咳で苦しむ我が子を見るのは、親としてとてもツライこと…
「一刻も早く、止めてあげたい!」
って、おもいますよね?
しかし、夜になると子どもの咳は、止めるどころか、酷くなる一方(;´Д`)
しかも、子供の咳には、薬も効きにくくて、なかなか止まらないのだとか…
そこで今回は、なぜ夜に子供の咳が止まらないのか?から家庭での対処法まで、
分かりやすくご紹介します!
子供の咳で困っているあなた!必見ですよ(*^_^*)
咳は一体何で出るの?もしかして病気なの?
咳や鼻水が出るのは、体内に入ってきた異物を外に出そうとする防御反応!
ほこりっぽい所に行くと、自然とゲホゲホと咳き込むのも、
口から肺へと繋がっている気道に入り込んだほこりを、
反射的に咳をして外に出そうとしているのです。
このように咳をするということは、体内に何か異物が入ったというサイン!
また、発熱や下痢・嘔吐など咳以外の症状がある場合は、
病気によって起こる咳の可能性もあります。
その場合の原因はウイルスによるものなので、
身体の異変には注意して見ててくださいね。
ちなみに、咳が出る病気でも、咳以外に発熱しているか?
していないかの二つに大きく分けてまとめてみました。
- 咳の症状以外に熱もある場合
- かぜ症候群:咳、鼻水、鼻づまり、くしゃみ、発熱など
- インフルエンザ:高熱と共に、全身の倦怠感、強い風邪の症状
- 急性気管支炎:風邪と診断された後に悪化。咳がひどくなり、体力も食欲も落ちる
- 細気管支炎:生後まもなく呼吸が出来なくなる
- 咳の症状以外、熱はない場合
- アレルギー性鼻炎:くしゃみ、鼻水、咳が出る。ハウスダストによるものも
- 小児気管支喘息:呼吸をする時にのどが鳴って苦しそう
- 百日咳:咳が非常に長引く。乾いた咳の後で息をヒューっと吸い込む
- 喘息様気管支炎:かぜの後、悪化し咳が長引く。のどがゼロゼロする
咳がでると風邪かなと思ってしまいがちですが、
実はこんなにも色々な病気の可能性があったんですね(;゚Д゚)!
なぜ夜になると咳がひどくなるの?
昼間の咳も苦しそうでかわいそうなのですが、それよりも夜!
就寝時の咳は、ぐっすり寝かせてあげたいのに寝られない…
このツライ夜の咳を、親としては何とかしてあげたい!
そこで、咳のメカニズムを知って、対処法に役立てましょう(*^_^*)
咳は、先ほどもお伝えしたように、基本的には異物を除去する為に出ます。
体内に、ほこりやウイルスが入ることで、のどや気管などの呼吸器が炎症を起こし、
痰などの分泌物が一時的に増え、咳をして体外に出そうとしているのです。
また、とくに炎症などは起こしていなくても、
異物を取り除こうと、反射的に咳をする場合もあります。
では、その咳がなぜ夜中にひどくなるのか?というと…
- 副交感神経が働くから
- 布団に入ると布団に付いたほこりやダニのふんを吸い込み咳が出る
- 横になると鼻水が喉を通って刺激するため咳が出る
副交感神経とは、自分の意志ではコントロールできない自律神経のこと。
交感神経が、運動などをしていて、興奮した時に活発に働く神経なのに対して、
副交感神経は、眠っている時やゆったりと身体を休めている時に働く神経。
身体を休めようと、夜には、副交感神経が働らくのですが、
同時に気管や気管支を収縮させる働きを持っています。
そのために痰などが出やすくなり、咳も出やすくなります。
など、様々のことが原因で夜に咳が出るのです。
ちなみに、3の鼻水と咳の関係については、こちらが詳しいです。
→子供の止まらない咳!原因は鼻水にあるってホント?
この中でも2と3は、布団を清潔に保つなど、
お家でも対処ができそうですね(´∀`)
対処法については、次の章でご紹介します!
咳き込む子供におうちでできる対処法!
繰り返しになりますが、咳は身体の防御反応なので、
基本的に無理に止める必要はありません^^
実は、咳止めとなっている薬でも、
痰を切りやすくしたり、出しやすくしたりする為で、
完全に咳を止める薬ではないのです\(◎o◎)/
とは、言うものの、あまりにもひどく咳き込んでいると、
少しでも楽にしてあげたいですよね。
そこで、自宅でできるホームケアをご紹介しますね^^
自宅で出来る対処法!
- 水分補給に努める
- 部屋を加湿する
- 上体をなるべく高く、起こすようにする
- 換気に努めて、ほこりを吸わせないようにする。(タバコの煙は厳禁)
- ふとんやカーペットを清潔に保つ
水分を摂ったり、部屋を加湿したりして、
のどを潤すと、痰が切れやすく呼吸が楽になります。
マスクを嫌がらなければ、マスクをして寝るとのどの加湿につながりますね。
逆に乾燥すると、のどが刺激を受けて、
咳が出やすくなってしまいますので、要注意!!
民間療法としては、
蜂蜜をなめる、花梨シロップをなめるなんていうのもあります。
その場合も、冷たい飲み物はのどを刺激するので、
温かい飲み物の方が効果的です^^
受診のタイミングはいつ?
それでは最後に、受診のタイミングについてみていきましょう。
- とりあえず家で様子を見る場合の目安
- 軽い咳で、食欲や元気はある
- 咳は出ても機嫌が悪くなるほどではない
- 診察時間内に受診する場合の目安
- 咳がひどく元気がない
- 夜中の咳がひどくて眠れない
- 呼吸がつらそう
- 診察時間外でも早急に受診した方がいい場合の目安
- 日中も夜も関係なく、咳が続いている
- 咳の種類にかかわらず、ぐったりしていて、元気がない
- 呼吸困難な時
ちなみに、上記は、あくまでも目安ですので、
心配な時は医師の判断を仰いでくださいね。
まとめ
日中はそれほどでもないのに、夜になると急に出てくる咳。
本人はもちろん、看病する親の方もつらいですよね。
私も子供が咳込む夜は、枕元に温かいお湯を入れた水筒を、
いつも用意するようにしています。
咳が出始めたら、ゆっくりと飲ませると、
気持ち的にも落ち着くようですよ(´∀`)
ここでご紹介したホームケア、ぜひ実践してみてくださいね。