嘔吐や下痢を引き起こすノロウィルス!
その感染力の強さは強力で、
「学校でお隣の席の子が吐いちゃった」って聞くと、
「ええっ!!うちの子も感染???」
と、心配になるほどです…
ちゃんと窓を開けたらから大丈夫だと言われても、
「そもそもノロウィルスって空気感染するのかしら?」
と、不安は募るばかり。
そこで今回は、そんな不安を取り除くべく、
ノロウィルスの空気感染について、ご紹介します!
知らなかったことが分かるだけで、不安はずいぶん減りますよ^^
ズバリ!ノロウィルスは空気感染します!
「残念ながら、ノロウィルスは空気感染します!」
と聞いたら、それこそキャーッ!!ですよね(;´Д`)
ノロウィルスの空気感染が話題になったのは、
2000年に豊島区のホテルで集団感染から。
保健所でいろいろと調べた結果、嘔吐物の処理が不十分だった事が原因で、
集団感染になってしまったということがわかりました。
- 絨毯の上に吐いた
- 洗剤で掃除
- ノロウィルスは残ったまま
- 乾燥
- みんなが踏む
- ノロウィルスが広がった
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もしくは、
- 絨毯の上に吐いた
- 洗剤で掃除
- ノロウィルスは残ったまま
- 乾燥
- 掃除機をかけた、エアコンが動いている
- 排気口からノロウィルスの細かい粒子が飛んだ
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と、ここで新たな疑問が出てきます。
それは、乾燥しても残っているノロウィルスが、
どのくらいの期間、生きているのかってことです!
実は、残念なことにこれについては、いつまでとはっきりとわかっていません(;´Д`)
ちなみに、一番長生きする環境は、
下水から海へと流れて、貝(特にカキとか二枚貝)が溜めこんでいる場合。
それから、寒くて乾燥をしている場所を好むことがわかっています。
室温4℃の乾燥している場所では1ケ月も生き続けることも(゚д゚)!
どれくらいの期間、生きているのかわからない以上、
感染を食い止めるには、嘔吐物の処理が重要です!
では、どう処理していれば感染が広がらないのでしょうか?
ノロウィルスにかかった時の嘔吐物の処理!トイレの掃除はこうする!
周りの誰かがノロウィルスにかかった場合、
その人の嘔吐物や糞便には大量のノロウィルスがいます((( ;゚Д゚)))
結局、これが何かの拍子に手について、手洗いが不十分なまま、
ご飯を食べたりすると、口の中に入り感染してしまうんですね。
例えば、直接触らなくても、ドアノブとかおもちゃとか、
そんなところにもウィルスがついていることもΣ(゚д゚lll)
手洗い、うがいはもちろんですが、
感染源のノロウィルスをたたく!!
処理をする時のポイントは…
- 処理する人は、捨ててもいいエプロンをつける
- 使い捨てのマスクと手袋をする
この時点で、処理にも気合が十分入ってると思いますが、
ここで気を抜くことなく以下のポイントをしっかりと守りましょう!
- 嘔吐物や糞便は、飛び散らないようにそ~っとペーパータオルや新聞紙などでふき取って、ビニール袋に入れて、すぐ口を結ぶ
- 付着した場所は、次亜塩素酸ナトリウムでビチョビチョになるくらいに浸して消毒する
- 最後にもう一度水拭きする
嘔吐物や糞便を入れたビニール袋の中にも、
次亜塩素酸ナトリウムを入れると更にベスト!
さあ、ここでやっと、窓を開けてきれいな空気と入れ替えましょう(*^_^*)
ノロウィルスは乾燥すると空気中に舞って、口に入る場合もありますので、
十分に換気をしてくださいね!
ちなみに、次亜塩素酸ナトリウムですが、正直、聞きなれませんね。
ミルトン、ハイター、ブリーチなどいわゆる漂白剤のことです!
それぞれ原液濃度が表示されていますので、
それを参考にして、薄めて使ってください。
漂白剤では心配という人におすすめなのが、こちら。
→ウイルス除去率99%チャーミスト
医療機関でも使われているものなので、その除菌率は素晴らしいものが!
強力なのに、体には安全なのが更に嬉しいですね^^
まとめ
調べていくと、「ノロウィルスは空気感染しない」
という人もいることがわかりました。
これは、乾燥したウィルスの粒子が空気中に舞って、
それを吸い込んで感染することを「空気感染」と呼ぶか、呼ばないかの違い。
専門家の間でも議論されているところですが、
ここでは注意喚起の意味で「空気感染する」としました。
何より大切なのは正しい知識ですよね。
予防と適切な処置で感染拡大を防ぎましょう。
空気感染とは、ウィルスそのものが空気中を舞って感染する事で、感染者に接近するだけで感染する状態を言うので、排泄物や嘔吐物を経由する場合は飛沫感染と言います。
こちらでは、空気感染か、飛沫感染か、どちらの認識で書かれているのでしょうか?
dandy様、コメントありがとうございます。
確かに空気感染と飛沫感染とは違いますし、ノロウイルスが空気感染するについても賛否両論があります。
今回は、空気感染の一種である塵埃感染という認識で書きました。
貴重なご意見ありがとうございます。