いつも元気に走り回っている子供。
そんな我が子から、「胸が痛い」なんて突然言われたら、慌ててしまいますよね(;゚Д゚)!
「すごく元気そうだけど、何か心臓に問題があるのかしら…」なんて、不安に…。
実際、「胸が痛い」から考えられる病気は、本当に多岐に渡ります。
病気を特定するには、お医者さんいに診てもらわなければ判断出来ないことですが、
子供の痛み方や、最近の病歴などから、ヒントになることもあるんです!
そこで今回は、子供が「胸が痛い」場合に、考えられる症状についてまとめてみました。
是非、受診前の前情報として、参考にして下さいね!
子供にとっての胸とは?
一口に「胸」と言っても、とても漠然とした表現。子供が言うとなれば、尚更です。
大人が「胸が痛い」というと、真っ先に「心臓」を連想しますが、
子供の場合は、色々と想像を巡らせる必要があります。
まずは、「気管支」の痛みの場合!
気管支炎を引き起こしてたり、強い咳を繰り返していた場合に、
胸の辺りに痛みを感じることもあります。
放っておくと、肺炎を引き起こして重症化することも(;´Д`)
夏風邪を拗らせている、咳がなかなか止まらない、といったことがあれば、
気管支など呼吸器系に問題がある可能性があります!
次に考えられるのは、「胃」の痛み。
胃腸炎などの場合、大人でも胃の辺りがチクチクしたりしますが、
子供は、それを「胸が痛い」と訴えることもあります。
食欲や便の様子、嘔吐の有無などから、可能性を探ってみてくださいね!
最後に可能性があるのが、実際に「心臓」からの痛み。
「心筋炎」といって、心臓の筋肉がウィルス感染などをして、炎症を起こす病気です。
初めは風邪のような症状から始まり、「胸が痛い」などと子供が訴える時には、
病状も進んでしまっていることがほとんどと、発症後は進行が早く、
心不全や不整脈を起こして、命の危険も大いにある恐ろしい病気!
「心筋炎」を患っている場合は、速やかな処置が必要。
「胸が痛い」以外でも、いつもの風邪の症状とは違う、症状が酷く感じる、
など少しでもおかしい感覚があれば、すぐに医療機関を受診しましょう。
ストレスが原因!?肋間神経痛!
子供の「胸が痛い」から考えられる病気を、いくつか挙げてきました。
しかし、中には病気らしい兆候もないのに、胸だけ痛がるといったこともあります。
実はこれが、子供が「胸が痛い」という場合の、一番多いケースで、
「肋間神経痛」という、神経痛の一種。
神経痛というと、中高年に多いイメージがあり、子供とは無縁の症状に思えます。
実は、肋間神経痛の原因の大半は、「ストレス」!
そして、子供にはストレスがない、なんて考えるのは大人の勝手な解釈で、
実際には、学校生活や家庭内、色々な環境の中で、
子供だってストレスを感じているんです。
肋間神経痛の場合は、直接的な治療法はなく、
ストレスの原因が解消されたりすることで、自然と痛みが消えていくことが多いです。
ただ、痛み自体は、針で刺されたようなチクチクしたもので、
場合によっては激痛が走ることもあります。
治療法としては、病院の医師と相談しながら、湿布や鎮痛薬を処方してもらい、
痛みを和らげるようにしていくことになります。
胸の片側や、一定箇所だけを痛がったり、
急に痛がったと思ったらまた平気そうにしている、
などの様子があれば、肋間神経痛の可能性がありますね!
まとめ
以上、子供の「胸が痛い」の訴えたときの考えられる事柄をまとめてみました。
どんな場合にしても、大切なのは、
やはりきちんと子供を観察すること!
子供は言葉の使い方も未熟なもの。
また、子供によっても必要以上に痛がったり、
しんどくても何も言わなかったりと、訴え方は様々ですよね。
それだけに、こちらも軽くは捉えず、色々な可能性を考えながら、
最善の対応を心掛けることが大切です!