初産婦さんはもちろん、2人目、3人目のママでも、
上の子と違うことが起きると不安になるもの…。
なんてことが赤ちゃんの身に起こると、不安になってしまいますよね。
その中でも、特に気になるのが便秘!
新生児の時は日に4回も5回も出ていたうんちが、月齢が進むにつれ、
日に1回になり、2日に1回になり…。
回数が減っただけなく、おならが臭い!
しかもうんちする時は、なんだかつらそう…。
なんて赤ちゃんがつらそうだと、あなたもつらいですよね(;´Д`)
おならが臭くて、うんちの回数が少ないということは、
便秘の可能性が非常に高いです!
そこで今回は、赤ちゃんが便秘になる原因その解決法をご紹介します!
大人でもこじらせるとつらい便秘。
赤ちゃんの排便サイクルを正常化して、
赤ちゃんもあなたもストレスフリーな毎日を送りましょう!!
赤ちゃんが便秘になる理由
赤ちゃんと便秘が結びつかない人も多いと思いますが、
便秘の赤ちゃんは意外に多いもの。
また、赤ちゃんが便秘になってしまう理由は、
1つではなく、色んな原因が考えられます。
そして、あなたの赤ちゃんが便秘になってしまった場合、
その時はなんとか対処をして排泄させたとしても、
便秘になった理由を知らなければ、何度でも便秘を繰り返すことに(-_-;)
そうならない為に、まずは、赤ちゃんが便秘になる理由を見ていきましょう!
排便の仕方がわからない
新生児の頃は、胃にモノが入ると反射的に直腸が運動し、
排便をする機能が備わっています。
しかし、その機能は生後1か月頃から失われ始め、
赤ちゃんが自力で排泄しなければいけなくなります。
その為、生後2か月頃は赤ちゃん自身が排便の仕方がわからず、
排便が数日に1回になってしまうことがよくあるのです。
ちなみに、数日に1度の排便でも、
赤ちゃんが苦しそうだったり、赤ちゃんのおなかが張っているなどの
便秘症状がなければ、別段気にしなくても大丈夫ですよ^^
母乳の量と質
実は、母乳には腸内環境を改善するオリゴ糖が多く含まれています。
その為、母乳の摂取量が減っていると、赤ちゃんが便秘になりやすいです。
また、赤ちゃんは母乳・ミルクから水分補給をしているので、
母乳・ミルクが足らないと水分不足になり、これもまた、便秘の原因に。
さらに、母乳の製造元である母親自身が野菜不足など、偏った食事をしていた場合、
母乳に含まれる成分も、便秘になりやすいものになってしまいます。
母親自身も便秘に悩まされやすくなってしまうので、特に授乳中は、
野菜や乳製品をしっかり摂って、便秘知らずの食事を心がけたいですね!
粉ミルクの量
母乳不足だと便秘になりやすいと書きましたが、
粉ミルクの場合、逆に飲み過ぎると便秘になってしまいます。
原因は、粉ミルクに含まれるカルシウム成分です。
え?カルシウムで便秘になるの?
とちょっと意外に思われたかもしれません。
しかし、カルシウムには筋収縮作用があって、
摂取し過ぎると胃腸の蠕動運動を弱めてしまい、それが便秘の原因になるのです。
赤ちゃんがミルクをいっぱい飲んでくれると、
嬉しくなってどんどんあげてしまいがちですが、
粉ミルクは、赤ちゃんに適切な量を与えてあげてくださいね!
赤ちゃんの便秘解消法
うんちは出ないのにおならばっかり出る・・・ということはありませんか?
赤ちゃんの「おならが臭い」場合は、うんちが長時間腸内に留まったことにより、
異常発酵を起こし、悪臭を放っていると考えられます。
また、「うんちが出なくて苦しそう」「おなかがかたく張っている」という場合も、
今溜まっているものを、できるだけ早く排泄させてあげなければいけません。
もし、下記のことを試しても排便がなかったり、
- 「一週間以上うんちが出ていない」
- 「(便秘が原因で)嘔吐した」
- 「ミルクを飲まなくなった」
など、深刻な場合は、躊躇せず小児科医に受診しましょう。
おなかをマッサージ
もっとも簡単にできる方法!
赤ちゃんのおなかが張ってるな~と思った時に、
赤ちゃんのおなかを優しく「の」の字を書くようにマッサージしてあげてください。
※あなたから見て時計回りの方向。
お風呂あがりなどの、血行が良くなっている時がオススメです(#^.^#)
赤ちゃんはまだ腸の動きが弱いので、それをマッサージでサポートしてあげる形ですね。
白湯を飲ませる
主に水分不足で、便秘を起こしている時に効果的!
1日100~150ml程度の白湯を、授乳に影響のない時間帯に、ちびちび飲ませます。
赤ちゃん用の麦茶や砂糖水でも構いません。
また、砂糖水の場合、砂糖水自身の水分に加え、
糖分にうんちを柔らかくしてくれる作用があるそうです。
5%の濃度が新生児に適切と言われています。
綿棒浣腸
綿棒の先にベビーオイルを塗って、
赤ちゃんの肛門を直接刺激してあげましょう。
その刺激に誘発される形で、排便されることがあります。
この時、うんちが勢い良く出てきたり、いっしょにおしっこも出ることがあるので、
防水シートなどをひいておくと安心ですよ!
中には、「クセになるのでは?」「綿棒で刺激しないと排便できない体になるのでは?」
と心配するママもいるようですが、結論から言うと、心配しなくても大丈夫です。
先に書いたとおり、赤ちゃんの頃は自力で排便する方法がよくわかっていません。
なので綿棒浣腸で、排便の仕方、排便サイクルを教えてあげることは、
とても有効なのですよ!
まとめ
たかが便秘。されど便秘。
排泄物は永遠に体内に持っておくことはできないので、
いつかは必ず出さなきゃいけないものです。
でも、貯めこんでしまうと、いざ出す時に痛い思いをしたり、
切れ痔になってしまったり・・・。
それが原因で、排便が恐怖になってしまい、さらに便秘が悪化する・・・
という負のスパイラルになってしまいます。
本来、排泄というのは、体にとっての不溶物を外へ排出する、
気持ちのいい行為であるはずです。
赤ちゃんが成長しても快適な排便ライフが送れるよう、
新生児の頃から、あなたがしっかりサポートしてあげてくださいね!