赤ちゃんの予防接種、ネットであれこれ検索していると、
「ヒブワクチン 肺炎球菌 同時接種」の後の予測キーワードに、
「大丈夫」「死亡」なんていう単語まで!!
・・・・え?同時接種って危ないの?
死亡って何??
と驚き、知らないでうけて、
赤ちゃんに何かあっては困るので、徹底的に調べました!
- 何故、ヒブと肺炎球菌の同時接種が心配されているのか?
- 同時接種しないスケジュールの立て方があるのか?
とお悩みのお母さん、ぜひ参考にしてみてください!
では、早速見ていきましょう!
あなたは、受けさせますか?させないですか?
ヒブワクチンでこんな報告が・・・
2011年3月に、3日間で3例の死亡報告がありました。
当時子供がいなかった私は、
このニュースを全然知りませんでしたが、
もしかすると、ご存知の方もいるかもしれませんね。
肺炎球菌とヒブの同時接種をした子供が、
接種の翌日、または3日後に亡くなるという痛ましい事故が、
相次いで、3例報告されたのです。
これを受けて厚生労働省は、2011年3月4日に、
肺炎球菌とヒブの同時接種を見合わせるよう通達を出しました。
しかし、2011年3月29日には、
「同時接種と死亡に、直接的かつ明確な因果関係は認められない。」
という調査結果を、発表しています。
そして、2011年4月1日からは、
同時接種が解禁されました。
解禁された理由として・・・
- ワクチンの同時接種自体、世界中で一般的に行われている
- ふたつのワクチンは、世界中で使われているもので、
死亡を含む重篤な副反応の頻度が、
同時接種によって急激に高まったとは言えない
などが、挙げられています。
なんだか小難しいですが、つまりは国として、
「同時接種は特に問題じゃないよ!」
と、発表したということですね。
ふむふむ、過去にあったことは、よく分かりました。
けれど、大丈夫と言われても、心配するのが親心。
・・・・・・本当に、大丈夫なのでしょうか・・・(;一_一)?
同時か単独かにかかわらず、予防接種にはリスクがある!
子供に受けさせる予防接種の予診票を見ると、
次のような一文があります。
接種を希望します ・ 接種を希望しません」
↑ 丸で囲む方式
ここで言われる「副反応」とは、予防接種によって、
期待される「免疫をつけること」以外に起こってしまう反応のこと。
一般的なのは、
- 注射した部分が赤くなる、腫れる、しこりができる
- 熱が出る
などで、そのほとんどは軽い症状で済み、一時的なもの。
予防接種を受けずにいて、
その病気に感染すると、より重篤な症状になる危険があるため、
「軽いリスクを取って、重い病気を防ごう!」
というのが、予防接種の考え方なんですね。
ちなみに、ここで取り上げている肺炎球菌とヒブは、
実際にかかると、どんな症状が現れるのでしょうか?
肺炎球菌とヒブの症状!
- 肺炎球菌
- ヒブ
この菌が体の中に入り、脳を包む膜についてしまうと、
「細菌性髄膜炎」を起こします。
発症する子どもの半分以上が0歳児で、
特に小さな子供がかかりやすい病気。
病気の発見が難しい・薬が効かない場合があるなど、
致死率は最大10%、後遺症を残す率も40%にのぼります。
肺炎球菌と同じように、この菌が体内に入って、
脳を包む膜につくと「細菌性髄膜炎」。
また、のどの奥につくと「喉頭蓋炎」を起こします。
やはり子供がかかりやすく、
致死率は最大5%、後遺症率も30%にのぼります。
ワクチンが開発されているということは、
過去にこれらの病気で苦しんだり、亡くなった子供がたくさん居たということ。
親としては、その意味をよく考えて、
自分の子供に受けさせるかどうかを、決めたいものですね・・・。
うん、予防接種の重要性はよく分かった・・・。
けれど、取り除ける不安要素は取り除きたい!
同時接種をせずに進める方法はないの??
というあなた、・・・・・・調べましたよ!
そして、・・・・・・・見つかりました!(再会の番組風)
次の章では、
同時接種しない絶妙スケジュールと、そのリスクについてご紹介します。
同時接種を避けたい!けど予防接種は受けさせたい!
それでは、さっそくご覧ください!
ロタ、ヒブ、肺炎球菌、四種混合を、
小児科で接種すると仮定してすると・・・。
それぞれの空けなければならない期間、
接種を開始できる月齢と、6か月までには接種を済ませた方がいいことなど、
それらを考慮して考えると、最終的に、このようになりました。
※クリックすると拡大します。
・・・というか、これ以外ありません・・・・・・。
どうでしょう??
小児科へ行くこと、全13回。
ほとんど週1回の習い事ペースの時期もありますね。
こうすることで、同時接種を避けることはできますが、
私としては、リスクのほうが高いような気がします。
【考えられるリスク】
- 体調不良で、予定していた日に行けないと、スケジュールが崩壊する
- 頻回で小児科へ行くことで、別の病気をうつされる
- 低月齢で何度も出かけるのは、赤ちゃんの体力が心配
もちろん、接種するワクチンを減らせば、
病院へ行く回数も抑えることができます。
しかし、同時接種を避けたいという理由のために、
予防できる病気のワクチンを打たないのは、ちょっと考え物です。
まとめ
いかがでしたか。
ちなみに、赤ちゃんに持病がある場合は、
必ず、お医者さんに相談をしましょう。
我が家は、かっつりと同時接種しました。
幸い何事もなかったため、こんなふうに言えますが、
厚労省からは、「先天性疾患(持病)のある子供は、主治医に相談を」
とも発表されています。
また、特に持病がないお子さんの場合でも、
お母さんが、予防接種について疑問や不安を抱えているなら、
専門家であるお医者さんに、まず相談することをおすすめします。
混雑していて、いつも忙しそうな小児科で、
「あの~・・・」と言い出すのには、勇気がいります。
しかし、予診票に書いてある通り、
「効果と副反応について、理解したうえで」予防接種を受けさせるためには、
納得いくまで質問するのがいちばん!
そこできちんと対応してくれたり、向き合ってくれるかどうかが、
その後のかかりつけ小児科選びにも、重要なポイントになります!^^
子供のことだからこそ、自分のこと以上に悩んでしまうのが母心。
納得できる答えが見つかることを祈っています♪