赤ちゃんの離乳食が始まると、ママは本当に大変ですよね。
せっかく作っても全然食べてくれなかったり、
同じ物しか食べなかったり、本当に毎回クタクタ(;´Д`)
そんな中でも、アレルギーの有無は、一番神経を使うところ…。
最近は食物アレルギーの子供が増えているだけに、
我が子がどうなのか気になりますよね。
「アレルギーの検査って必要なの?」「必要ならいつからするべき?」などなど、
アレルギー検査についてのあれこれをご紹介します!
検査はどのタイミングでするのがベスト?
離乳食を与えはじめる時期は、一般的には生後5〜6ヶ月くらい。
「それまでに検査した方がいいの?」と思っている人が多いようです。
(私もそうでした(^_^;))
実際、離乳食をはじめる前に、
アレルギー検査をする家庭もあります。
例えば、両親がアレルギー体質であるとか、
授乳中にあなたが食べたもので反応している感じがある、
などの心配要素があれば、早々に調べておくと安心です。
ただし、特にそんな心配要素がなければ、
乳幼児のアレルギー検査は、1歳以降がベスト!
実は、赤ちゃんの場合、採血がとてもしづらいなど、
検査自体が赤ちゃんに負担をかける事もあるからです。
なので、基本的には、何か症状が出てくれば検査する!
というスタンスでいれば大丈夫(*^。^*)
初めての食材の離乳食を与える時は、緊張しますよね。
しかし、
「初めてのものはひと匙から」「最初の一口は、何かあっても受診できる日中に」
これさえ守っていれば、安心です。
アレルギーの時はどんな症状がでるの?!
離乳食などを進めていくと、何かの症状がでた場合、
アレルギーによるものなのかどうか、で迷う事があると思います。
我が家でも、離乳食の少し後に入浴させていた時、
お風呂上がりに発赤ができることが続き、判断に迷ったことがあります。
結局、やり過ごしているうちに出ることもなくなり、
汗疹のようなものだったのかな…(-_-;)
このように、アレルギー症状なのかと迷ったり、
逆に、気づきにくい症状もあります。
そんな時でも、具体的にどんな症状があるのかを知っておけば、
判断もしやすいですよね。
まず、一番多いのは、じんましんや湿疹といった皮膚に出る症状!
口などの顔周りだけ出ることもあれば、
身体全体が真っ赤になる場合もあり、程度は様々です。
ただ、口の周りが少し赤くなる程度の場合は、
よだれなどでただれているのか迷うと思います。
そこで、次に同じ食品を与える場合は、
前回より注意してみてあげてくださいね!
次に、見落としやすいのが、この3つの症状です。
- 咳や喘鳴、鼻水など呼吸器に出る症状
- 下痢や嘔吐などを起こす消化器症状
- 喉や舌が痒くなるなど口の中の粘膜に出る症状
このなかでも、消化器の場合は、
時間が経ってから症状が出ることがあるので、特に注意が必要です。
この3つの症状はどれも、風邪などと混同したり、
喋らない赤ちゃん相手では気づきにくいことばかり(;´Д`)
ただ、「こんな症状もある!」と少し頭に入れておくことで、
判断しやすくなりますよ!
そして、最後に最も怖いのが、
意識がなくなったり呼吸困難になるアナフィラキシー症状。
命の危険もあるアナフィラキシー症状は、ほとんどの場合、
食べてすぐから、2時間以内に起こります。
この症状がでたら、すぐに119番通報が必要!
ナフィラキシーを起こしやすい食べ物としては、
そば、小麦、卵、牛乳、甲殻類、ナッツ類、カレー、チョコレートなど。
初めて食べさせる時は、充分に注意したいですね。
食物アレルギーは治るのか?
アレルギーを持つ0歳児は、全体の1割くらいと言われています。
そのうち、約80%の子供が、3歳頃には普通に食べられるようになっています。
これには、乳幼児ならではの、
アレルギーを引き起こす原因が関係しています。
そもそも、アレルギーってどうして起こるかと言うと、
身体から細菌などの異物を取り除こうとして働く免疫作用の一つ!
それが過剰に働き過ぎて、かえって身体に悪さをしている状態です。
そして、この異常な免疫反応を起こしているのが、
IgE抗体という「たんぱく質」で構成されている物質なんです。
身体が大きくなり、免疫機能や消化機能が発達してくると、
たんぱく質を上手く分解できるようになり、
自然と抗体が過剰に作られることはなくなっていきます。
でも、乳幼児はこれらの機能がまだまだ未熟なので、
アレルギーを起こしやすい状況になっているのです。
三大アレルゲンとも言われる「卵」「小麦」「牛乳」アレルギーが、
赤ちゃんに多く見られるのは、このためです。
これに対して、甲殻類やナッツ類やど、
ある程度の年齢になってから現れるアレルギーもあります。
この場合は、残念ながら治りにくいことも良くあります。
まとめ
赤ちゃんのアレルギーについて、お伝えしてきましたが、
いかがでしたか?
アレルギー持ちのお子さん、周りでも結構多いですよね。
アレルギーのしくみや症状を知っておくことで、
もしもの時に、少しでも慌てず対応していければいいですね。