子供はとかく、あちこちから病気を拾ってきがち・・・。

熱が出た!鼻水が出た!湿疹が出た!吐いた!
などといろいろな症状が出て、
気が休まらないママやパパも、多いのではないでしょうか?

そんな中でも、特に多いのが、
「咳が止まらない」という症状!


子供の咳の原因は、特にたくさん症状があるので大変です。

風邪か?喘息か?それとも、その他の病気なのか?

症状によって、何科を受診すればいいのか、
正直分かりません(;´д`)

  • オールマイティーな小児科や内科
  • のどを直接治療できる耳鼻咽喉科
  • 咳についての専門である呼吸器科



『一体、どこに行けば、正解なの?』

そこで今回は、同じような悩みを抱えているあなたへ、
子供の咳が止まらない時に、症状別で、何科に行けばいいのか、
調べまくりましたので、見ていきましょう!



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普通の風邪なら何科がいいの?

周囲で流行っている、兄弟がかかっているなど、
風邪やインフルエンザなどが原因と、明確な場合は、
まず、内科か小児科に行きましょう!


しかし、素人の診断では間違っている事も多々あります。

もしも、不安がある時は、最寄りの総合病院でもいいですよ!


例えば、急性気管支炎などは、
発熱や乾いた咳が最初にあり、次第に痰の絡んだ湿った咳に変化します。

風邪と似ているので、咳止めや去痰剤等で様子をみたり、
場合によっては、細菌感染の可能性もあるので、抗菌薬も内服します。


こうなると、耳鼻咽喉科や呼吸器科、内科など、
咳に関して詳しい科があるので、総合病院が、一番確実です。


ただし、近くに総合病院がない、紹介状もないという場合は、
やはり、頼れるのは近所の内科か小児科ということになります。


咳が止まらないときは医者

赤ちゃんのうちから、
かかりつけの医師を決めておくことは重要です。

風邪やインフルエンザは感染するので、
流行っている症状と同じだとわかったら、
なるべく、早めに医療機関に行って対処しましょう。

もちろん水分を取る、部屋を加湿するなど、
環境をととのえることも、忘れずにしてくださいね。


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長引く咳ならこの科を受診!

咳は、ウイルスや細菌などを排出する、
体の防御作用の一貫です。


子供は、特にほこりなどに弱く、
体質によっては、咳が止まらなくなる場合があります。

長引く咳の場合は、アレルギーの可能性が考えられます。


代表的なものが気管支喘息や咳喘息です。

咳が出るからと医療機関に行ったら、
喘息と診断されるケースが多いですね。

実は、風邪やインフルエンザは、ウィルスによる咳ですが、
喘息は、アレルゲン(ダニやハウスダストなど)による咳です。


これらが体内に入ると、気管支が持続的に炎症を起こし、
結果として、咳が出るしくみになっています。


咳が止まらない子供


なので、風邪用の咳止めでは、喘息の咳は治りません

では、風邪と喘息はどうやって見極めるのか、
まず、咳の状態を観察してください。

 ここがポイント!


  • 喉が赤い
  • 声が枯れている
  • 乾いた咳(コンコン)
  • 痰がからんだ咳(ゴホゴホ)
  • ゼーゼー、ヒューヒューいう呼吸音

など、それぞれに特有の症状はありませんか?


ゼーゼー、ヒューヒューという特徴があれば、
喘息の可能性が高いです!

この場合は呼吸器科(なければ耳鼻咽喉科)、
あるいは喘息に詳しい小児科や内科で、
気管支拡張薬などを、処方してもらいましょう!



ちなみに、私の長女も喘息持ちです。

1歳すぎ、ちょうど季節の変わり目で、
風邪の咳かと思ったら、ゼコゼコという呼吸音だったので
「これは喘息だ」という結論になりました。


家族にも持病のない私は、正直よくわからなかったのですが、
夫は喘息持ちで、今も吸入剤をもらっているので、
すぐに、症状がわかったようです。

喘息は遺伝的要因も強いと言われていて、
近親者に喘息患者がいる場合は、まず観察してみましょう。


長女の場合は、かかりつけの小児科が
幸いにもアレルギーに関して詳しい医師だったので、
そのまま、そこで看てもらいました。

ゴホゴホいう咳も、咳喘息の可能性があります。


また、風邪やアレルギー性鼻炎・副鼻腔炎など、
喘息以外の病気が気管支を刺激して、喘息につながるケースもあります。


こうした場合は、耳鼻咽喉科なら、すぐですが、
小児科の場合は耳鼻科との連携も必要になります。

そんな時は、主治医の先生によく相談しましょう。


もちろん、風邪と同様、環境整備も重要です。

きれいに掃除して、アレルゲンを抑え、
乾燥しないように室内を加湿しましょう。

さらに水分をとったり、吸入をしたりするなど、
咳を和らげて、痰を出しやすい環境作りが必要ですね!


そのほか咳や深刻な症状の時は?

風邪や喘息などの咳は代表的ですが、
中には、深刻な病気のサインの場合もあります!

  • 急に苦しみだした
  • 眠れないほど息づかいが荒い
  • 呼吸困難
  • ぐったりしている
  • 嘔吐が止まらない
  • 大量の痰が出る
  • チアノーゼ(皮膚が青紫になる症状)がみられる



こうした異状があったら、
診療時間外でも病院に行ってください!

風邪や喘息だけでなく、それ以外の合併症が考えられます。

また、総合病院なら、必要に応じて、
呼吸器科か耳鼻咽喉科にまわしてもらえるでしょう!


咳が止まらないときは何科を受診


例えば、犬が吠えるようなケンケンという咳(犬吠様咳嗽)は、
のどの奥が炎症のために腫れて、呼吸困難になる危険な病気です。


幼児に多い症状で、ウィルス性の風邪に引き続いて起こります。

咽頭炎、喉頭炎など、
ひどくなると入院治療が必要になる場合があります。


気管支炎は先述の通りですが、
呼吸器系といえば肺炎もあなどれません。

咳のほか、発熱や多呼吸等が主な症状です。

年齢にもよりますが、
肺炎球菌や肺炎マイコプラズマ、肺炎クラミジアなどが子供に多いです。


X線をとったり、血液検査をしたりすると肺の異常がわかりますが、
肺癌や肺炎の病状が進行してしまうと、
細菌感染症の可能性も高まり、症状も重症化します。

内科や小児科では対処しきれないので、
早めに紹介状をもらう必要があります。


いずれにしても、早い段階での診断が必要ですね!


まとめ

いかがでしたか?


ただの風邪と思っていたら、
思いがけない症状だったということもあります!

気になることがあれば、
違う科に相談する、セカンドオピニオンを受けるなど、
きちんと、納得できるまで、検査したほうがいいと思います。


風邪でも喘息でも気管支炎でも、
一日中続く咳は、大人でも苦しいものです。

安心して相談できるかかりつけのお医者さんを見つけて、
咳の苦しみを、緩和させてあげてくださいね^^


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