最近、過保護な親が多くなっているとよく聞きます。
子供に良くも悪くも目が行き届いて、
何かと世話を焼き過ぎてしまうのですが、
過保護の子育てが子供に与える影響はどうなんでしょうか?
実は、専門家の間でも、
過保護は子供に良い影響を与える!という説と、
過保護は子供に悪影響を与える!という説と、
大きく2つに分かれているのです(;゚Д゚)!
そこで今回は、2つの説をご紹介しながら、結局のところどうなのか!
持論を交えてではありますが、しっかりと考えて行きたいと思います!
過保護は子供に良い影響を与える!とは?
まずは、過保護は決して悪いことではない!という考え方。
むしろ過保護はいいことなのです!
子供が望むことを、親が認め叶えてあげることで、
子供は心から満たされ、愛されていると実感できます(*^_^*)
例えば、卒乳できずに、「もっともっと」とずっと離さない子供がいるとします。
無理に離さずに可能な限り付き合ってあげることで、
子供は満たされ、安心するのです。
「え?もっともっとが長引かない?」
と心配になってくるかと思いますが、
逆に満足すれば、ぱっと離れて行きます。
親から与えられた絶対的な安心感は、
自信に変わり、結果、自立への早道となるのです。
これが、過保護が子供に与えるいい影響の話!
確かに、親が愛情をたっぷり注いで子供を育て、
そのおかげで子供も安心して、自信を持ってすくすくと育っていく…
なんて理想的な子育てなんでしょう^^
過保護って言われると嫌な感じがしていたけど、いいことなんだ!!
って思えてきますね。
でもちょっと待ってください。
次に、もう1つの悪い影響を与えるという説も見てみましょう。
過保護は子供に悪い影響を与える!という説
過保護を心配しているあなたに、
先に耳障りのいいお話をしました…
しかし、こちらは、手厳しい耳の痛いお話です(^_^;)
思うままに家で過保護に育ってきた子供というのは、
集団生活ではどうなんだ!というのが、悪い影響を与えるという説です。
- 親任せ
- 自己中心的
- 自分勝手
- 自己愛が強い
- 孤立しやすい
傾向があると言われています。
確かに、家では居心地がよくて、天下を取っている子供達も、
一歩、外に出たらそういうわけにはいきませんものね。
学校に通うようになって、
自分の思い通りに進まないことが多くなってくると、
いじめや不登校、非行に走る…ということも出てくるかもしれません。
と、ここまで良い影響、悪い影響と真逆の説を、
両方とも見てきました。
両方とも、あり得る話ではありますが、考えて行くうちに、
過保護にも、こんなルールがあるのではないかと気づいたのです。
ポイントは良い過保護と悪い過保護!
要するに、良い過保護か悪い過保護かは、
子供の年齢や成長に合わせた対応ができるかどうかが、
ポイントとなってくるのではないでしょうか。
山口県で教育に携わる方がまとめた「子育て四訓」と言うものがあります。
子育て四訓
- 乳児は肌を離すな
- 幼児は肌を離せ、手を離すな
- 少年は手を離せ、目を離すな
- 青年は目を離せ、心を離すな
成長段階に合わせた子育ての基準として、
とっても参考になりますよね(*^_^*)
時には、1段階も2段階も戻して抱きしめてあげることもあるでしょう。
そうしてあげなきゃだめだ!っていう時だってありますよね。
でも、ここからあまりにもかけ離れた過保護な子育てを日常的に続けていれば、
やはり悪影響を及ぼすことになるのではないでしょうか。
子育てのゴールは、1人前の大人として社会に送り出すことです。
そのゴールに向かってどうしてあげることが、
本当の意味で子供の為になることなのか、
日々、自問自答して子育てをしていく必要があるのではないでしょうか。
まとめ
過保護…耳の痛い言葉です。
ついついやり過ぎてしまい、後悔することが多いですね(^_^;)
子育てに正解はないと言われますが、見てきたように、
過保護が子供にどんな影響を与えるのかも、答えは1つではありません。
子供の成長を受け入れて、
一緒に喜び、子供を信じて任せることも必要ですよね。
子供と一緒に、親も成長しなければ!!
この記事が少しでも参考になって、
あなたの子育てにお役に立てたら嬉しいです。