子供を持つ親が一度は苦しむのが、赤ちゃんの「夜泣き」。
親なら誰しもが頭では分かっていて、
仕方ないと感じている、赤ちゃんが夜に泣くという現象です。
けれども実際に目の当たりにすると、
「本当にどうしたらいいのか!」
「誰か、何とかして~!」
と、今まさに途方に暮れているお母さんも、
多いのではないでしょうか?
今回はそんな夜泣きについて、
どうすれば赤ちゃんも親も苦しまずに済むの?そんな方法があるのか?
を、我が家の経験を交えて、ご紹介します!
それでは、どうすればいいのかの前に、
夜泣きとは何かについて、一緒に見ていきましょう!
夜泣きってなに?なんで泣いてるの?
実は、赤ちゃんの「夜泣き」について、
医学的に明確な定義はないそうですΣ(゚д゚lll)
お腹も空いていない、部屋の温度も快適、特に理由が見当たらない・・・
なのに、突然夜中に号泣する!!
それが「夜泣き」と一般に言われています。
そして、日中の栄養の摂り方など、個人差もありますが、
大体生後6か月を過ぎるころには、夜中の授乳は必要なくなってきます。
つまり、夜の授乳のペースを落としていき、
本来なら、夜の時間帯とおして寝られるような月齢に入っているはずなのに、
- 不快と思われる原因を取り除いても泣き止まない
- 一度おさまったと思っても、何度も何度も泣く
などが、ここでいう「夜泣き」ということになります。
夜泣きの原因は?どう対処するのが正しい?
我が家のお話ですが、夜中の授乳はいつも「添い乳」。
しかし6か月頃から、夜、泣き出して、あぁお腹すいたのね!と授乳しても、
・・・全然飲んでないじゃん!じゃあ泣くなよ!(←酷い)
というようなことが、多くなりました(;´д`)
「もしや、これが夜泣きってやつ!?」
と困り果てていた時に、ある雑誌で、
次のような説明を目にしました。
睡眠サイクルが確立しておらず、不安定な時期に、
寝入った時と夜中ふと目覚めた時の環境が、
まったく違うことに戸惑いを感じて泣く=「夜泣き」
実は、うちでは、
最初の寝かしつけも、夜中の授乳も、
いつも娘はおっぱいをくわえたまま、入眠していました。
で、夜中ふと目覚めた娘が、
「くわえていた、確かにくわえていたはずのに、なーーーーーーーーい!!」
と泣く。
あ~、夜泣きの原因は絶対これだ!
と私は確信できました。
同じようなケースとして、
- 抱っこで寝かしつけ
- 子供が寝入るまで添い寝
など、普通のお母さんが普通にしている習慣も、
赤ちゃんにとっては、
「寝入った時と目覚めた時の環境が違う!」という状況を作り出している可能性がある、
という事になりますね。
夜泣きは放置してもいい?自分で眠るトレーニングを!
もしも、夜泣きを放置したらどうなるのか?
「放置」というと、聞こえが悪すぎますが、
新生児でもないのに1時間に1回、ひどい時は2回、
もう、ほとんど寝ていないのでは?と心配になるほど泣き、
朝方には、涙と鼻水で顔をくしゃくしゃにし、布団がカピカピになっている・・・
そんな生活が、子供にとっても(もちろん親にとっても)いいはずがない!
そう考えて起こした行動、
それが「放置」だったのです。
まず、前章で書いた仮説を信じることにし、
「寝入るとき」と「夜中ふと目覚めてしまったとき」の環境が、
違わないようにする必要がありました。
つまり、寝かしつけマストアイテムだった「添い乳」を卒業。
じゃあどうやって寝かせるのか?
いろいろな方法がありますが、
我が家は次のようにしました!
- 寝る前に、できるだけ暗くした部屋で一緒にごろごろ
- 30分ほどごろごろしたら、「おやすみ」と声掛けし、ベビーベッドにイン!
- そして部屋を出る
・・・するとどうなるか。
めちゃめちゃ泣きます。
この世の終わりというぐらい泣きます。゚(゚´Д`゚)゚。
ここがポイント!
赤ちゃんが泣き続ける場合、まず1分後に部屋に戻って、
声をかけたり、なでたりして、あまり長く傍にいないようにして離れます。
まだ泣く場合は、↑を繰り返し、
赤ちゃんのそばに行くまでの間隔を、だんだん長くしていきます。
ここで重要なのは、
子供に、「自分の力で寝る」ことを覚えさせるということ。
夜中起きてしまったときにも、「よし、異常なし」と思って、
「自分の力で眠りに戻れる」ようにすることですね。
なので、夜中に泣き出しても、
心を鬼にして、抱き上げたい気持ちをぐっとこらえ、
ひたすらに「放置」します。
訴えたいことがあって泣いているわけではない場合、
抱き上げてあやすことで、完全に覚醒してしまい、
もう一度眠りにつくのが難しくなってしまう、
という一面もありましたよ。
人によっては、放置するなんて罪悪感・・・
放置って、簡単じゃん、手抜きでは?と思われるかもしれませんが、
声を大にして言える。
そんなことはない!!
子供の泣く声を聞いて、
それをなんとかしなくてはと思うのは、親の本能です。
それをあえて我慢するのは、並大抵のことではありません。
我が家も、私が何度も挫折しかけ、最終的には夫にも協力を仰ぎ、
私が抱き上げに行きそうになるのを、幾度となく止めてもらいました(笑)
ちなみに、この苦行がどういう結末を迎えたかと言いますと、
1週間後、泣かずに眠れるようになり、
2週間後、夜中起きずに、通して眠れるようになりました!
泣く=抱き上げてあやすもの、
という新生児のころからの常識が、
「夜泣き」に関してだけは、あてはまらない場合もある、
ということがお分かりいただけたでしょうか。
どんな方法をとるにしても、
赤ちゃんも親も、夜ちゃんと眠り、朝シャッキと起きる!
そして、日中ストレスなく親子が向かい合えるのが、
理想ですよね^^
慣れるまでは、大変ですが、
親子の幸せの為、歯を食いしばって頑張ってください!