リスクを下げるだろうとされています。

葉酸の働きと不足した時のリスクが分かったところで、
気になるのが、妊娠率との関係ですね。

それでは、次に見ていきましょう。


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葉酸と妊娠率をあげる効果はあるのか?

葉酸の広告を見ていると、
「葉酸を摂取したら赤ちゃんを授かりました!」
という風に受け取れるフレーズを多く目にしませんか?

しかし、前章の内容を読めば、
「葉酸の摂取と妊娠率って、実は関係ないのでは?」と疑問に…。

そして、この疑問の答えは、全く関係なくはない場合もある・・・
という、非常に歯切れの悪いものになってしまいます。


実は、妊娠における葉酸の主な働きは、胎児の成長を促すことです。

その一方で、母体の生殖機能を整える役目もあります。


妊娠しにくくなる原因は様々ですが、その中の「着床障害」については、
葉酸を摂取すれば改善する可能性があると言われています。

その理由としては、葉酸には、
子宮内膜を強化して、着床しやすい環境を作る働きがあります。

また、着床した受精卵が細胞増殖するのをサポートしてくれるのです。

つまり、着床障害が理由で、妊娠しづらくなっている女性ならば、
葉酸を摂取すれば、妊娠率が上がる効果が見込めるということになります。

しかし、妊娠しない理由が別のところにある場合、
残念ながら葉酸に妊娠率アップの効果は期待できません。

このことを理解したうえで、「自分には意味がある!」と、
思えたあなたには、葉酸はおすすめです!

いろんな会社から出てますが、私が実際に使ってよかったのは、こちら
→ 赤ちゃんのために必要な準備とは?


ただし、葉酸を摂取するにあたって、注意してほしことがあります。

次に詳しくご紹介しますね。


過剰摂取にはご注意を!

特に子供がほしい気持ちが強い女性の場合、
妊娠率が高くなるという噂のあるものを、
片っ端から、過剰に試してみる傾向があります。

食品から葉酸を摂取している場合、過剰摂取になることはほぼないのですが、
サプリメントの場合、簡単に過剰摂取できてしまいます。


どの栄養素でもそうですが、摂り過ぎは逆に体に悪い影響を与えます。

葉酸の場合、1000μgを超えると過剰摂取とされ、
食欲不振、吐き気などの軽度のものから、皮膚障害や呼吸障害まで
起こしてしまう危険性を持っています。

妊娠中だと、胎児が喘息体質になってしまうというデータもあるようです。


妊娠したい気持ちが高まりすぎて、逆に母体を傷めつけてしまう結果にならないように、
摂取量はキチンと守りましょう。


葉酸の効果

まとめ

葉酸を摂取=妊娠率アップとは限らないことがおわかり頂けたでしょうか?

あくまで葉酸は、いつか宿る我が子のために摂取している!
という認識でいた方がいいでしょう。


しかし、葉酸は妊娠超初期に欠かせない栄養素。

望んで授かった我が子を、防止できたはずの疾患で失ってしまわない為にも、
妊活中の女性は葉酸を摂取しましょう!

あなたのもとへ、かわいくて健康なベイビーがやってきてくれることを、
心からお祈り申し上げます。


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