あらかじめ量を決めて与えるミルクとは違い、
赤ちゃんが、どれだけ飲んだかわかりにくい母乳。
赤ちゃんにとって、母乳は大切な栄養源!
けれど、まだしゃべれない赤ちゃんは、
母乳が足りなくても「足りない」とは言えません。
そして、赤ちゃんがあなたに何かを伝えることができる、
唯一の伝達方法が「泣く」こと。
授乳した後も赤ちゃんが泣き続けると、
「もしかして、母乳が足りてないのかな?」
と不安になりますよね。
しかし、「泣くのが赤ちゃんの仕事」と言われている通り、
赤ちゃんが泣く理由は、「おなかがすいたから」だけではありません。
「眠たい」「甘えたい」「だっこしてほしい」などと、
大人にはすべては思いつききれないくらい、その理由は多種多様(;´Д`)
また、母乳が足りないのかも…とあなたが不安になればなるほど、
それはストレスとなり、あなたの体の負担にも…
そこで今回は、母乳が不足時に赤ちゃんが出すサインについてご紹介します!
赤ちゃんから大切なサインを勉強して、
少しでも赤ちゃんとあなたの負担を減らしましょう!
授乳しても赤ちゃんが泣く=母乳不足は間違い!?
- 授乳しても泣き続ける
- 頻繁におっぱいを欲しがる
- 乳首に吸い付いている時間が長い
そんな時、誰でも母乳不足を疑うと思います。
しかしそれは合っている場合も、まちがっている場合もあります。
たとえ授乳後、すぐに赤ちゃんが泣いたとしても、
母乳不足で泣いているとは限りません!
赤ちゃんにとって、おっぱいは栄養源であり、精神安定剤です。
不安感など、なんらかのストレスが赤ちゃんにかかった時、
赤ちゃんは、救いを求めてママのあたたかいおっぱいを恋しがります。
また、大人でも、お腹いっぱいだけど、なんだか口さみしい…という時があるように、
赤ちゃんも、ただ口がさみしくて、咥えている場合もあるようですよ(#^.^#)
本当に母乳不足になった時の赤ちゃんからサインとは?
赤ちゃんが頻繁におっぱいを求めても、母乳不足とは限らない…だとすると、
どうすれば母乳不足だとわかるのか?それは以下の2点です。
体重増加が見られない時
体重は健康のバロメータと言われる通り、
特に、赤ちゃんの時期は体重の変化がとても大事です!
出生時の体重は、どこの産院でも測ってもらえますが、
生後数日は、出生時体重より減少することがあります。
しかし、その後順調に栄養がとれていれば、2週間までに出生時体重まで戻り、
その後は、500g~1kg/月のペースで増えます。
ドクターによって数値は多少前後するようですが、
日に換算するとおよそ16.4g~32.8g/日以上ということです。
体重増加が目安の数値より少ない場合、栄養不足=母乳不足が考えられます。
尿量が少ない、黒色の便秘便が出る
母乳不足の決定的なサインは体重増加の滞りですが、
ベビースケールが自宅にない場合、
毎日数十グラムの体重の変化を測ることは正直難しい(-_-;)
その場合、毎日排泄される尿と便が重要な手がかりとなります。
赤ちゃんは通常、6~8回以上/日の頻度で、薄い色のおしっこをします。
母乳のみを与えていて、おしっこの回数が1日6回未満の場合、
水分不足=母乳不足の可能性が高いと言えます。
また、水分不足になると、尿の成分濃度が高くなり、
色が濃かったり、匂いが強かったりすることもあります。
さらに、ウンチが黒い便秘便だった場合も、
水分不足=母乳不足の可能性があります。
何度も連続して黒い便が出る場合は、特にその可能性が高く、
母乳が不足してるかもしれませんね。
まとめ
授乳は子育てのなかでも、もっとも尊い行為です。
だからこそ、母乳が足りないかも?という悩みや、
第三者の「母乳足りてないんじゃない?」という何気ない言葉に、
まるで母親として失格だ!と言われているような気がしますね。
それで、自分で自分を追い詰めてしまうママが意外に多い…。
産後でナーバスになっている時は、特にそうなりがち。
しかし、それは違いますよ!あなたが母親失格ということではないのです。
何度も記述したとおり、赤ちゃんが泣くのは、
「母乳が足りない」という理由だけはありませんね。
もし、母乳が足りていないんだとしても、
それで母親失格になるなんてことは絶対にありません(*^-^*)
母乳が足りなければミルクを足せばいい。
赤ちゃんが出すサインを察知して、それに的確な対処をする!
それができれば、あなたは立派な母親です。
赤ちゃんと肉体的にも精神的にも、もっとも近い位置にいるあなただけが、
赤ちゃんの声なき声を聞くことができます!
母乳を与えられるのも、一時の短い期間だけです。
その貴重な時期をあなたが不安ばかりで過ごさないよう、
授乳時間があなたと赤ちゃんにとって、もっともステキな時間になるように。。。