昔から「寝る子は育つ」とよく言いますね。
寝ているあいだに成長ホルモンが活動するので、
確かに、寝る子は育ちます!
特に小さな子供は、昼食後と夜と、
眠くなる時間帯が2つあって、この時に睡眠をとることで、
生活リズムが整えられると言われています。
実際、保育園では、必ず昼寝の時間がありますね。
しかし中には、昼寝をしない、
夜だけしか寝ないという子供もいます。
果たして、子供の昼寝は、絶対に必要なのでしょうか?
それとも夜長く寝て、合計が同じくらいならいいのでしょうか?
そして、いつまで続けると良いのでしょうか?
一緒に、見ていきましょう!
子供の昼寝の効能とは?
最近、子どもの睡眠時間が減少していると
問題になっています。
小学生はもちろん、2~3歳の幼児でも、
「朝なかなか起きられない」
「夜の10時や11時を過ぎても起きている」
など、早寝早起きの生活リズムが、
なかなか身につかないのだそうです(;´д`)
これは現代の子供が、夜型の生活になっていたり、
夜でも明るくて「寝る時間」を認識できないことが原因です!
子供にとって睡眠は、
脳の発達に、大きな意味があります。
もちろん、大人になっても、十分な睡眠は大事ですが、
大人の脳は、もう完成してしまっています。
まだ、脳が成長途中の子供にとって、
規則正しく良質な眠りは、大人よりずっと大切になります。
「夜長く寝れば問題ないのでは?」
と思うかもしれませんが、
子供に昼寝をすすめるのには、きちんと効能があるからです^^
先述のとおり、子供は夜だけでなくお昼前後にも、眠気を感じます。
この時間帯に、昼寝をすると、
夜に、深くて良質の睡眠がとれるようになるのです。
お昼ごはんを食べて、お腹いっぱいになると、
心が落ち着いて眠気を誘う「セロトニン」という物質が生まれます。
これは大人も同じで、昼食後の午後1~2時頃になると、
脳は自然と働きが鈍くなるのです。
仕事中の大人は、寝ていられないかもしれませんが、
小さな子供は我慢ができません。
ですから昼寝をして、脳を休ませるのは、
とても理に適っています!
ちょっと昼寝をするだけで、脳が休まり、
起きたらスッキリして、午後からもたっぷり遊べます( ´▽`)
たっぷり遊べばお腹もすいて、
おやつも夕ごはんもしっかり食べますし、
その結果、夜もぐっすり寝てくれるというわけです。
昼と夜に分かれている眠気を、夜にまとめて寝かせようとすると、
夜泣きをするなど、逆に寝つきが悪くなることが多いそうです。
お昼寝のポイントとは?
お昼寝が重要なのはわかったけれど、
うちの子は、なかなか昼寝してくれない・・・。
そんなふうに、あなたも悩んでいませんか?
子供にもよりますが、
たいていの子供は、自然とは昼寝しませんΣ(|||▽||| )
赤ちゃんの頃は、昼も夜も関係なく寝ていたと思いますが、
1歳以上の子には、昼寝をさせるのにも、ポイントがあります!
昼寝をさせるポイント!
幼児なら、おなかがいっぱいの時に、
昼寝をさせるのがいいでしょう!
午前10時(おやつ)の頃、
午後1時(昼食の後)頃などが、ねらい目です。
逆に同じおやつの時間でも、3時以降の昼寝はかえって、
夜眠る妨げになるので、気をつけましょう。
また、眠る時間は1~2時間くらいが適当です。
ロングスリーパーの子だと、3時間寝ても平気のようですが、
これには個人差があるので、夜寝ないなら短く切り上げるなど、
自分の子供に合った時間を、考えていってください!
次に、寝かしつけのポイントで、
眠る環境を整えること!
陽のあたるところに寝かせても、
まぶしいし暑いしで、当然眠れません。
部屋の温度に気をつけて、
少し暗くして、静かな場所で寝かせましょう。
また、午前中たっぷり遊ばせれば、
疲れて、寝つきもよくなります。
できれば戸外で、元気に遊ばせましょう。
ただし寝る直前は、賑やかなテレビやDVDを見せないように。
脳やココロを興奮させてはいけません。
ちなみに、私の長女の場合は、
赤ちゃんの頃からあまり昼寝しない子でした。
しかし、満3歳で保育園に入ったら、
毎日確実に、1時間~1時間半昼寝するようになりました。
(最初は2時間~2時間半ほど寝ていましたが、
夜眠れなくなるからと、先生にお願いして早く起こしてもらっています。)
保育園では友達とたっぷり遊んで、子供なりに気も使うからこそ、
定時に、昼寝をしたくなるのだと思っています。
これも個人差がありますが、
長女の場合、身体的な疲労だけでなく、
精神的な疲労もなければ眠くならないタイプなのでしょう^^
また「みんなが寝るから私も一緒に」というのも
ポイントになっていると思います。
(布団を敷くと自分からゴロンするといった光景は、
家では見たことがありませんから・・・)
きちんとお昼寝をするには、
やはり環境が大事だというのが結論です。
生活リズムをととのえることが重要
昼寝のメリットも、昼寝のポイントもわかったけれど、
やっぱり、うちの子は寝てくれない・・・。
だからといって、思いつめなくても大丈夫ですよ^^
パパやママの悩みは、
子供にも、ストレスやプレッシャーになりかねません。
私も、私のママ友も、同じようなことで悩んでいましたから
どうぞ気楽に構えてください。
一番重要なことは、
その子に合った眠りのスタイルを見極めることです!
幼児の場合、必要な睡眠時間は、
一日トータル10時間が平均とされています。
しかし、子供の体力や個性も考えると、
昼寝の必要性もよりけりになってきます。
例えば午後にしっかりお昼寝しても、
夜にきちんと眠ってくれるような子なら、
お昼寝は必要と言えるでしょう。
全然昼寝をしないけれども、
夜は決まった時間にきちんと寝て、
朝も早く起きられるというような子なら、
お昼寝は逆に不要とも言えます。
問題は、昼寝しないでいると、
夕方に眠くて機嫌が悪くなったり、
早く寝すぎてしまって、夜中に起きてしまったりする子供です。
そういった子供は、まだ体力が追いついていないので、
昼寝を30分~1時間程度で切り上げたり、
朝早く起こしたりするなど、それなりに対応が必要になります。
いずれにせよ、小学校に入るようになったら、
午後の授業があるので、昼寝していられません。
遅くとも5~6歳には、昼寝は卒業しなければならないのです。
小さい頃から、規則正しい生活をして、
子供が元気に過ごせるようにしましょう。
そうすれば昼寝の卒業後も、後々の調整が楽になると思いますよ!
まとめ
いかがでしたか?
昼寝に関して、悩んでいたあなたの参考になれば幸いです。
昼寝をする、しないで「うちの子は困った」と焦ることなく、
ご家庭にあった生活リズムを見つけて、
家族で楽しい毎日を過ごしてくださいね。