秋から冬にかけて流行するマイコプラズマ肺炎!
4年に1度のオリンピックイヤーに大流行していたことから、
「オリンピック病」とも言われていました。
最近では、簡単に略して「マイコ」って呼ばれてますよね^^
マイコなんて聞くと、カワイイ感じがしますが、
カワイイなんてとんでもない、実はかなり面倒くさい病気(;´Д`)
今回は、そんな面倒くさい病気であるマイコプラズマ肺炎の症状を中心に、
特徴や気を付けたいことについて、ご紹介します!
マイコプラズマ肺炎の症状とは?
まず、マイコプラズマ肺炎にかかったら、
どんな症状が出るのか見て行きましょう!
- 発熱:37度の微熱から高熱まで!上がったり下がったりを繰り返す
- 乾いた感じの咳:咳が1日中続く。子供は夜中から早朝にひどくなる
- のどの痛み
- 鼻水・鼻づまり
- 頭痛
などなどが、代表的な症状になります!
ちなみに、秋から冬にかけて、これらの症状が出たら、
まず疑うのは、風邪かインフルエンザ。
実際にマイコプラズマ肺炎が流行するのも、まさに同じ時期!
呼吸器官系の疾患の症状は、だいたい似ているので、
病院を受診しても、真っ先にマイコプラズマ肺炎を疑うことは少ないです…
それが、原因で適切な治療をすることが遅れて、
症状が長引いたり、悪化したりします(((;゚Д゚)))
そして、マイコプラズマ肺炎が他の病気と違って、
ちょっと変わった特徴を持っていることも関係してます!
次の章で、マイコの特徴を見てみましょう。
マイコプラズマ肺炎の他の病気と違う特徴とは?
一体、マイコプラズマ肺炎って、どんな病気なのでしょうか?
マイコプラズマ肺炎とは…
Mycoplasma Pneumoniaeという名前の微生物が、
気管や喉などの気道に感染することで発症します!
ここでまず驚くのが、ウイルスでも細菌でもなく、
微生物が原因だってことです。
微生物は、細菌より小さくウィルスよりは大きい、
さらにこの微生物には、細菌やウイルスが持つ細胞壁がありません。
細胞壁がないことで、私達に何か影響があるの?
って思いますが、実は、あるんです!
風邪やインフルエンザなどの治療に使われるペニシリン系やセフェム系の抗生物質は、
細胞壁を壊してウィルスや細菌に働きかけるのですが、
細胞壁をもたない微生物には、一切効きませんΣ(゚д゚lll)ガーン
と言うことは、風邪やインフルエンザの症状と一緒だけど、
それらの治療薬では効果がないということ…
これが先ほどの章でお話した「適切な治療が受けれなくて悪化する」
ということの本当の原因です。
つまり、マイコプラズマ肺炎かどうかをはっきりさせなくては、
有効な治療は受けられません!
- しつこい咳が続く
- 発熱が続く
- 周囲にマイコプラズマ肺炎にかかった人がいる
この3つに当てはまるようなら、ぜひ受診してください。
特に③は、医師に必ず伝えるようにしましょう!
そうすれば、マイコプラズマ肺炎の検査をしてもらえると思います。
とは言っても、感染症が流行している時期は、
ただの風邪かもしれないから、わざわざうつされに行かなくても…
と病院での受診をしぶりたくなるのが親心(-_-;)
私の経験では、それでも病院に行って
「やっぱり行ってよかった!」って思うことの方が圧倒的に多いです!
まず、病名がわかることで精神的にとても楽になるんですよね。
原因がわからないまま、苦しそうに咳をしたり、
熱を出したりしている我が子を見ている時ほど、つらいことはありません。゚(゚´Д`゚)゚。
ましてや、その状態がいつまで続くかわからないなんて…。
それよりは、早く病気の原因を知り、
効果的な治療を始めた方がいいですよね!
最後に、マイコプラズマ肺炎と診断された場合に、
知っておきたいその他の特徴について見ていきましょう!
マイコプラズマ肺炎のその他の特徴!
マイコプラズマ肺炎と診断されると、
ジスロマックに代表されるマクロライド系の抗生剤が処方されます。
ただし、マクロライドに耐性を持つものもあり、
飲んでも長期戦となってしまう場合も(;´Д`)
また、喘息などの持病があると、重症化しやすくなっていて、
重症化させない為にも、早期の受診が必要です!
重症化すると、咳がひどくなり食事や水分が摂れなくなり、
最悪の場合には、入院をして点滴治療などになることも(゚д゚)!
と、恐ろしいことを書きましたが、必要以上に恐れる事はないです。
マイコプラズマには1歳までに40%、5歳までに65%、
なんと、成人では97%もの人がかかっているというデータがあります!
「えっ、私、かかったことないけど…」
と思ったのはあなただけではないですよ!
実は私もそうです(*^。^*)
マイコプラズマは通常では、症状が軽すぎて風邪だと思っているうちに、
数日で自然に治ってしまったり、症状が出ないで終わることもあります。
なので、重症化する方が稀なので、必要以上に心配はいりません。
また、多少の免疫はつきますが、
長くは続かない為に何度もかかるというのも特徴です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
重症化を防ぐには、マイコプラズマ肺炎なのかを、
いち早く見極めることがポイント!
しかし、お医者さんでも判断が難しいとされて、
なかなか原因に辿り着けないのが現状です(;´Д`)
その場合に大事になってくるのが、ママであるあなたの気づき!
この記事を読んでいて、うちの子に当てはまるかも!と思ったら、
一度受診をしていても、再度受診をしてみてくださいね。
そして、気づいたことはしっかりと医師に伝えましょう。
出来るだけ早く楽にしてあげたいですものね^^