食事は、子供の成長にとっても大切!
「心身ともに健康に成長してほしい!」と願いをこめて、
あなたも毎日、キッチンで料理をしていると思います。
それなのに、現実は、
「今日も朝ごはんのサラダを残してる…」
「ほうれん草のおひたしには手もつけなかった…」
などなど、野菜嫌いな子供が多いです。
せっかく、バランスの良い食事を意識して作っても、
野菜を食べてくれないと台無し(´Д`;)
そして、
「野菜を食べられないと、背が伸びないのではないかしら?」
「脳の発達に悪いのではないかしら?」
など、悩みはつきません…。
しかし、この悩みは、あなただけではなく、
実に多くのお母さんが抱えているもの。
そこで今回は、なぜ子供は野菜が嫌いなのか、原因と理由をご紹介します!
理由がわかれば、対処方法も見えてきますよ~♪
野菜嫌いの理由は本能?
野菜には、もともと独特の苦みや渋みがあります。
実は、この独特の苦味や酸味が野菜嫌いの原因!
口に入れて、苦いものや渋いものは、毒を含んでいたり、未成熟な可能性があり、
食べるとお腹をこわすなど、体に変調をきたす危険性が・・・。
すっぱいものも同じで、食べ物が腐ると、すっぱい味がしますね。
腐ったものを食べてしまうと、嘔吐や下痢の原因に!
子供は本能的に、苦味や渋みや酸味がある野菜から体を守る為に、
食べても大丈夫のものと、いけないものに分けているのです。
大人に比べて、野菜の味に慣れていない子供は、
独特の苦みや渋みを美味しく感じることができずに、
食べてはいけないもの=嫌いになっています。
これを踏まえた上で、次に具体的に何がダメなのかを見てみましょう。
その野菜のどこが嫌いなの?
それでは、子供が嫌いな野菜をいくつかあげてみましょう!
- ピーマン
- ほうれん草、小松菜、水菜
- トマト
- しいたけ
- なす
このあたりが代表的な嫌われ野菜たちですね(笑)
ピーマンとほうれん草等の葉物類は、
まさに、野菜独特の苦みや渋みがあるものですね。
トマトも、子供が本能的に避ける酸味ががありますし、
中のドロっとした種の感触がダメな子供もいます。
しいたけやナスは、黒い見た目や、歯触りが苦手で、
特に、しいたけの傘のひだがダメなようです(^_^;)
ちなみに、しいたけなどキノコ類のなかには、毒を持つものがたくさんあるので、
命を守る為に、本能的に避けているのかもしれませんね。
と、ここまで野菜嫌いの理由や原因を探ってきましたが、
できればバランス良く野菜も食べて欲しいと思うのが親心(*´▽`*)
次に、克服方法を見てみましょう!
子供の野菜嫌いを克服したい!
野菜嫌いの理由は見えてきましたが、
本能ならば仕方がないと諦めるわけにはいきません!
なんと言っても、野菜には体に不可欠なビタミンやミネラルが、
多く含まれています。
一番簡単な克服法は、
「形をなくして、他の食材に混ぜ込んで食べさせる」
ですが、これでは、100%克服とは言えません。
しかし、現実的に短期間で野菜嫌いを100%克服させるのは、ほぼ不可能(´Д`;)
なので、100%を目指さずに、
「ある程度大きくなったら野菜を美味しく食べられる!」
を目標に、まずは「食べる練習」をしましょう!
子供と一緒に工夫する!
子供に「食べてみようかな?食べたい!」と思わせるのに効果的なのは、
料理および、食べるものを作ることに参加させることです。
そこで、一つ目のおすすめが、プランターで野菜を育てること!
子供は土遊びが大好きですから、種や苗を一緒に選んで育ててください。
例えば・・・
- かぶ:生育期間が短いので育てやすいです
ラディッシュ(二十日大根)はさらに短くておすすめ - にんじん:根が小さく育つ、ミニにんじんがよいです
芽が出てからの発育がゆっくりですが、気長に待ちましょう - ミニトマト:上の二つより少し手がかかりますが、
真っ赤で小さなトマトの収穫は楽しそうですね
そして、もうひとつのおすすめ!
一緒にお買い物に行き、子供に野菜を選んでもらう!
これなら、今すぐにでもできて、準備も必要ありません^^
色や形を見ながら、できればどんな風に料理して食べるのかも話しながら、
お買い物をしてみてください。
最後は、一緒にお料理を作ること!
小さな子供でも、野菜を洗ったり、お皿に盛りつけたりすることはできますね。
包丁が使える子なら、好きな形に切らせると楽しいです。
クッキー型などで型ぬきした野菜を使うと、
出来上がった料理に思ってる以上に喜びますよ(*´▽`*)
そして、ポイントは食べる時に、
「○○ちゃんが、選んで料理してくれたお野菜、すごくおいしいね!」
と、大げさに褒めてあげると、また食べたくなります!
あなたができる工夫とは?
これまでに、野菜を食べるとどんなメリットがあるかを、
子供に話すときにどんな風にしてましたか?
例えば、
「体にいいから食べなさい。」「賢くなるためには食べなさい。」
では、あまりピンとこないかもしれません。
・・・実は私がそうでした(ーー;)
こんな風に説明しても、子供は食べてくれません。
しかし、子供が好きな事・憧れている事と関連づけて、
野菜を食べたらどんな効果があるかを、少し大げさに話と激変しましたヽ(*´∀`)ノ
例えば、サッカーが大好きな男の子には、
「緑色のお野菜を食べると、足が速くなってかっこよくゴールも決められるよ。」
おしゃれに興味が出てきた女の子には、
「きのこやワカメは、髪をサラサラにしてくれてキレイになるよ!」
などなど、野菜を食べたらなりたい自分に近づくことを、
イメージできるように説明してあげてください。
私の子供は効果てきめんでした^^
すぐに克服できなくても大丈夫!
いろいろ試してみたけど、全く食べてくれない・・・
という子供もいると思いますが、落ち込ん焦る必要はありませんよ。
長い目で見てあげて、例えば、嫌いな野菜を料理にひとつだけ入れてみる、
または、一口分だけ小鉢に入れてあげると、いつか食べれるようになります。
そして、少しでも食べられたら、
大げさに褒めて、自信をつけてあげてください!
今だけを考えて無理やり食べさせると、
大人になっても本当に野菜嫌いのまま・・・
大きくなるにつれ、「あれ?この野菜は嫌いだったのに、おいしいかも!」
と思えるものが、ひとつずつ増えるように、工夫や声かけをしましょう!