2月の行事と言えば、
バレンタインデーと並んで忘れてはいけないのが「節分」ですよね^^
「鬼は~外!福は~内!」
と言いながら、お父さん扮する鬼に豆を投げる、日本の昔ながらの行事です。
しかし、そんな節分の意味や由来について、
きちんと知っている人は少ないのでは?
3歩歩けば「なんで?」と言う、
その名も「なぜなぜ期」まっただ中の子供をお持ちのあなた!
・・・節分の意味や由来を聞かれたとき、
かっこよく答えて株を上げたいと思いませんか・・・?
そうと決まれば早速勉強!
子供向けに分かりやすく解説できるよう、節分の意味や由来についてまとめました。
それでは、一緒に見ていきましょう^^
節分って何??
まずは「せつぶん」という言葉の意味について。
そもそも「節分」は、2月だけではなく、
1年で4回訪れる「季節の節目」を言います。
1年を24等分する暦「二十四節気」の中に、
「立春」「立夏」「立秋」「立冬」と呼ばれる日がありますが、
「節分」は、↑これら4つの日の「前日」を指します。
つまり、「2月」「5月」「8月」「11月」に訪れます!
・・・とここで疑問が?
なぜ「豆まきをする節分」は2月だけなんでしょうか?
それは、
昔、2月の「立春」が1年の始まりとされていたため。
立春が今でいう「元旦」なら、節分は「大みそか」といったところ。
翌日から訪れる新たな1年が、福に満ちた1年になるよう願いを込めて、
2月の節分にだけ、鬼に豆を投げる「豆まき」をするのが習わしとなったのです。
さて、サラリと通過しかけましたが、
何故、「福に満ちた1年を願う」→「鬼に豆を投げる」となるのでしょうか?
まずは、節分にやってくるあの「鬼」が一体何者なのかを、
解き明かしていきましょう!
どうして節分に「鬼」がやってくるの?
昔から、悪いことをすると「鬼が来るよ!」などと
親に脅されたものですが、よく考えてみれば、
「鬼」って何なのでしょう?
動物?お化け??
そもそも、「おに」という言葉の由来には2つの説があり、
- 目には見えない良くないことや、
悪い運気という意味の「陰(おん)」が変化した - 隠れていて目に見えないおそろしいことや、
こわいものという意味の「隠人(おんにん)」が変化した
と言われています。
どちらにも共通する「目に見えない」「悪いこと」が、具現化した姿が、
あの、角を生やして金棒を持った「鬼」の姿、ということですね。
また、「鬼」に代表される魔物は、季節や年の変わり目に現れる!
と考えられていたため、新たな1年を迎える節目だった「節分」は、
やってきた鬼を追い払う絶好の機会だったというわけです。
もし子供に、「鬼ってなに?」と聞かれたら、
「人間が嫌がることを引き起こす魔物だよ」
と答えると分かりやすいかもしれませんね!
では、最後に残った疑問・・・
どうして鬼に豆を投げると、逃げていくのでしょうか?
なぜ、「豆」・・・・・・?(当たっても痛くなさそうなのに・・・)
その疑問を最後の章で解決していきます^^
なんで鬼に「豆」をまくの?
地方によっては、大豆ではなく、落花生をまくところもありますが、
いずれにしても投げるのは「豆」。
なぜ豆だったのでしょうか??
鬼退治に豆が使われるのには、2つの説があります。
- 豆をはじめとした穀物には、
古くから魔よけの力があると信じられていた - 「豆」を、「魔目(まめ)」(魔物の目)に投げて、
「魔(ま)を、滅(め)しよう!」という語呂合わせ
なるほど、穀物は古来から日本人の主食でしたから、
豆 → 生命力や英気を養う食べ物 → 悪いことを退ける
と考えられていたとしても、不思議はないですね^^
ちなみに、鬼退治をした後に豆を食べるのも、
豆が持つ「福を呼び込む力」にあやかるため。
そのまま食べるも良し、
塩昆布や梅干しと合わせて、お湯をかけ「福茶」として飲むのも、
ご利益があるそうですよ!
もしも子供に「なんで豆?」と聞かれたら、
「豆には聖なるパワーが宿ってるのよ!ありがたや~」
と答えましょう!
※お子さんのレベルに合わせて調節してください(笑)
まとめ
いかがでしたか?
子供向けに解説できるよう、まずは大人がちゃんと理解しよう!
ということで、節分の由来や意味についてご紹介しました。
クリスマス、ハロウィン、バレンタインデーと、
海外から入ってきた行事でごった返している私たちの日常ですが、
昔からある日本らしい行事も忘れずにいたいものですね^^
お役にたてれば幸いです♪