子供が突然の発熱!病院で受診するとインフルエンザとの診断…
普通の風邪とは違い、急激に高熱がでるインフルエンザだと慌てますね(;´Д`)
病院からは、タミフルやリレンザなどの治療薬と、
たいていの場合は、解熱剤が処方されます。
ただ、この解熱剤の使用には、効果的な使い方と注意すべき点があるのですが、
お医者さんや薬剤師さんの説明だけでは、少し分かりにくところも…
そこで今回は、インフルエンザの解熱剤の役割と使い方を、
分かりやすくご紹介します!
解熱剤の役割はなに?
解熱剤の役割を見ていく前に、まずは発熱について説明しますね。
体内に細菌やウイルスが入った場合、人間の体は体温を上げて増殖を抑えようとします。
また、体温を上げることで免疫力も活性化して、病原菌に対して効果を高めます。
つまり、発熱することは、細菌やウイルスと体が闘っている証拠なんです。
ということは、発熱自体は非常に大切な症状。
では、その発熱を抑える解熱剤の役割ってなに?ってなりますね。
実は、解熱剤には、ウイルスを退治したり病気を治療する力はありません。
解熱剤の役割は、一時的に熱を下げて熱で疲れた体を休めてあげる!
また、解熱剤は、1日3回までとか、最低5時間あけるなど、使い方が決まっています。
機嫌は悪くないのに、熱が高いので、とりあえず使ってしまうと、
熱の影響で寝れない時に使えないということになりますので、
使うタイミングには注意が必要です。
では、次にどのタイミングで使うと良いのかを見てみましょう!
どのタイミングでどうのように使うのが良いの?
インフルエンザの解熱剤を、病院や薬局で処方されるときには、
「だいたい38度~38,5度以上を目安に使用してください。」
と、説明されます。
しかし、それを基準にしてしまうと、とりあえずの使い方をしてしまい、
本当に使いたい時に使えないことも((((;゚Д゚))))
そこで、大切なのが、子供をしっかりと観察すること!
熱はあるけど、とりあえず眠っている。
または、落ち着いていて食欲もあり水分も摂れる!
という状態の時は、そのまま様子をみましょう。
解熱剤を使い、体を休めてあげる必要があるのは、以下のような状態のときです!
- 苦しそうな様子で、ぐずったり、自分で体のつらさを訴えてくる
- 食欲はありそうなのに、苦しくて食べ物が喉を通らない
- 寝つけないとき、または夜中に目が覚めてしまい眠れない
①の場合は、数時間熱を下げることで、体を休めてあげましょう。
熱で不安な気持ちも、これで楽になります^^
②の場合も同じです。解熱剤の使用から30分ほどたつと、薬が効いてくるはずなので、
その間に消化の良いもの、好きなものを食べさせてあげましょう。
ただし、胃や内臓などの消化器も、疲れて弱っているので、食べる量には注意!
好きなだけ食べさせると、後で気分が悪くなることも(;´Д`)
③のように、ゆっくり眠れないのは、苦しいですね。
そんなときは、迷わず解熱剤を使用して、眠れるようにしてあげましょう。
もちろん、使っていい回数や、間隔は守ってくださいね!
解熱剤の使い方で注意すべきこととは?
病院でお医者さんからインフルエンザとの診断を受けて、解熱剤を処方された場合は、
処方されたときに説明された用法を守れば問題はありません!
注意しなければいけないのは、市販の解熱剤を使用するとき。
通常、大人の鎮痛解熱剤として使われるアスピリン系の解熱剤は、
子供に使用すると、インフルエンザ脳症を引き起こす可能性が高いと言われています。
飲み薬だけではなく、座薬でも同じです。
一方、子供の解熱剤に使用されるのは、アセトアミノフェン製剤と呼ばれるものです。
これら以外のアスピリン系のものは、子供に使用するのは控えた方が良いですね。
そして、市販薬の使用だけでなく、
以前に何かの病気で処方された解熱剤の使用も止めましょう。
市販薬を使用する場合、少しでも不安がある時は、
薬局に問い合わせる、相談ダイヤルを利用するなどして、
十分に確認にしてから使うようにしてください。
解熱剤に限らず、大切な子供を守るために、日頃から薬の投与には、
大人へのものより、配慮が必要です。
市販薬購入の際には、「○○用の薬」、「○○に効く」など
パッケージの言葉だけで判断するのではなく、
裏面の成分表や、薬剤師さんの話を聞いて、判断しましょう。
まとめ
最後に、病気で体の調子が悪く、気持ちまで不安になっている子供へ、
もうひとつ効果的な薬があります。
その薬とは、「少しずつよくなっているよ。」などのあなたの言葉です。
声をかけながら、背中をなでてあげるあなたの手が何よりの薬になります^^
早く治ると良いですね、お大事にしてください。