お母さんに食べさせてもらっていた赤ちゃんも、
生後9ヶ月頃からは、自分で「手づかみ食べ」を始めます!
自分で食べている!というよりは、手触りを楽しみながら、
いろいろな感触を体験しているといった感じですが(^_^;)
あなたが、愛情をたっぷり込めて、一生懸命作った離乳食を、
グチャーっと思っきりにぎったり、あちこちにくっつけたり・・・。
我が子の成長を喜ぶ反面、食事のしつけについて、
考え始めるのが、この頃ですね。
ここでは、子供の食事のしつけをいつから始めるのか?
また、どのように教えればいいのかを、ご紹介します!
子供の遊び食べは叱ってはだめなの?
手づかみ食べをし始める生後9ヶ月頃から、
離乳食を手でグチャっとつぶしたり、ポイっと落としたり、
といった遊び食べも同時に始まります(;´д`)
1歳を過ぎたあたりからは、スプーンで食器を叩いたり、
食事に飽きて、立ち歩いたりする子供も・・・。
食事は、赤ちゃんの栄養面や食べやすさなどを、
あなたが、一生懸命に考えて作ったものです。
その食事を、滅茶苦茶にされたり、全然食べてくれなかったりすると、
泣きたくなってしまうことだってあると思います・・・。
しかし、この「遊び食べ」が、成長の過程でとても大事なことも、
離乳食を一生懸命勉強されたあなたなら、感じているのではないでしょうか?
実はその通りで、遊び食べとは、子供が色々なものに好奇心を持っている証拠!
その心は育ててあげたいですし、
食事の時間は楽しく過ごしたいですよね^^
そこで大切なことが、強く叱らないこと!
「ダメ~!!」と怒鳴ってしまうと、
せっかくの子供の好奇心を摘んでしまいます。
さらに、子供は食事に対して、つまらない時間・叱られる時間・・・
と認識させてしまう可能性まであります!
ついでに言うと、怒鳴ったお母さんにとっても、
食事の時間=憂鬱な時間・イライラする時間となってしまい、
楽しいはずの食事が、家族にとって試練になることに(;´д`)
そうならない為には、一体どうすれば良いのでしょうか?
次の章で、見ていきましょう!
子供の食事のしつけはいつから?
前の章で、「遊び食べ」は大事な成長の過程なので、
怒鳴ってやめさせてはいけないと説明しました。
とは言う事は、ごはんが粘土のように形を変えていても、
床に、ニンジンやブロッコリーが転がっていても、
「うちの子は好奇心旺盛なのね~」
と、ニコニコと見守っていれば良いのでしょうか?
もちろん、答えはNOです!
いくら成長の大切な過程だからと言って、
なんでもかんでも、許される訳ではありません!
「食べ物を粗末にしてはいけない!」
という、好奇心とは別の大切な事を教える必要があります!
では、一体いつから始めれば良いのでしょうか?
それは、ズバリ!!
離乳食を座って食べる頃から、食事のしつけも始まるのです!
まだ言葉も通じず、食事と遊びの区別がつかない赤ちゃんにでも、
言い聞かせたり、教えてあげる必要があります。
ではどのようにしたらいいのか、具体的に見ていきましょう!
子供の食事のしつけはどのようにしたらいいの?
「おいしいね」「これはどんな味かな?」
など、今までも、言葉は通じなくとも、赤ちゃんにたくさん話しかけて、
離乳食を口に運んであげたことだと思います。
実は、食事のしつけも同じなんです!
「おててで上手にお口に入れられるかな?」
と、優しく声をかけながら、実際にさせてあげて、
そして出来たら、「わ~!上手にできたね!!」
と、思いっきり褒めてあげましょう(*゚▽゚*)
もしも、出来なかっても、
「もう1回、やってみようか?」
「今度はできるかな?」
などと楽しく声をかけて、何度でも応援してください!
そして、できるようになれば、また、褒める^^
これを繰り返すうちに、できるようなります。
と、褒めるのは親としても楽しいのですが、
問題は叱る方ですね(^_^;)
例えば、食べ物を、わざと床に落としている場合は、
どのようにすれば良いのでしょうか?
思わず怒鳴らりたくなる時もあるでしょうけど、
ここは我慢して、ちょっと困った顔をしながら、
「食べ物はお口に入れるんだよ」
「汚れちゃうと食べられないよね」
と声をかけましょう。
そうなんです、あなたの表情で良くない事だと教えてあげてください!
子供は、あなたの表情から、色んな情報を敏感に感じるので、
大声を出さなくても、十分に伝わります。
怒らずにしつけるコツ!
怒らないように、心に余裕を作る事が大切です。
「多少の遊び食べはするもの!」
ということを前提に準備をしましょう!
具体的な方法としては、子供の前には食事の全部を置きません。
はじめのうちは、つかみ食べさせる分を少しだけ渡して、
残りはあなたの側に置いて、食べさせてあげてください。
他にも、
- 子供のイスの下にはシートをひく
- 汚れてもいい服装にする
- ポケット付きのスタイを用意する
特に、ポケット付きのスタイはおすすめです。
私も使ってましたが、食事の終わりに見てみると、
色んなものが入っていて、タプタプ・・・
これが全部、服や床にこぼれていたら掃除が大変だったでしょうね^^
それだけでも、かなりイライラ解消に役に立ちます!
そして、食べ方以外にも大切なのが、挨拶。
「いただきます」「ごちそうさまでした」
は、あなたがやって見せてあげましょう^^
そのうちに、赤ちゃんも手を合わせて、頭だけペコっと下げたり、
「ます!」「た!」とまねしてくれるようになります。
もう少し月齢がいって、
食事の途中に立ち歩くようになったら、
『「ごちそうさま」を言うまでは立ってはいけないよ』
と、根気よく教えることで、覚えてくれます。
ちなみに、注意ばかりだと子供もつまらないので、
わざと盛りを少なめにしておいて、全部、集中して食べられたら、
「すごい!もうお兄ちゃん(お姉ちゃん)だね!」
「いっぱい食べて、大きくなるね!」
と少しオーバーな位に褒めてあげると、
食事の途中で立ち歩きしなくなりますよ!
まとめ
離乳食が始まる頃から、食事に関する悩みが増えてきますが、
伝えてすぐに理解できるかと言えば、正直なかなかできません(^_^;)
時間がかかるかもしれませんが、根気強く教えてあげてください。
あなたの頑張りが、将来、子供の幸せに通じますからね!