無事、赤ちゃんが産まれ、
ようやく、生活にも慣れて来たかと思ったら、
すぐに、予防接種の準備が始まります(;´д`)
しかし、
「小児科はどこにしよう?」
「任意の予防接種は打つべき?」
などと、迷っているうちに、
接種したい注射が間に合わないかもしれない!
なんて、焦っていませんか?
私も子供を産むまでは、こんなにも予防接種があるなんて、
夢にも、思っていませんでした(;゚Д゚)!
そして、順番から考えると、最初に迷うワクチンは、
「ロタウイルス」ではないでしょうか。
そこで今回は、赤ちゃんにロタの予防接種をするにあたって、
期間や種類、効果について、詳しくご紹介しますね!
ロタの予防接種がどんなものかを、理解したうえで、
必要か不必要かを決めるのに、役立てば嬉しく思います!
ロタワクチンはいつまで打つことが出来るの?
まず、ロタワクチンについて、
最初に知っていて欲しい事があります。
それは、どんな理由があっても、
「○○週日+1日」と規定の数週を過ぎてしまった場合には、接種は出来ない!
という事です。
何故1日でも過ぎたら駄目なの?
って、思いますよね。
それはロタウイルスの特徴に関係があります!
ロタウイルスの特徴とは?
実は、生後3ヵ月くらいまでは、
母親からの免疫があるため、
あまり、ロタには感染しません。
しかし、3ヶ月を過ぎ免疫が無くなった時に、
感染しやすく、感染した場合には重症化しやすいです。
なので、免疫が無くなる前に、
早く接種を終わらせる事が重要なのです。
そのために、期日が厳守されております。
ロタワクチン接種が間に合わないかもしれないママさん必見!?
先ほど、「期日は絶対である」というお話をしましたが
戸惑っているうちに、接種したかったロタワクチンが接種出来ないかもしれない・・・
と、がっかりしているあなたに、朗報です!
実は、ロタワクチンには、
ロタリックスとロタテックという2種類があります。
そして、なんと、それぞれ接種できる期限が違います!
どのように期限が違うのか、見てみましょう。
- 1回目:生後6週~20週まで
- 2回目:生後10週~24週まで
ロタテック 【平成24年7月20日発売】
- 1回目:生後6週~24週まで
- 2回目:生後10週~28週まで
- 3回目:生後14週~32週まで
という事は、
ロタリックスの接種が間に合わなかった場合でも、
ロタッテクは約1ヶ月ほど初回の接種時期が遅いため、
間に合う可能性がありますね!
ただ、期間が違うからという理由だけで、
接種するには、抵抗がありますよね(^_^;)
では、この2つの予防接種には、
一体、どんな違いがあるのでしょうか?
ロタリックスとロタテックの違いは?
それでは、さっそく見ていきましょう!
ロタリックス
- ヒト由来の為、免疫がつきやすい
- 1種類のロタウイルスワクチンである。
※ただし一度の接種では一種類の免疫しか付かないが、
二度接種する事で他のロタウイルスへの効果も報告されている
ロタテック
- ウシ由来の為、免疫がつきにくい
- 最初から5種類の免疫を取得する事が出来る。
この2点が、一番大きく異なる点ですが、
実際には、どちらのワクチンも、効果について、それほど差は無い
と報告されています。
どちらのワクチンを接種しても、問題はなさそうなのですが、
そもそも、予防接種さえすれば、安心しても良いのでしょうか?
実際にロタワクチンを打ったらもう安心なの?
スケジュールを詰め込んで、このロタワクチンを接種した!
・・・もう、ロタの心配はなくなるのでしょうか?
残念ながら、答えはNO!です。
日本では年間約80万人ほど、
ロタウイルスに感染・発症すると言われています。
しかし、ロタワクチンを接種する事で、
点滴や入院を必要とする重症例を、
なんと、約90%も減るそうです!
他のワクチンも同様かと思いますが、
ロタワクチンも接種したら確実に感染しない!
と言うわけではありません。
しかし、ロタの特徴として、小さいうちは重症化する事も多く、
合併症や脱水症状も怖いですよね。
私の周りでも、接種していたにもかかわらず、
発症したお子さんは入院する事もなく、
思ったより、早く完治したと言う話を聞きました。
もちろん、副作用という心配もありますが、
ロタは感染例も非常に多く、感染経路も身近なウイルスです。
約90%重症化を防げるという点は、
個人的には、大きなメリットに感じます!
上記を参考に「接種の必要性」「我が子の接種が間に合う時期」を、
今一度確認してうえで、どうするか決めて貰えばと思います。