「赤ちゃんに飲ませるミルクの温度は、何度が良いのでしょうか?」

無事に出産を終えて、いよいよ子育てのスタート!

初めての事ばかりで、戸惑うことも多いと思いますが、
その中でも、気になるのが「ミルク」についてではないでしょうか?


赤ちゃんの身体に入るものなので、変なモノは入れれません!
キッチリ理解した上で、最高の状態で飲ませてあげたいと、親なら思いますね^^

そこで今回は、ミルクの温度について詳しくご紹介します。

まずは、誰もが一度は気になる「70℃」についてから見ていきましょう!


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どうして70度以上のお湯が必要なのか?

ミルクを作ろうと、ミルク缶の説明を読んでいると、

「70度以上のお湯で溶かし、人肌に冷まして与えて下さい」

という説明に、あなたも疑問がでたのではありませんか?

これは、初めてミルクをつくる方でなくても、1度は疑問に思います。
何を隠そう私もそんな一人です^^

赤ちゃんがお腹を空かせて泣いている時は、ほんの数分でも惜しいもの!

熱いお湯で溶かしてから冷ますより、
すぐ飲める温度で作ったほうが、効率的だと思うのが自然ですよね。


しかし、この「70度以上」という温度は、
ミルク作りでは無視できない、とても重要なポイントなんです!

70度以上の理由!


70度以上のお湯を使う最大の理由は、殺菌です!

現在の製法では、ミルクの原材料や製造過程において、
完全に菌を取り除くことが出来ません。

また、ご家庭でミルクを作る際や、保管時に菌が紛れ込む可能性もあります。

70度以上のお湯で調乳することで、ミルクに含まれる可能性がある菌を殺菌でき、
赤ちゃんに、安全なミルクを作ることができるのです。



ちなみに、ミルクに含まれる可能性がある菌って何?
と思われる方のために、簡単にご紹介します。

エンテロバクター・サカザキという細菌で、広く自然環境下に存在します。

乾燥にも強く、粉ミルクの中でも、1年以上生存が確認されたとの報告もあります。

厚生労働省科学班による日本の粉ミルクの汚染実態調査では、
各年2~4%の検体からエンテロバクター・サカザキを検出し、
汚染菌数は333g中1個(2006年・2007年)を確認しています。

この菌が赤ちゃんの体内に入ってしまうと、
ほとんどの場合は、無症状~軽い下痢程度で済む場合が多いそうです。

ただし、海外では、この細菌が原因の敗血症や髄膜炎の症例も報告されているので、
赤ちゃんの安全を考えると、70度以上のお湯で溶かすということを守りたいですね。


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熱湯で溶かしても大丈夫なの?

調乳ポットがない場合、70度って中途半端で難しいですよね。

「沸騰したてのお湯ではだめなの?」
って、疑問に思ったので、ミルクメーカーに聞いてみました!

結論から言うと、沸騰したてのお湯でも大丈夫!

ただし、厳密に言えば、熱湯を入れることで、
壊れてしまうビタミンやミネラルがあることは確かです。

でも、その壊れた分を差し引いても、赤ちゃんの成長に悪い影響を与えるほどではなく、
特に、問題ないとのことでした。

と言われれも、気になったので、私はこれを導入しました!
→ 赤ちゃんに安全安心なお水はこちら!
いつでも70度以上のお湯が使えますし、何より安全なお水で作ったミルクなら、
安心して赤ちゃんにも飲ませることができますからね^^

ちなみに、赤ちゃんが生まれる前から、ミネラルウォーターは買っていたのですが、
赤ちゃんを抱いて、買いに行くのは思ったよりも大変でした・・・。

家まで、運んでくるのが何気に便利!
夜中に起きて調乳するときに、設置して良かって心から思いました(*゚▽゚*)


夜泣きの赤ちゃん

そもそも、人肌って何度なの?

さて、殺菌に気を付けて、安全なミルクができたところで、
次に大切なのが、赤ちゃんに与える時の温度についてです!

ミルク缶に書かれている、「人肌」とは、一体何度くらいなのでしょうか?

実は、人肌というのは、字の如く体温くらいを目安にすると良いです!
つまり、36度~40度が、ちょうど良い温度になります。


赤ちゃんは、粘膜も未熟なので、大人が飲むような熱さでは、
熱すぎて喉や胃が火傷してしまいます。

人肌を目安に均一に冷ましてあげることが大切です。

はじめは難しいと思いますが、少しぬるめでもお腹を壊すことはないので、
火傷しないことを第一に考えて、冷ましてあげましょう!

何度も作っているうちに適温が分かりますので、赤ちゃんの好みにあわせて夏はぬるめ、
冬はあたたかめ等、調節してあげると喜んで飲んでくれますよ^^

まとめ

いかがでしたか?

「70度以上のお湯で溶かし、人肌に冷まして与えて下さい」
も理由を知ると、納得できますね。

泣いている赤ちゃんを待たせるのは、心苦しいですが、
赤ちゃんを守るために是非、実践して下さい。


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