生後2ヶ月から始まる予防接種。
スケジュール管理して、抜けなく受けさせて…
と、なかなか大変ですよね。
連れて行くのに必死で、予防する病気についてはよくわからないまま…
なんてことありませんか?
実は私も受けるまでは、麻疹について良く知りませんでした(;´Д`)
だけど、調べたおかげで、子供が麻疹にかかった場合、
どんな症状が出て、予防接種は必要なのかも分かりましたよ!
そこで今回は、子供が麻疹になった場合の症状を中心に、
詳しくご紹介していきますね。
代表的な症状「コプリック斑」
子どもが発症した場合、ピーク時には、
高熱と共に、全身に真っ赤に発疹が出る麻疹…。
まず、感染してから発症までに、10日ほどの潜伏期間があります。
発症後、しばらくは38℃程度の発熱、咳、鼻水、目やに等、
風邪とさほど変わらない症状が続きます。
ここで、風邪と麻疹の見極めのポイントとなるのが、
数日後に現れる「コプリック斑」というもの!
コプリック班とは、口の中の頬の裏側に出来る、白くポツポツとした発疹のこと。
しかも、この発疹は、麻疹以外の他の病気には見られない症状で、
麻疹にかかったほとんどの人に現れるので、診断の目安になります。
(まれに出ない子どももいます。)
この「コプリック斑」が見られた後、顔周りから発疹が出始め、
39℃以上の高熱を伴いながら、全身が真っ赤にΣ(゚д゚lll)
トータルで、発症後一週間から10日間に渡り、
発熱や酷い咳に苦しむことになりますが、
症状が治まるにつれ、発疹も薄くなっていきます。
発疹の症状が出る病気は沢山あり、素人には判断が難しいです。
麻疹について言えば、高熱を伴う、すでに風邪のような症状が続いている、
などの特徴があるので、頭に入れておくといいですね。
麻疹の本当の怖さは合併症と感染力!
麻疹に掛かった小さな子供にとって、一番怖いのは、
肺炎や脳炎といった合併症です。
発症後、一週間を過ぎても熱が下がり始めなかったり、
解熱したのに再発熱したりすれば、合併症を疑います。
稀に、麻疹を発症して、数年後に起こる脳炎もあると言われてます…。
発症後7〜10日頃は、本人の身体の衰弱、看護側の疲労、
そして合併症への不安と、最も大変な期間!
命の危険も伴う合併症。予防接種の必要性を改めて感じるのですが…。
そして、麻疹のもう一つの怖さが、感染力の強さ。
最も強いのは、発疹が多く出ている時期ですが、
発症の少し前から、すでに感染力を持っています。
そして潜伏期間が長いことから、気付かない間に他に感染しやすいのも厄介なところ。
さらに、子供だけでなく大人も感染するので、
予防接種をしていなければ親も高い確率で移ってしまいます。
予防接種は必要なのか?
麻疹には、特効薬がありません。
麻疹に感染した場合は、対処療法で治るのも見守ることになります。
予防接種による予防効果は、1歳の一期目で95%、年長児の二期目でほぼ確実となっています。
感染力の強さや合併症の怖さを考えると、きちんと受けておくことが必要ですよね。
また、落とし穴になるのが、予防接種前の感染です!
MRワクチン(風疹麻疹ワクチン)の一期目接種は1歳頃。
ワクチン接種前で、母乳からの免疫の供給が切れてくる、
6ヶ月〜1歳頃の赤ちゃんが、感染した例があり注意が必要です。
予防接種をする前に参考にしてほしい記事がこちら
→ 予防接種の前に知っておきたい!副反応で熱が出たときの対処法!
まとめ
いかがでしたか。「麻疹」についてお伝えしてきました。
たくさんの予防接種の一つ一つについて調べるのは大変な作業ですよね。
けれど麻疹に限らず、予防接種には副作用のリスクがあることも確か…。
出来る限り、病気の怖さとワクチンのリスク、
両方を納得した上で接種していきたいですね。