夏になると幼稚園や学校で流行する「アデノウイルス感染症」
とても感染力が強いので、登園、登校停止となります(;´Д`)
厄介なのは、アデノウイルスには型がたくさんあって、
症状も子供によってだいぶ違ってくるということ。
軽いかぜの症状しか出ていないお友達と遊んでいて移ってしまい、
あなたのお子さんには重い症状が出てしまう…
なんていうこともあります((( ;゚Д゚)))
また、その逆もあり得ますから、
症状が出ている間の外出は極力避けて、
人に移さないようにしましょうね。
それでは、まずはアデノウイルス感染症の、
主な症状からお話していきましょう。
アデノウイルス感染症の主な症状はこの3つ!
- 高熱
- のどの痛み
- 目の充血
39度以上の高い熱が続く。熱が上がったり下がったりを繰り返す。
のどが赤くはれ、痛みが強い。
目が充血して、めやにが出る。
ズバリ、この3つが代表的な症状です。
ただし、ウイルスの型や本人の体調などによって、
軽いかぜの症状しか出ない場合もあります。
また、受診をして検査をしても、
簡単な検査による判定だと「陰性」の結果が出ることも。
その為、「陽性」か「陰性」かの検査結果よりも、
症状をきちんと伝えて、医師に総合的な診断をしてもらう必要があります。
実際の症状が、アデノウイルス感染症かどうかの大切な判定要素となるわけです!!
では、具体的にどんな症状があるのか細かく見て行くことにしましょう。
アデノウイルス感染症の具体的な症状とは!
アデノウイルス感染症とは、昔から一般的に
「夏風邪」と呼ばれていたもの!
まずはメジャーなところから…
咽頭結膜熱(プール熱)
夏のプールで感染しやすいことから、「プール熱」と呼ばれますが、
実は夏以外でもかかります。
39度以上の高熱が数日~5日ほど続き、
のどの痛み、眼の充血、目やにが出たりします。
他にも、頭痛、吐き気、下痢の症状が出ることも。
流行性角結膜炎(はやり目)
高熱が出ることはあまりありませんが、
目が充血して目やにが出ます。
目やにからも感染するので要注意。
扁桃腺炎(へんとうせんえん)
のどに違和感があって、赤く腫れ、強い痛みを伴います。
同時に扁桃線に白っぽい膿のようなものが見られます。
高熱が数日~5日ほど続くこともΣ(゚д゚lll)
まだまだあります。
アデノウイルスによる感染が原因で起こるこんな症状。
続けて見て行きましょう。
- 上気道炎、気管支炎
- 胃腸炎
- 肺炎
- 出血性膀胱炎
- 無菌性髄膜炎
風邪の症状の咳、鼻水、のどの痛み、発熱
腹痛、下痢、嘔吐
5歳以下の乳幼児がかかることが多く、重症化しやすい
排尿時に痛みがあり、血尿が出る
頭痛、発熱、嘔吐
このように、本当にアデノウイルス感染症の症状は多種多様。
また、ウイルスに直接効く薬はほとんどない為に、
自宅で安静にして、対症療法による治療しかできません。
劇的に治してくれる薬はないのです…
「夏風邪は治りにくい」と言われるのは、このことから来ているんですね。
更に、残念なことには、
免疫がつきにくくて何度もかかってしまうのです。
日頃から体力をつけたり、疲れをためないようにして、
予防に努めるしかなさそうです。
まとめ
感染力が強く、何度もかかる、直接効く薬がほとんどない…
と気が重くなってしまうことばかりのアデノウイルス感染症。
さらに高熱が何日も続いたりすると、不安にもなるし、
看病するあなたも疲れきってしまいますよね。
私も子供がかかった時、
この熱はいつまで続くんだろうと不安になりました。
5日が目安と言われています。
どうか、病気を乗り越えるたびに、体力も抵抗力もついていくんだ!
と信じて、がんばって看病してあげてくださいね。