「家に帰ったら、手洗い、うがいをしなさい!!」

と子供の頃から、外から帰ると母親に良く言われていましたが、
冷静に考えると、本当に効果はあるのでしょうか?


と、今回はすこしひねくれた視点から、
病気の予防に効果があると言われる「手洗い・うがい」について、
実際の効果はどうなの?と、徹底的に調べてみました^^



おかげで、今まで信じていた事と違う事実も分かりましたよ^^

それでは、まずは、手洗いについてみてみましょう!


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手洗いは病気の予防に効果があるの?

まずは、手洗いですが、実際にはどんな効果があるのでしょうか?


普段、当たり前のようにしている、
トイレの後や食事前に、水や石鹸で軽く洗った場合。

病気の予防としてではなく、汚れを落とすと言った目的で、
習慣的に、手を洗う行為ですが、意外と、この程度の手洗いでも、
通過菌の一部を落とせる効果はあります!


と、あまり馴染みがない言葉が出てきましたね。

実は、私達の手には、「常在菌」「通過菌」という
2種類の微生物がいます。


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常在菌とは、皮膚の深いところに常在していて、
石鹸や消毒薬でも落とせません(;´д`)

「えっ?消毒液でも落とせない恐ろしい菌なの・・・」

と、思うかもしれませんが、実は、常在菌には害はなく
むしろ肌を守ってくれている良い菌なのです!

表皮ブドウ球菌などが有名ですね。


そして、問題なのが「通過菌」

通過菌とは、皮膚の表面や爪などに付着した菌のことを言います。

大腸菌や黄色ブドウ球菌などが有名で、怖そうな菌というイメージがありますが、
じつは、なんと普通の石鹸と水で、そのほとんどが洗い流せるのです!


風邪やノロウィルス、インフルエンザなどの感染症の多くは、
私達の手から体内に入ってきます(;´д`)

例えば、不特定多数の人が触るドアやドアノブ、つり革などに菌が付いていて、
それを触った手で自分の目や口を触ることで、簡単に菌が体内に・・・。

触ると感染するからと言って、何も触れずに過ごすのは不可能

しかし、まめに手を洗うことで、意外と簡単に菌を落とせますね^^


ただし、やはり予防を意識するなら、バシャバシャ手洗いより、
しっかりと石鹸で洗った時とで、効果が高いのは明らか!

歌で分かりやすく、正しい手洗い方法ができる動画を見つけたので、
あなたも是非、お子さんと覚えてくださいね^^



また、抗菌作用のある薬用せっけんを選ぶことで、
更なる効果が期待できます!

と、手洗いに関しては、かなりの好感触でしたが、
うがいの効果は、一体どれくらいあるのでしょうか?


手洗いとうがい

うがいは病気の予防に効果はあるの?

私の世代では、「手洗い、うがいの励行」が当たり前で、
小さい頃から育てられています。

親や先生にも言われ続けていたので、
当然、科学的にその効果が立証されていると思ってました。

しかし、調べて分かったのですが、うがいによる風邪の予防効果が研究されて、
論文として発表されたのは、最近の事。

具体的には、2005年、京都大学の川村教授によるもので、
それまでは、おばあちゃんの知恵袋的な予防法だったんですね(^_^;)

では、どんな研究だったのかを、大まかにご紹介しますね。

  • 期間:2002年~2003年の冬季
  • 対象:北海道から九州までの18地域 ボランティア387名
  • 方法:くじを引いて「水うがい」「ヨード液うがい(うがい薬)」「うがいなし」のグループに分け、風邪を引いたかどうかの追跡調査
  • 結果:「うがいなし」のグループと比較して、「水うがい」のグループは、風邪の発症率が40%も低下していた

    そして、「ヨード液うがい」のグループの発症率は、12%の低下にしかならず、あまり効果はなかった

意外だったのは、風邪の予防に「水うがい」は効果があるけれど、
「ヨードうがい」はあまり効果がない!ということです。

効果のありそうな「ヨードうがい」の結果がよくなかったのは、
ヨード液が、のどの常在細菌や正常な細胞を壊してしまい、
逆に、風邪のウイルスの侵入を許してしまうからだと言われています。


風邪のウイルス


ヨード液うがいは、病気の予防に使うよりは、
抜歯した後などに炎症を抑えたり、殺菌をする為に向いていて、
定期的に使うには、効果が強すぎるようですね!


そして、ここでもう一つの説があります。

風邪の予防には効果が見られたうがいですが、
インフルエンザに対する効果はあまりないのでは?
という見方が強まっていますヽ(´Д`;)ノ

これも、意外ですよね・・・

実は、なんと東京大学医科学研究所の教授や、首相官邸HPPでも
「インフルエンザの予防にうがいは意味がない、科学的に立証されていない」
とする意見が載っています。


理由を調べてみると、インフルエンザのウイルスは気道の粘膜に取り付いて、
約20分後には、細胞の中に取り込まれてしまいます。

普通に生活をして、20分ごとに、うがいをする事はできません!

という事から、インフルエンザにはうがいが有効でないと言われています。


まとめ

やはり手洗い、うがいには効果があることがわかりましたね!

病気の予防はもちろん、気分的にリフレッシュできるという意味でも、
これからも続けていく価値は多いにあると思います。

家に帰ったら、まずは手洗いうがいをしましょう!


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