「子供が風邪を引いたけど、いつもと様子が違う気が…」
肺炎とただの風邪は、症状が似ていることもあり、
見分けがつきにくいです。
しかし、熱が続いたり、咳がひどかったりする場合は、
もしかしたら、肺炎かも知れません(;´Д`)
また、ただの風邪が悪化することで、肺炎に移行することもあります。
では、子供が肺炎になると一体どんな症状が出るのでしょう?
実は肺炎には、大きく分けて3つ原因があり、それぞれ症状が違います。
そこで今回は、子供の肺炎の原因とその症状をご紹介します!
子供のその咳や熱は大丈夫ですか?一緒に確認していきましょう!
そもそも肺炎って一体なに?
肺炎は、ウィルスや細菌が、喉から器官を通って肺まで入り込み、
肺で炎症を起こした状態のことを言います。
風邪が悪化すると、肺炎になってしまうので、ただの風邪を侮ってはいけません。
ちなみに、昔は、肺炎になると死亡してしまう子どももいて、
怖い病気と恐れられていました。
しかし、現在は治療に有効な抗生物質もあり、
治る病気になったので、あまり恐れることはありません(*^。^*)
では、肺炎の種類と症状について紹介しますね。
細菌による肺炎の症状
最も症状が重いのが、細菌による肺炎です。
いきなり40度前後の高熱が出たり、激しい咳が続いたりします。
さらに、咳がひどいため、呼吸困難や食欲不振になる事もあります(;´Д`)
また、幼児期の場合は、軽い風邪症状が数日続いた後に、
突然高熱になることが多いです。
ただし、以前は、肺炎になると入院することが多かったのですが、
現在では通院治療で治ることもあります。
ウイルスによる肺炎の症状
実は、肺炎の半分以上は、ウイルス性の肺炎と言われていて、
RSウイルスが原因で、ウイルス性の肺炎になります。
他にもインフルエンザウイルス、エンテロウイルス、パラインフルエンザウイルスなど。
RSウイルスは実は身近なウイルスで、大人でもかかることがあるのですが、
大人がかかっても、軽い風邪症状で済むことがほとんど。
しかも、1度かかると免疫ができるので、軽く済むことが多いんです(*^。^*)
ただ、子供の場合は、初めてRSウィルスに感染することになり、
かなり咳がひどくなるので、注意が必要!
ちなみに、生後6ヶ月未満の乳児がかかってしまうと、ひどい咳による呼吸困難や、
重症化の可能性があり、命に関わることもあります。
生後間もない赤ちゃんは、幼稚園からお兄ちゃんお姉ちゃんがウイルスを持ち帰えり、
感染してしまうことがあるので、十分に気を付けましょう!
ただ、このウィルスによる肺炎の症状は、
細菌による肺炎よりは軽く済みます。
発熱、咳、鼻水などの症状が出ますが、
ほとんどの場合は、自然に回復し、後遺症の心配もありません。
マイコプラズマによる肺炎の症状
ウイルス性肺炎の次に多いのが、マイコプラズマによる肺炎です。
肺炎の中でも最も症状が軽く済むのが特徴!
5歳~9歳の子どもが多くかかり、発熱と咳などの症状が出ますが、
高熱になることはなく、出ても38度以下でおさまることがほとんどです。
ただ、咳だけが長引くことが多く、
特に、夜中から朝方にかけて、咳がひどくなる傾向があります。
夜中に咳き込んで目が覚めたり、咳がひどくて吐いてしまうこともあるので、
親としても心配になりますね…
そんな時はこの記事が詳しくご紹介しています。
→ 子どもが激しい咳が続く・・・原因や対処方法を知りたい!
まとめ
咳や鼻水、熱などの症状がある場合、ただの風邪かな?
と思うこともあると思いますが、咳が何日間も続く場合は、
肺炎になっている可能性もあるので、早めに診察した方がいいですよ。
熱がなく元気であっても、咳が長引くのであれば、肺炎を疑ってみるといいでしょう。
また、風邪症状が出たために、咳止めや鼻水のお薬を処方されたとして、
数日たっても、症状がよくならず、悪化するようであれば、
迷わず再受診して、診てもらってくださいね。