子供が下痢になると、
「何か悪いモノを食べた?それとも風邪?」
と、心配に…。
実際は、少し様子をみていると治ることがほとんどですが、
下痢以外に、咳や微熱などの症状があると不安になりますよね(;´Д`)
今回は、子供が咳や微熱などの症状がある下痢になった場合の原因について、
ご紹介します1
また、病院へ連れていくなら、何科を受診すれば、いいのか詳しく書いていきますね。
ぜひお子さんの様子を見て、参考にしてみてください!
子供の下痢の原因とは?
子供の下痢、そして発熱などが伴う場合の原因は、
細菌性の下痢とウイルス性の下痢が考えられます!
では、細菌性下痢とウイルス性下痢の違いについて、
詳しくご紹介しますね。
細菌性下痢
細菌性下痢の主な原因は、食中毒によるもの!
そのなかでも代表的な原因菌が、
カンピロバクター、サルモネラ菌、病原性大腸菌(O-157を含む)です。
菌によって異なりますが、菌が体内に入ってから、
数時間から5日くらいで症状が出はじめます(;´Д`)
下痢(水っぽい便、血便)に加え、腹痛・嘔吐・発熱がみられ、
特に夏季に多く感染します。
主な感染源は、鶏肉、豚肉、生卵です。
これらを触ったあとには、殺菌力のある石鹸でよく手を洗いましょう。
また、お肉などを切ったまな板も消毒を忘れないでください。
ウイルス性下痢
子供に多く見られるのは、ウイルス性下痢です。
外で遊ぶことが多い子供の場合、風邪ウィルスをよくもらってきます(;´Д`)
ウイルス性下痢の主な原因菌は、
ロタウイルス、アデノウイルス、ノロウイルスなどなど。
これらの菌による場合、下痢の他にも、
嘔吐・吐き気・発熱・腹痛・喉の痛みも見られますが、
細菌性に比べて、症状が軽い場合が多いです。
しかし、けいれん、脳症、腸重積になることも、
稀ですがありますので、注意は必要。
ちなみに、ウイルス性の下痢では、ロタウイルスが一番症状がひどく、
下痢が一週間ほど続く事もあります((( ;゚Д゚)))
子供の下痢!こんな症状なら病院へ
下痢の原因が分かったところで、もしこんな症状があったら、
すぐに病院へ行きましょう!
発熱、腹痛、下痢があり、さらに血便が出たら、
細菌性の下痢の可能性が高く、重症化する前に早めの受診をしてください。
また、下痢の頻度が、一日に数回以上、症状が改善されない場合や、
涙、尿の出が悪くなったとき(脱水症状になっている)、
ぐったりして元気がないなどの場合も、すぐに医療機関へ。
子供の下痢は何科を受診?
口から食べ物をとれない場合、乳幼児の場合は、点滴なども行うので、
小児科専門医に受診することが望ましいでしょう。
14歳までは、小児科でみてもらうことができます。
以下の点に注意して、医師に説明出来るようにしておきましょう。
- 下痢がどのくらい続いているのか
- 便の色はどうか
- 匂いはどうか
- 一日に何回しているのか
- アレルギー持ちか
- 吐き気、嘔吐はあるのか
下痢が血便の場合、消化器が出血しています。
明るい鮮血(肛門に近い場所で出血)、黒い泥状の便(胃や腸からの出血の可能性)、
また、便の匂いがすっぱい、激しいお腹の痛み、発熱を伴う場合は、
内科、消化器科、胃腸科に行きましょう。
まとめ
いかがでしたか?
下痢、その他の症状とともに、病院に行くには、
何科を受診するのかを、ご紹介しました。
緊急なら、救急外来を。緊急性がない場合は、
かかりつけの小児科がおすすめ!
少しでも、普段の下痢と違うと思ったら、迷わず受診しましょう。
お子様の体調が早く改善するといいですね。