現在妊娠7ヶ月になる会社の後輩女子。

だいぶ目立つようになったお腹を抱えながら仕事に来ていましたが、
里帰り出産することもあり、月末で退職。


そんな彼女が先日、

「旦那さんの扶養に入ると、いいことってあるんですか?」

と聞いてきました。

聞けば、自分としては扶養に入った方が楽だと思うけれど、
旦那さんがメリットをよくわかっておらず、手続きが面倒だと渋っている様子・・・

意外に多いんですよね、こういう旦那さん^^

ならば、ということで、今回はそんな「奥さんを扶養に入れるかどうか?」で、
悩んでいるあなたに知ってほしい扶養のメリットをご紹介します!


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健康保険は扶養になるのが一番お得!

家族の扶養に入ることで一番変わるのが、健康保険つまり保険証についてです!

通常、男性でも女性でも、仕事を辞めた後の保険証は、

1、国保(国民健康保険)に切り替える
2、社会保険の任意継続をする

このどちらかの選択になります。


しかし今回の彼女のように、出産退職される方の場合はもう一つ

3、旦那さんの扶養に入る

という選択肢が増えます!


この3つの違いは、保険料の支払い方です!

①と②の場合、保険料は自分自身(奥さん)が払うことになります。

しかし、③は旦那さんの給与から天引きとなるだけなので、
彼女からすれば実質保険料0円ということになるんです(;゚Д゚)!


ちなみに、扶養が増えたからと言って、
給与から引かれる保険料の金額は増額されません

なぜなら、健康保険料の計算はあくまで、
月額の給与総支給額(保険料などが引かれる前の額面の部分)を基に、
計算されているからです。


出産退職の扶養


国保や任意継続の場合、年金保険料も国民年金に切り替えなくてはなりませんが、
旦那さんの扶養に入ってしまえば、年金も厚生年金のままでいられます。

この場合でも、給与から差し引かれる厚生年金保険料の考え方は、
健康保険料と同じで、支払額に変化はありません!


金銭的な負担を比べただけでも、
出産退職の奥さんを扶養に入れる方がいいですね(*゚▽゚*)

それでなくても出産やこれからの育児にはお金がかかってきます・・・
出費は出来るだけ抑えておきたいですよね?

そこで、もう一つお伝えしたいことがありますが、
詳しくは次の項でお話しします^^


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奥さんが扶養なら出産一時金が貰える!

扶養に入っている奥さんが、出産する場合は、
「家族出産育児一時金」というものが健康保険組合から支給されます!

現行の制度では、一児あたり42万円です。
※2015年5月現在


病院にかかっているとはいえ、妊娠・出産は病気でないので、
基本的には健康保険は使えませんΣ(゚д゚lll)

分娩費用もおなじですので、実際に分娩にかかる費用は平均40万円!

かなりの高額ですが、この一部を補助するという意味合いで、
家族出産育児一時金が支払われます。


この金額は正直ありがたいですねヽ(*´∀`)ノ

ちなみに、もし分娩費用が42万円より少なかったら・・・?

大丈夫です。差額はちゃんともらえますので、気になる場合は、
事前に健康保険組合や医療機関に確認しておきましょう!


悩む男性

自分の扶養に入れる手続きはお早めに!

ここまでの話で「よし、奥さんを扶養に入れなくちゃ」と思ったあなた!
もしかしたら、急がないといけないかもヽ(´Д`;)ノ


現在、奥さんが使っている奥さんの保険証は、退職する日までしか使えません

あなたの扶養に入れるのは、その翌日からとなります。

つまり、奥さん退職の翌日に旦那の会社側で扶養に入る手続きを取っていれば、
仮に奥さんが保険証を持っていなくても病院の窓口で「扶養の手続きの最中です」
と言えば済みます。

しかし手続きが遅れてしまうと、窓口で医療費全額を請求されたり、
国保や国民年金からも「切り替えて下さい、支払って下さい」
という催促が来てしまうことも・・・

健康保険の扶養者を変更する手続きは、人事担当課で行っているのがほとんど。

奥さんの退職日が決まったら、
早めに「この日から扶養が一人増える」と伝えておきましょう!


「奥さんの年金手帳だけあれば手続きしますよ」という会社もありますが、
会社に手続きをしてもらうには、いつまでに何を準備すればいいのかを確認しましょう。

奥さんの退職後すぐに旦那さんの会社で扶養に入れる手続きをしておけば、
2~3週間くらいで奥さんの名前が入った保険証が届きます。


出産退職の奥さんを旦那さんの扶養に入れることは、
思ったほど手続きは面倒ではないし、尚且つお金の負担もほとんどなく
むしろお得になることの方が多いんですね!

ぜひ手続きを渋らず、奥さんを扶養に入れて、
出産に集中させてあげてくださいね!


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