スーザン・フォワードという人が書いた、「毒になる親」という本。
それが、この記事のタイトルにもある「毒親」というキーワードの由来です。
「毒になる親」って、一体なんでしょう??
具体的にはのちほど紹介していきますが、
身体的暴力、育児放棄など、子供に対して、
分かりやすい「虐待」をするわけではないけれど、
子供を過剰に支配しようとすることで、
子どもの人生に悪影響を及ぼす親というのが、その特徴です。
あまり知られていませんが、最近では、
「実の母親」との関係に悩む「娘」が急増中。
特に、自分が出産して子育てするようになり、
自分と母親の関係を振り返った時に、
「もしかして、なんか変?」
と気付く人が多いそうで、実は私もそのひとりです(^_^;)
- 母親の言動や行動に違和感を感じる
- 母親との関係性に、息詰まるものを感じている
- 母親の子育て法は継承してはいけない気がして、
自分がどう子育てしていいか分からない
そんな思いを抱えているあなたに読んでほしい、
「毒親」の特徴と対処法をまとめてみました。
ぜひ読んでみてください!きっと世界が変わるはずです^^
「毒親」って何?
ダン・ニューハース著の「不幸にする親」には、
65項目にものぼる毒親チェックリストが書かれています。
そのリストの中で、3分の1以上にあたる22項目以上にチェックが入ると、
残念ながら、あなたの実母は、毒親だった可能性があります。
その一部を、言葉を簡単にして引用してみます。
- 《あなたの子供時代》
- けなされてばかりで、励ましてもらったりホメられたことがなかった
- 親の思う通りに考え行動するように、指図され続けた
- 母親(父親)も、過去に虐待されたり過剰な指図を受けて育った
- 子供時代が思い出されて、子供を作ることに強い抵抗感を感じる
- 批判されることに対して、過剰に反応する
- 過去に色々な問題があったのに、良い親子関係だったと言う
- かつて親がしていた行動を、自分もしている事に気付くととゾッとする
《親自身の特徴》
《現在のあなたの特徴》
《現在の親との関係》
以上は、チェック項目のほんの一部ですが、
「あー分かるわー」「それっぽいことあったなー」
と思いながら読み進められたあなたは、「毒親育ち」の可能性が。。。
では今、自分の親が「毒親」だったかもしれないことに、
気付いたあなたは、どうすればいいのでしょうか?
「お母さんをカウンセリングに連れて行く?」
「お母さんもかわいそうな人なんだと、自分が諦める?」
いえいえ、どれも間違いです!
正解は次の章でご紹介しましょう^^
もっとわがままになっていい!「自分」が生きやすくなるための対処法!
「毒親」に育てられた子供の特徴として、
自分が我慢したり、引き下がることで、平和を維持しようと考える傾向があります。
・・・それって、人間的にいいことじゃん!
と思いますが、毒親育ちの人は、その傾向が過剰。
普通なら子供が親に言えるようなわがままを、一切言わずに育ったため、
自分の思いを尊重したり、自分の意見を言ったりすることが、苦手なんですね。
そこで、とるべき対処法の第一歩は、
- 自分本位になってみること!
- もっと、わがままな子供になることです!
親から見れば、今まで思い通りだった子供の「反逆」に他なりませんが、
あなたは、もう立派な大人ですよね?
本来、親の顔色を伺うことなく、
自分の思った通りに行動していい年齢。
おかしいことに「おかしい」と言ったり、
やりたくないことは「やりたくない」と言ってみましょう!
毒親育ちには、これだけでも、かなり高いハードルのはずですが、
すべてはそれからです。
自分が一方的にわがままになって、母親の情緒を不安定にしたくない・・・
母親が間違いに気付いて、変わってくれる方法はないの?
まだ、そんなふうに思う人もいると思いますが、
結論から言えば、それはやってはいけません!
その理由は、次の章でご説明しましょう。
母を変えようと思ってはいけない!「自分」の幸せを第一に!
親のコントロールから完全に抜け出せない内は、
「お母さんの性格を直してあげたい」とか、
「私の生きづらさはお母さんのせいだ!謝ってほしい!」
などと、思うことがあるかもしれません。
しかし、それこそ、あなたがまだお母さんの支配下にある証拠。
お母さんは確かに、不幸な境遇で育ち、
不幸な子育てしかできなかったかもしれません。
しかし、子供であるあなたが、その責任を負ったり、
お母さんが間違いに気付けるように、道を示してあげる必要なんてないんです^^
また、お母さんに謝罪してもらわないとモヤモヤが晴れないなんて、
まだ気持ちが、独立できていない証拠ですよね。
あなたは、お母さんのことはさておいて、
あなた自身の幸せを追求する人生を歩みましょう!!
・・・ちょっと酷過ぎ!と思うかもしれません(;´д`)
けれど、あなたが親に対して我慢したり、機嫌を伺っている限り、
あなたの子供も、あなたに対して同じ態度を取る可能性があるのでは・・・。
・・・それだけは避けたいですよね?
子供に、同じつらさを経験させないためにも、
あなたは、ちゃんと幸せになる必要があるというわけです!
まとめ
いい年して、実の母親と不仲なんて、
思春期を引きずってるみたいで恥ずかしい・・・
と私自身思っていました。
しかし、「毒になる親」という言葉を知って、
世の中には、実の母親との関係に悩むいい年した娘。
が、驚くほどたくさんいると知り、
とても気持ちが楽になったのを覚えています。
育った境遇ゆえに、
自分の子育てに、自信が持てない時もあると思いますが、
母親との異様な関係に気付けただけで、あなたは大丈夫!
あなたが自分らしく、幸せな人生を送っていれば、
おのずと子供も、幸せに育っていくはずですよ♪