子供のインフルエンザ・・・
毎年流行すると分かっていても、いざわが子がかかってしまうと、
親としては心配ですよね。
しかもインフルエンザの怖いところは、
普通の風邪では出ないような高熱が、あっという間に出るところ!
咳や鼻水などと違い、
「温度」という数字で一目瞭然なので、
お母さんとしては、必要以上に気を揉んでしまいます。
そこで、今お子さんがインフルエンザで苦しんでいるお母さんに読んでほしい、
子供の熱が下がらない時の心構えや対処法をまとめました!
早速見ていきましょう!^^
インフルエンザの症状 ~かかってから、治るまで~
インフルエンザによる発熱で気にかかるのが、
「いったい、この高熱が何日間続くのか?」
「何日以上続いたら、心配か?」
ということですよね。
ではまず、インフルエンザにかかってしまった時の、
症状の経過について知っておきましょう。
- 潜伏期間<1日~3日>
- 高熱・体の痛み・倦怠感などの症状<1日~3日>
- 咳・鼻水・咽頭痛などの症状<2日~7日>
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↓
2にあるように、高熱や倦怠感といった「全身症状」は、
だいたい3日程度で落ち着くのが一般的。
そして、2と3合わせた期間が、大体10日間ぐらいで、
快方に向かっていくのが、普通です。
ちなみに、お子さんは発熱してから今日で何日目ですか?
もし、丸3日以上熱が下がらない場合は、
肺炎などの合併症を起こしている可能性もありますので、
もう一度、病院で診てもらうことをおすすめします。
インフルエンザで熱が出る期間などはよく分かりましたが、
実際に上がってしまった熱に対しては、どう対処すればよいのでしょうか?
その方法を次の章からご紹介します!
【高熱の対処法 その1】解熱剤で熱を下げる!
「熱が出るのは、ウイルスをやっつけるために、体が頑張っている証拠」
なんて言いますが、いくら平熱が高い子供とはいえ、
40度もの高熱を出せば辛いもの・・・。
なんとかして、熱を下げてあげたいと思うのが親心ですよね。
そこで、救世主となるのが座薬などの解熱剤!
でもこれって、インフルエンザの時にも、使っていいのでしょうか??
答えは、「YES」!
ただし、注意しておくべき点をいくつか挙げておきます。
解熱剤の注意点
- 熱が38.5度以上あり、ぐったりして元気がない時だけ使う
- 続けて使う時は、6時間以上の間隔を空ける
- 解熱剤は体を楽にするためのもので、症状を治すものではない!
我が家の場合ですが、
熱が高くても親が見守っていられる日中は、座薬なしで過ごし、
うなされて眠れないのが可哀想なので、
寝る前に座薬を使うというのがルール化しています。
「インフルエンザの時には、解熱剤を使ってはいけない」
という噂も耳にしますが、
これは、成分の強い解熱剤の場合。
子供用に処方される「アセトアミノフェン」という解熱剤は、
効き目が緩やかで、深刻な副作用を起こしにくいということで、
小児科学会からも見解が発表されている、安心な薬だそうですよ!
インフルエンザで発熱した場合の解毒剤については、
コチラの記事で詳しくご紹介しているので、参考にしてください。
→ 子供がインフルエンザで高熱!解熱剤の安全で効果的な使い方とは?
安全とはいうものの、薬にはあまり頼りたくない!というあなたには、
次の方法をおすすめします。
【高熱の対処法 その2】水分補給で高熱が進行しないようにする!
熱が出ると、冷却シートや水枕などで、
「体を冷やす」という対処法を取りがちですが、
実は、熱を下げる効果はあまり期待できないのだとか・・・。
本人が気持ちいい程度に冷やすのであれば、問題ないのですが、
熱が上昇している最中に、体に冷たいものを当てると、
寒気がひどくなるばかり、という逆効果の側面もあります((((;゚Д゚))))
自分の症状を、うまく伝えられない子供に対しては、
「冷やす」という方法は、あまりおすすめできません。
そこで取るべき対処法は、「熱を下げる」のではなく、
高熱→発汗で失われた体内の水分を、補給してあげること!
汗は、体温を下げるためにかくものですが、
汗もかけないほどに、体内の水分が奪われてしまうと、
体温のコントロールが効かなくなり、高熱が進行、
意識も朦朧としてきて、とても危険です!
水やお茶では、体液の濃度を下げてしまったり、
利尿作用で、かえって水分が失われるおそれがあるため、
経口補水液や母乳・ミルク、水分の多い果物などを、常温で与えてあげましょう。
まとめ
高熱で苦しそうな子供を見ているのは、つらいものですが、
これも、インフルエンザにかかったからには、避けて通れない状態(;´д`)
普段の風邪では出ないような体温計の数字を見ると、
お母さんとしては、パニックになってしまいますが、
かかりつけの小児科で、
「熱の高さと重症度は比例しない」
ということを聞きました。
40度だから危険!とか、38度だから大丈夫。
ということでは、ないのだそうですよ!
ただし、
- 目線の焦点が合っていない
- 意識がはっきりしない
- 意味不明な言動
など、熱以外の症状にも気を配り、おかしい様子がひとつでもあれば、
もう一度病院で診てもらうようにしましょう!
早く良くなることをお祈りしています・・・。