初めての出産なら慣れない育児で、お子様の行動に敏感になるのは、当たり前のこと。
「あれは危ないからダメ!」
「これはできないことだから、ママがやってあげなくちゃ!」
…って、どこまで口出ししてもいいの?
もしかして、甘やかし過ぎかな?
こんなにしてあげるのは、過保護かな?
などと、あなたも悩んでいませんか。
子育てでよく耳にする「過保護」、あまり良くないイメージが定着していますね。
しかし、実は「過保護」には、いろんな深い意味があるんです!
そこで今回は、過保護は子ども為にダメなのか?について、
詳しく徹底解説していきますね!
知っておきたい!「過保護」と「過干渉」の違い!
2歳まではあまり手のかからなかった子どもでも、
3歳になると色んな事を覚えてくきて、なんでも経験したくなります。
ちょうどこの時期は、魔の3歳児と言われ、
自我の芽生えが著しい時期です!
この頃は、動きが活発になり今までとは違う行動も増えてきて、
ますます目が離せなくなります(;´Д`)
あなたは、子供のために…と思って、
ついつい、何でも先にやってしまいがち。
- 子ども達が始める前に、全部やってしまう!
- やりたい事を「ダメ!」と止めてしまう!
思わず、手や口を出してしまいますよね(-_-;)
やった後に後悔してしまうこれらの行動ですが、
実はこの行動は、過保護ではありません!
これらの行動は、「過干渉」と言われます。
過干渉とは、子供が望まない事を必要以上にやってあげる事や、
子どもの活動を制御し過ぎる事。
遊んでいる子どもを「怪我しそうだから」と言って、
頭から止めてしまうのは良くありません。
子供の成長過程で必要な遊び方も止めてしまっては、
恐怖心が先に立ち「経験」することに臆病になってしまう傾向が…
最低限の「ダメ!」と止める言葉は、危険から守るためにやはり必要ですが、
何でもかんでも頭ごなしに止めてしまうのは、避けたいですね。
もちろん、1~2歳で初めての経験でいろいろ学ぶための「親の干渉」は必要です。
ですが、3~5歳の頃からは、徐々に「見守る方向」へシフトチェンジしましょう!
年長さんにもなると、「自分で出来る!」と自立心も強く出てくるので、
そこは手を貸さず見守ってあげてくださいね♪
ここで、親がやりすぎると「過干渉」になってしまいます。
過保護は過干渉と違うの?
では、過保護とは一体なにを指すのでしょうか?
過保護とは、子どもが望むことを何でもやってあげること!
ここで勘違いしてほしくないのですが、
過保護には、甘やかせるというイメージがありますが、
実は、これは、悪い事ではありません!
それどころか「過保護」って子どもの成長には必要なんです!
子どもが親に甘えてくることは、愛情の確認。
「5歳になっても抱っこ」
「小学生になったのにまだ一人で寝られない」
などあるかもしれません。
これを、「過保護にしすぎた」と「失敗したなー」と思わないでくださいね。
いつかは時が来れば、自然と無くなって来ます。
甘えてくるうちは、思い切り甘えさせる事をおススメします^^
良い過保護と悪い過保護の見分け方!
親は、子どもに良いと思って口出ししてしまいがち。
これは、全部が全部いい事ではありません。
子供のいうことをなんでも聞いてあげる、
望む物(おもちゃなど)なんでも与えてあげる。
これって良い過保護だと思いますか?
もちろん、そう思うママはいないですよね。
食べたいお菓子やおもちゃをすぐ買ってあげる。
やる前から「出来ない」とワガママを聞き、代わりにやってしまう。
「物欲」や「ワガママ」ばかりを聞いてしまうと、
泣けば何でも聞いてくれる!といった考え方になる恐れがあります。
これは、子供の心の成長に良い事はないですね。
そうです、これは悪い過保護です!
そうではなくて、心の成長につながる「いい過保護」を行いましょう。
良い過保護とは、具体的に言うと
「ママー!」と泣いて甘えてきたら抱っこしてあげる。
「ママ、これやって?」と頼まれたら
「うん。〇〇ちゃんも一緒にやってみようか」と子どもと一緒にやってあげる!
このように、愛情をもち子どもを信じて、
子供の心を満たしてあげましょう。
話を聞いて欲しい・側に居てほしいなどの欲求を満たしてあげるのは、
スキンシップ・愛情のある「過保護」です!
とても素敵な事で、必要な過保護ですね^^
子供にとって良い「過保護」になるために!
いろいろ「過保護」についてまとめてみましたが、結局のところ良い過保護とは?
そのポイントをご紹介します!
朝の着替えは、子供と一緒に!
朝の着替え、子供が自分でなんでもやりたがります。
でも、「朝の忙しいときに、モタモタされてしまうより、私がしたほうが早い」
・・・と、あなたが全部やってしまう。ありがちなことです(^_^;)
ですが、これでは、過干渉になってしまいます。
選ぶのにモタモタしている時は、
「一緒に選んでみようか?」
と言ってみるのがおススメです。
そして、どんなに遅くても、
自分で着ることができるまで、見守ってあげましょう。
「自分で選んだ服」を「自分で着ることができる」
これが子供には楽しい行為なんですよ(*^_^*)
褒めた後のご褒美は、好きなお菓子で!
幼稚園で何か良いことがあった、先生に褒められたなど、
良い事があった後ご褒美をあげたくなりますね。
そんな時はおもちゃや雑貨系ではなく、
子供の「好きなお菓子」をあげましょう。
高価なおもちゃなどは、誕生日や特別の日だけにあげると、
特別なご褒美として、いつまでも大切にします。
また、そういう習慣をつけておくと、
子供もお店でダダをこねることはなくなります。
叱るより褒める
1つ叱ったら2つ褒めるなど、
どんな小さな事でも見つけて褒めてあげましょう。
この「褒めて伸ばす」は、子供の成長には欠かせないこと!
それに、怒ったママよりも、笑顔のママのほうが、子供は安心しますよ。
叱ることも大切ですが、それと同じくらい褒めることも大事なんです。
何事もやり過ぎない・構い過ぎない事
最大のポイントは、全ての要求を受け入れず半分くらい‥
いや、7割程度に抑える事も大事だと思います。
ついイライラしてしまいますが、じっと見守りましょう。
「すぐ手を貸さず、もう一度挑戦して出来なかったら手伝う。」など、
決めておいて、一呼吸おいてみてください。
以上、4つのポイントを挙げてみましたが、
参考にして頂けたら嬉しいです(*^_^*)
まとめ
「過保護」についてまとめてみましたが、いかがでしたか?
最初から、誰でも上手に子育て出来ません!
だから、子育てはこうあるべき!
なんて、悩む必要はありません。
子育てに正解が無いように、間違いも無く、
育児本にも正解なんて載ってもいません。
今は沢山の育児本がありますが、あくまでも参考程度にしてください。
だって、「自分の子の説明書」では無いですもんね!
過剰になり過ぎず、必要以上に考えすぎない事が、
楽しい子育てライフを送るコツですよ!