妊娠をすると、今まで無縁だった人でも、
「急に、便秘になったぁ…」
なんて事がよくあります(-_-;)
初産のあなたが、突然、便秘になってしまったら…
お産も初めて、便秘も初めてで不安になりますよね。
そういった不安な気持ちがストレスになって、
さらに、便秘に拍車をかけてしまうことも((( ;゚Д゚)))
そんな恐怖のスパイラルにハマらない為にも、
妊娠中の便秘の原因を正しく理解する必要があります!
原因は大きく分けて2つ!!
早速、見て行きましょう。
妊娠中の便秘の原因その1 ホルモンの影響!
妊娠中は、プロゲステロンという黄体ホルモンがたくさん分泌されます。
この黄体ホルモンが、妊婦さんが便秘になる原因の1つ目です!
黄体ホルモンとは、私達が日頃よく耳にする女性ホルモンのこと。
妊娠に関わらず、生理前後でも分泌量が増えたり減ったりしているのですが、
妊娠中には多く分泌されて、乳腺を発達させたり、胎盤を作ったり…
と、様々な役割を果たしてくれるのです。
ところが、こんなに大事な黄体ホルモンが、
一体どうして、便秘の原因になってしまうのでしょう?
黄体ホルモンには、子宮の収縮を抑えるという働きがあります。
実は、子宮の収縮だけでなく、
便を肛門まで運んでくれる平滑筋の収縮や蠕動運動まで
抑えてしまうのです(;´Д`)
その結果、便が長く腸に留まることで固くなって、便秘を招きます。
さらに、黄体ホルモンは、体の中に水分を蓄えようとする働きもあります。
これは、お母さんと同時に赤ちゃんも水分を必要とするからで、
大腸は、消化物の水分を妊娠前よりも多く吸い取ろうとします。
すると当然、便の水分量が減り、
固くなって出にくくなるというわけです。
さらに、まだまだ続きます((+_+))
ホルモンの分泌の変化は、自律神経の乱れを生むこともあります。
マタニティーブルーが、その1つ。
神経質になったり、自分のちょっとした感情を、
うまくコントロールできなくなります…。
そんな自律神経の乱れから、伝達組織がうまく働かずに、
便意を感じられなくなったり、肛門を固くしたりして、
排便を困難にするのです。
このように、妊娠中の身体は出産の準備を着々としながらも、
急激な体の変化が、便秘など不調となって現れます。
ここまでで、原因の1つめが分かったと思いますので、
次に、便秘の原因の2つめを見て行きましょう!
妊娠中の便秘の原因その2 赤ちゃんの成長!
赤ちゃんが大きくなると、次第に子宮が腸を圧迫するようになります。
とくに妊娠後期になると、便秘で苦しいのか?お腹が苦しいのか?
わからなくなるくらいです。
圧迫された腸は、蠕動運動が、更に鈍くなって便秘になりやすくなります(-_-;)
また、腸の幅自体も狭くなって行くので、
肛門の近くで詰まったり、便が固くなったり…。
ちなみに、なるべく薬は使いたくない!
というあなた。
産婦人科の先生に相談すると良いですよ。
妊娠中のママ向けの便秘薬を処方してくれますから、
あまりにも辛い便秘は一人で悩まず、
医師に相談してみてくださいね。
まとめ
いかがでしたか?
便秘の原因についてお伝えしてきました。
まずは、妊娠をすれば便秘傾向になるのだ!
という事が、分かっていただければと思います。
そのうえで、便秘の程度は個人差があるので、
ひどい便秘の場合は、検診を待たずに医師に相談をしてくださいね。
この記事が、あなたの不安を、
少しでも和らげることができたら嬉しいです!